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育児備忘録 2022年9月12日

2才1ヶ月3日(生後764日目)

先週、育休が明けてからはじめて取得したフリバカを使って、夫の実家へ帰省した。
義両親が娘に会ったのは3ヶ月の赤ちゃんの頃の一回きり。未だコロナおさまらぬ東京から地方に遠征するのには躊躇もあったが、最近は保育園の感染状況も落ち着いているし、夫もわたしも在宅勤務が続いているのでリスクは高くないかなと。
つたない言葉でどんどん会話ができるようになってくる娘に、このタイミングで会わせたく、できる限りの対策をして帰省することを決めた。

義両親との再会

帰省の1週間くらい前から、義両親の写真を見せつつ「じいじ、ばあばだよ」と教え、人見知り対策。
はじめからニコニコと写真を見る娘。もしかしたら赤ちゃんの頃抱っこしてもらったことを覚えているのかも。

当日も、到着してすぐに「じいじ!ばあば!」と、笑顔を見せた。嬉しそうな義両親と、家にいる時と変わらぬ奔放な娘の様子を見て、一安心。

2匹の犬と娘

夫の実家には2匹のモコモコのシーズー犬がいる。2匹は娘をみつけるなり、何度も飛びついて顔をペロペロ。娘が転んだらその上に乗ってまたペロペロ。モコモコにまみれる娘。
赤ちゃんの頃から動物が好きだったので、はじめは「ワンワン!」と嬉しそうにしてたものの、2匹の勢いに若干引き気味。しかし数分後には犬たちを追いかけたり抱っこしようとしたりと積極的にかまうようになり、立場逆転。犬たちの方がぐったりしてしまっていた。

みんなで犬のお散歩に行った時は、大人と一緒にリードを持ちたがったり、わたしや夫が犬たちに「おいで!」と構うと「ちがう!ちがう!」と言って邪魔しにきたり(はじめて娘が他人(犬)にヤキモチをやく現象を目にした)今まで見たことのない娘の一面を見ることができた。
最終日になると、玄関のピンポンに反応してリビングの扉に飛びつく2匹とまったく同じ行動をとり、おやつも同じものをばあばにもらって一緒に食べ、もはや3兄弟のように過ごしていた。

あっというまの時間

義両親は、娘の食事用のイス、スタイ、食器、娘が退屈しないようにと、ブロックやぬいぐるみなどのおもちゃ、お風呂には子ども用のシャンプーまで準備してくれていた。本当に楽しみにしてくれていたんだな、と、嬉しくも切ない気持ちに。

娘もすっかり2人に懐き、終始楽しそうに過ごしていたので、帰る時には泣いてしまうのでは…と心配したが、お昼寝をしないまま車に乗ったため、もう眠くて目も開かないような状態でバイバイ。車が走り出すと同時に寝てしまった。
娘が泣いたら義両親はますます寂しくなってしまっただろうから、タイミングが良かったのかなと思うなど。
東京に戻ったら、また3人の生活。それが普通だったのに、さみしく感じてしまう。

さわやかにて荒ぶる娘

帰りは疲れもあるだろうと、途中でホテルに一泊することにしていた。せっかくなら富士山が見たいねと、静岡の日本平ホテルを予約。
その前に夕飯を食べるべく、ずっと行ってみたかった人気のハンバーグレストラン「さわやか」へ。
平日の早めの時間だったので、待ち時間なく席へ案内してもらうことができた。
すぐに店員さんが子供用のイスを用意してくれたので、さっそく娘を座らせる。
その途端、目を輝かせ「ごっはん!ごっはん!ごっはん!ごっはん!ごっはん!ごっはん!」と、壊れたロボットのようにご飯コールを始める娘。(えっ)

外食は岩手のお蕎麦屋さんで一度したきりで、ほどんどはじめてなのに。
まわりの人たちがご飯を食べているのを見たからか、または食事用のイスに座らせられたからなのか、瞬時に「自分はこれからご飯を食べるのだ!」と理解したのだろう。

メニューをもらうと、さらにキラキラした目で「これ!これ!」とあれこれ指差しはしゃぐ娘。テンションが上がりすぎて顔がおかしい。
「しー!だよ!」と何度も落ち着かせつつ、お子様ハンバーグセットとコーンポタージュスープを注文。メニューを下げられると今度は泣き出した。これから実物がくるんですけどね。

