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傲慢な自分にならないためのテクニックとしなやかなマインドセット

「常に謙虚でありたい」そう思い毎日を送っていますが、時に自分の意見を通したいがために「傲慢になってしまった、、、」と思うことがあります。

自分が大切にしていることについて、考えた時間が長ければ長いほど、自分の考えが正しいという感情が強くなり、それを否定されるとつい自分の人格を否定されたように受け取ってしまい、辛くなってしまうことは誰でも経験したことがあるのではないでしょうか?

特に仕事のアウトプットを否定されると、自分の人格を否定されたような感じをしてしまうのは、物づくりや文章を書く人に多いと思います。

仕事においては、いかに自分の意見が正しいと言い張っても無意味です。求められるのは、成果を出すことであり、自分の成果物 / エゴを突き通すことではありません。

しかし、相手に全て合わせれば良いかといえば、それも違うでしょう。大事なのは、「相手の意見をしっかり受け止め、より良い成果を出すようにいかに向き合えるか」にあると思います。

そうはいっても、仕事のプレゼンをしている時、何か意見を言われると、つい反射的に反論してしまって、言った直後に我に帰ったり、自分の考えていたことについて友達に雄弁してると、思わぬ意見を言われて、いかに自分の考えに固執してしまっていたかに気づくことが多々あります。

私たちはいかにして、「謙虚な姿勢」を忘れずにいられるのでしょうか?これについて最近実践して良かったと思うテクニックとマインドセットがあります。

1. 相手が正しいと思ったら、すぐに折れる

1つは「相手が正しいと思ったら、すぐ折れてしまうこと」です。これは昔読んだ指原莉乃さんの、「逆転力 ~ピンチを待て~」で学んだ考えの一つです。

本書は指原さんが、人生で失敗や挫折を乗り越え、AKBのトップになることができた生き方のコツが書いてあるのですが、読んでみると実は彼女が相当な努力家で、たくさん考え努力しているかが分かるとても面白い本です。

その一つが「相手が正しいと思ったら、すぐ折れてしまうこと」です。これを自分も意識してみると、意外と自分の主張に固執することが愚かであり、相手が正しいと思ったらそれに賛成してみるとすごく楽なことに気づきます。

大切なのは、自分のエゴを通すことではないのです。しっかり議論した上で、自分に非があればしっかり認めて謝ること。これは円滑な人間関係においてもきっと大事なはずです。


2. 自分の知らないことを、相手が知っているかもしれないと耳を傾ける姿勢を持つ

もう一つは、「自分の知らないことを、相手が知っているかもしれないと耳を傾ける姿勢を持つこと」です。

これを意識すると、仕事のミーティングや友達との会話でも、相手の話をまず聞こうという姿勢が身につき、自分が喋る変わりに聞くことで得られた思わぬ発見が増えた気がします。

同時に、相手の意見や想いを聞けるようになったので、より親密な関係を築けるようになった気がします。

本質的に人は分かってもらいたいと思う生き物と知っていながら、つい自分の話をしてしまっていることに気づきます。その時、話をそのまま突き通すのではなく、一度引いて相手の話に耳を傾ける。そうすると意外な収穫があることに気づきます。

特にキャリアにおいてまだまだ若手の自分は、経験豊富な人からたくさんの学べる期間なので特に気を付けたいですが、これはいつになっても大切にしたい考え方です。

旅をしていた時、国から国へ移動すると、日本で通用した常識、少し滞在していた国にあった慣習は、他国へ移動すると全く変わっていることに気づきます。

その経験から自分の善悪、価値観、慣習は、自分の本当に小さな経験から生まれるのだと身に染みて感じました。

同じように、デザインの仕事においても、常に知らないことに巡り合います。自分はWEBのデザインですが、それでもプロダクト/サービス、エンジニアと関わっていると常に知らないことの連続です。

常に変化が激しい中で大事なのは、知識を詰め込むよりも、変化の中で常に学習できる、しなやかなマインドセットを持つことでしょう。そのためには知らないことを知らないと言える勇気を持つ。そして知らないことについて興味を示す姿勢が必要なはずです。

謙虚であるために

謙虚な自分であるためにテクニックとマインドセットを実践して思ったのは、いつでもビギナーズマインドを持つこと、これに尽きると思いました。私たちは、日々何かの思い込み(バイアス)に囚われ、無意識に反応していいます。

大切なのは、人間誰しも思い込みがあることを理解した上で、相手の話に耳を傾け、自分を修正し、磨き上げていくこと。それが良き人格者であったり、謙虚な姿勢、良心を磨き上げていくものだと思います。

いつ初心を忘れず、常に学ぶ姿勢を持ち続けること。いつになっても忘れずに大切にしていきたいものです。


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