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アンコールワットで、気分はインディージョーンズ

カンボジアのプノンペンから、シェムリアップに移動した。カンボジアに来た1番の理由はもちろん、世界遺産の「アンコールワット」を拝むこと。

旅の醍醐味は、普段見れない異世界をこの目で見ることにある。せっかく旅に出たのに、世界の絶景を見ないなんてもってのほか。

ただ、「アンコールワット」という名前はよく聞くけど、その実態はあまり知らなかった。いろいろ調べてみると、どうやら「一度はいってみたい世界遺産ランキング」で毎年上位に組み混んでいるらしい。

旅行口コミサイトのトリップアドバイザーによる「世界の人気観光スポット2018 ランドマーク編」で、最も人気の観光地は2017年に続き「アンコールワット」だった。これは行かない訳にはいかない。

カンボジアのシェムリアップに到着し、数日はリモートで働きながら、空き時間に情報を集めた。

アンコールワット「が」、世界遺産な訳ではない

実は、「アンコールワット」自体は、世界遺産な訳ではない。「アンコール遺跡群」の一つであり、大小合わせて600の寺院や王宮などの建造物が存在するという。その中でも一番有名なのが「アンコールワット」であり、広大な遺跡群がユネスコの世界遺産に登録されている。

600も寺院があるから、主要名所でも1日で全て見るのは不可能。だから、このアンコール遺跡群のチケットは「1日」「3日」「7日」の選択肢がある。値段は、37ドル、62ドル、72ドルの順番。

「おいおいまじかアンコールワットよ。お前めちゃくちゃ高じゃん」

どのチケットを買うか非常に悩んだ結果、3日のチケットを買った。日本でもお城とかあまり興味はないが、旅の基本はやはり余裕を持つこと。世界遺産でも上位に入るのだから、ゆっくり回ることにした。

前述の通り、アンコール遺跡群は、あまりの広さから全てを回るのが困難のため、「大回りルート」「小回りルート」の2つがある。

地元タクシーのトゥクトゥクドライバーに「大回りルートを回って」と伝えても「OK」と言われるほど有名なルート。泊まっている宿でもプランを用意していることがほとんどだから、心配する必要はない。

僕は、3日のチケットを買ったので、1日目は「小回りルート」で行くことにした。1日2つのルートを行くことも可能みたいだが、調べたところ相当しんどいらしい。なので「3日のチケットを買ってよかったー」と自分に言い聞かせておいた。

古代遺跡を探検。気分はインディージョーンズ

ついに懇願のアンコールワット遺跡群。早朝5時前に出発し、一番有名なアンコールワットで朝日を拝み、その後有名な遺跡を回る。

早朝のアンコールワットを拝む。ご来光をぼーっと眺め、世界の素晴らしさを感じる。

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ひとり旅は孤独だけど、動物たちがいつも一緒。

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アンコールワットの中に入っていくと、草原が広がっている。

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この美しさは、毎日手入れするおじさんのおかげだ。

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アンコールトム。似たようで微妙に異なる顔があらゆるところにあり、角度によってその特徴が現れる。

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周りでは、お猿さんが餌を探している。

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建築途中で中断されたと言われるタケオ。青空の下階段を登るのは、未知なる冒険気分。

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遺跡で出会った謎の少女。言葉はわからないけど、ずっと何かを語りかけてきた。きっと不思議なパワーを持っているに違いない。

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遺跡に木の根っこが絡み合うタ・プローム。映画「トゥームレイダー」の撮影に使われたとのこと。崩れかかった遺跡がそのままの状態で保存さている。もうワクワクが止まらない。

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木の間に隠れる彼をあなたは見つけられるか?

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バンテアイ・クデイ。窓が連なる石の道を進んでいく。ぼーっと歩きながら、彫刻のレリーフを眺めるのも楽しい。

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迷路のような道を進んでいくと、あの顔が立ちふさがる。

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トゥクトゥクに乗りいろんな遺跡を周り、最後の遺跡に到着。進んでたどり着くのは、大きな湖。

遺跡を回った後に見る湖は、冒険の終わりを継げるような感じがして、感動がすごかった。

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画面越しで見たあの世界

遺跡なんて正直つまんなそーっと思っていたけど、回り回って大間違い。神秘的な朝日に感動し、早朝の爽やかな雰囲気の中に広がる古代遺跡、どこまでも続く彫刻のレリーフと、一つ一つの細かな違いに、ずっと感動。

それは、金曜ロードショーでよく見た映画「インディージョーンズ」。父と兄がコントローラーを持って遊ぶ中、隣でじっと見ていたゲーム「トゥームレイダー」の世界。

「あぁ、画面越しにみたあの世界は、本当にあったのか...」


3日のチケットを買って正解だった!

未知なる遺跡にワクワクが止まらない。心の奥にしまってあった、少年のような心踊る気持ちを取り戻した気がした。明日も冒険に出かけよう!

興奮高まる中、次の日に起こる悲劇なんて、僕は知る由もなかった。


おまけ


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