運ばれてきたプレートを見て、狂喜乱舞。しかし喜んだのも束の間、プレートの下に敷かれたデザートメニュー(シャインマスカットパフェ)の載った紙を見て、今後は「ぶどう!ぶどう!」と騒ぎ始める。(アイスも食べたことないのにパフェなんて無理。)
やっと落ち着き始めたころ、運悪く近くのテーブルにシャインマスカットパフェが運ばれてくる。それを見てさらに「ぶどう!ぶどう!」と大騒ぎ。

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そして今度はご飯をおかわりしたいと、再び「ごっはん」コール。しかも、ご飯の器を右手に高くかかげてキョロキョロと店員さんを探し、やってきた店員さんにすかさず「おかわりー!」と、まさかの自分で注文。
笑いながら「ちょっと待っててねー!」と優しい店員さん。(正式には大人が注文しました)

荒ぶる娘を制御するのに必死だったため、ハンバーグの味はほとんど覚えていません。何よりも、外食のシステムを知りつくしているような彼女の振る舞いには終始翻弄されっぱなしだった。食べることに関しては赤ちゃんの頃からエリート。

大変ではあったけど、あんなにはしゃいで楽しそうな姿を見ると、また連れて行ってあげたいなと強く思うなど。

ホテルに到着

さわやかを出てホテルに到着したのは21時過ぎ。すっかり遅くなってしまった。
ロビーからはキレイな夜景が見えていた。夜が明ければ富士山が大きく見えるとのことだが、この頃から台風接近により雨が降り始める。

朝食会場にて荒ぶる娘

朝7時、朝食会場へ。
ここでも娘はご飯をおかわりし、大好きなフルーツやヨーグルトを満喫。
さらにはホテルの従業員の方々全員にニコニコと手を振り、隣に座ったおばあちゃん方にもたいそう可愛がってもらった。
娘の食事を補助しつつ、まわりの迷惑にならないようにと制御していると、自分が食べる余裕はなし。(夫はめちゃくちゃ食べてた)
やっと娘が食べ終わったので、さて自分の食べ物を選びに行くぞ!と立ち上がろうとすると「おりるー!おりるー!」(椅子から)と大暴れ。
結局わたしは食べたいお料理を存分に食べることもできず、泣く泣く荒ぶる娘を連れ部屋に戻ることに。

チェックアウト

チェックアウトの時、娘はフロントの係の方に子供用のくじを引かせてもらい、大きなお菓子のパックが当たった。これまた大はしゃぎでそれを大切に抱きかかえてホテルを後にした。
1泊の短い時間だったが、ホテルの方々には本当にお世話になった。

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そして楽しみにしていた富士山。晴れていればこの向こうに大きく見えるそうなのだが、雨でこの通り。
とても素敵なホテルだったので、次回また富士山チャレンジをしてみたいと思う。

日本平動物園

この日は「日本平動物園」を見に行こうと計画していた。
しかし雨。ホームページには「雨でも楽しめる」とあったので、とりあえず行ってみることに。

最初は小雨だったので、娘には動物のデザインのかわいい傘とポンチョを買い、ベビーカーにもレインカバーをつけ出発。平日でこのお天気だったので、貸し切りのように人は少なかった。

シロクマとアザラシがいる建物へ。

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シロクマは娘に興味があるのか、気持ちよさそうに泳ぎながら何度もガラス越しに近づいてきた。こわがる様子のない娘。

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でも何故かアザラシのことはこわがっていた。

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ライオン。のしのし歩いてガラスの一番近いところに腰を下ろしてくれた。ライオンも娘を見ている。エサだと思われているのだろうか。

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かっこいいトラも近くで見ることが出来た。

だんだんと雨が強くなったてきたため、外の動物はゆっくり見ることができなかったが、着替えをしながらも帰りの時間まで満喫。

娘が体調を崩すこともなく、大きなアクシデントもなく、無事に3泊4日の旅行が終了。
正直、大人は仕事をしている平日よりも10倍くらいは大変だったが、楽しそうにはしゃぐ娘の様子が、心をうるおした。
忘れられない思い出がたくさんできた、良い休暇であった。



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