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登山とサイクリング

 遠足前の小学生ではないけれど、夕べは1時間おきに目が覚めてしまうんだな。それで5:30に起きて、家のことをバタバタ済ませて、集合時間7:00に仲間と合流、自転車を3台積み込んで、豊後高田の中真玉の常磐登山口山小屋に向かう。

 まずは標高458メートル、ストーンサークルで有名な猪群山の登山から。合同新聞に3年ぶりの登山会のお知らせが載ったので、国東60座の先駆けとして、サイクリング部3名で申込んだ。参加者112名で、3歳から81歳までと幅広い。受付で参加賞としてお米1キロとタオルを貰い、簡単なセレモニーがあって、皆で賑やかに登り始めた。なかなかの勾配が続く、うねうねと登る登る。途中にデカい奇岩が聳える。高崎山よりちょっときついくらいかな。頂上手前にはストーンサークルが、サークルか、あちこちに巨岩が散らばっている感じだ。やっぱり山の上の景色は最高だ。知っている由布、鶴見がしっかり見える。杵築でゲストハウス狩宿(https://karishuku.eyado.net/)をやっている母娘と仲良くなった。登り1時間下り30分くらい。楽しい登山だった。

 さて、今日はこれだけでは終わらない。スパランド真玉に車を移動さでて、自転車を組立てる。なんだかロードバイクが引っ切り無しに通り過ぎて行く。そうか、今日はツールド国東の最終章じゃないか。私も誘われていたけど、ちょっと自信がなくてエントリーしなかった奴だ。よし、一緒に走ろう。

 目指すは16キロ先の長崎鼻、選手たちの集団が切れたところに入り込んで走るおじさんおばさん。654号線を巡航速度40キロで流れに乗る。最高速度45キロ、4キロ弱でもう限界、どうぞどうぞと追い越して貰う。213号線も選手に紛れて走っていると、沿道や対向車からの声援、選手ではないのに選手以上に手を挙げて応えてしまう。

 真玉海岸を左に観ながら選手集団に追いすがる。粟島公園に大量の自転車で賑わっている。流れに乗って入って休憩、ソフトクリームでエナジー補給、岸本 貴師匠にも会うことが出来た。まあ大勢のライダーと大量のロードバイク、これほど多くのライダーもロードバイクも見るのは初めてだ。皆、いいバイク乗ってんなぁ。

 ここからも選手集団と一緒にコースに乗って走る。登りで走っている選手を抜いてみた。えっ、抜けるじゃないか。また一人、抜けた。もしかして闘うに十分な力があるのか。そんな勘違いを力にツールド国東をちょっとだけ楽しませて頂いた。よく考えたら選手たちはここまで90数キロを走っていて、これからまだ70キロを走り抜けないといけないわけで、そりゃ16キロしか走らない私が、ちょっとだけ頑張れたわけだ。マラソンランナーを沿道で走って追いすがり、あっという間に力尽きる、あれと一緒なんだな。

 長崎鼻で遅いランチを食べて、復路16キロを折り返す。16キロと言っても、真玉海岸から東はアップダウンの連続、登山の疲れがボディーブローのように効いて来る。654号線は向かい風までも加勢して来る。戻って来たのが16時、いい感じにくたくたになることが出来た。やり切った感があるよね。へとへとだ。20230503

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