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雑文のおもちゃ箱

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片付かないおもちゃ箱、木々や廃材を集めて造った秘密基地、 ごっこ遊びの数々、半世紀の時間が経ち、それらの遊びは出来なくなったけれど言葉の遊びは、まだ始まったばかり。
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2020年6月の記事一覧

忘備録

忘備録

これはもしかするとFBネタになるかなと思ってパチリと写メを撮る。ところがいつまで経ってもテキストが浮かんで来ないまま、携帯のたくさんのイメージの中に埋もれていく。

体調が良くない。ここまで寒さの日も風の日も楽しく自転車に運ばれていたのに、この一週間は寒さが辛くて、まあ昼間は割と元気を装って過ごせていても、家に帰り着くと途端にキツくなることを繰り返している。コロナ騒動で一人二人とまるで犯人が見つか

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275歩のマーチ

275歩のマーチ

亀川駅から徒歩2分、小学校北側、三方をアパートと民家と道路に挟まれた土地の一角を会社が駐車場として借りている。一昨年まではその駐車場の敷地にまだ私なら住めそうな古い空き家があって、敷地の中の方からは温泉が緩く漏れ出して駐車場の一部をいつも濡らしていたけれど、去年、壊れそうだった家も取り壊されて、温泉の漏れ出し口もしっかりコンクリートブロックで囲われて、足元はアスファルト舗装され、駐車台数も増えた白

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妹よ

妹よ

朝のトイレは毎日の欠かすことのない読書の時間だ。夕べ寝る前に読んだ小説を手に取ってトイレに行き便座に座る。本に挟んである栞のページを開き、昨夜の記憶を辿る。つつつと、あれ、夕べは読んでる途中で寝落ちしたのかな。読み終わりの数行が見当たらない。ストーリーが続いて行かない。少しあと戻ってみるけど、場所も時間も一致しないし、まだ登場してない奴が喋っている。夕べ、主人公が焼き鳥屋で飲んで、トボトボとアパー

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