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【読書記録】『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』
皆さんこんにちは、第1子妊娠中のmimi です。いわゆるバリキャリ・高齢出産妊婦です。最近、やっと産休に入り、気になっていた育児書を何冊か読んだので読書記録という形で書いてみたいと思います。
今回読んだのはこちら。
『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』
モンテッソーリ教育というのは聞いたことがあったけど、具体的な情報はほぼゼロ。モンテッソーリ教育関係でレビュー数、評価が良かったこの本を1冊目として読んでみようと手に取りました。
【読書メモ】
モンテッソーリ教育とは?
イタリアで100年前に生まれた教育法。それまでの「子供は何もできないから大人が手伝うべき」から「子供は自ら成長し、伸びる力を待っている」という考えの下、「子供が自然な成長を遂げられるように親は成長のプロセスを学び、先回りしながら子供が自分で出来るような周りの環境を整える」発想。
将棋の藤井聡太君、ジェフ・ベゾス、ラリーペイジ、オバマ、ピータードラッガー、ビヨンセなどが受けた教育方法でもあるそうです!錚々たる偉人たちがこのモンテッソーリを受けてきたんですね。
0歳児のモンテッソーリ
乳幼児期の0-6歳で生きていく上で必要なことの80%を学ぶ(この頃に学んだことは認知症になっても忘れない=まさに三つ子の魂百まで)
さらに0-3歳、3-6歳の二つの時期にわかれ、0-3歳は見たもの感じたものを無意識に吸収する「無意識記憶」で物凄い成長を遂げ
子供の成長サイクル
①置かれた環境で興味関心を持つ
②自分の成長につながる行動を選択する
③その活動を繰り返す(集中現象)
④満足感と達成感を味わう
⑤上達して能力が高まる
⑥自分ができたという自己肯定感が生まれ新しい成長のサイクルが回り始める
世の中の成功者はこの成長のサイクルが幾つになっても回るようになっている
子どもの成長サイクルを阻害する事
①片付けられすぎてるor雑然とし過ぎてて興味関心を喚起するものが周りにない
②大人が先回りして自分で選択できない
③中断や違うものを与えられる集中できない
④大人が手伝い満足感と達成感が得られない
0-3歳に訪れる「運動の敏感期」
自由に動き始めた指を思い切り使ってみたいという衝動にかられる時期。イタズラに見えることも取り上げるとその動作が出来なくなる。蛇口や音のボリュームなど「ひねる」が周りから少なくなってきていて、うまくひねることが出来ない子供が増えている
親指、人差し指、中指は突出した指と言われるほどこの指を動かしてる時が神経細胞が最も活性化し、脳を刺激する。
父親にこそモンテッソーリ教育は向いている、医者が書いた男性が実践しやすい理論に基づいた教育法
産後8週は母子共生期。親と子供の絆を育むのに最も重要な期間で、仮に動物でこの期間に隔離など行うと育児放棄の割合が増える。この時期に出る初乳は特別。通常の母乳の8倍のタンパク質が含まれており、子宮という温かく快適な空間から、雑菌だらけで寒い外に出された時にも生きていける栄養や免疫がつけられる
父親の育休を取るならこの時期がおすすめ
秩序の敏感期
0-3歳の無意識記憶の間、いつもと違うことにとても敏感になる秩序の敏感期を迎える。家のもの、誰が世話するか、右足から履かせるかなど小さな事でも秩序の乱れを感じると違和感を覚える期間。それで泣いたりする。一番は親の接し方。親が安定してると子も安定する。
赤ちゃんは世の中の情報を無意識に吸収し、秩序づけて物事を理解している。4コーナーは予め秩序立てて作っておくのがよい
①授乳コーナー、同じ場所同じ手順。赤ちゃんを落ち着かせることに役立つ
②おむつ替えコーナー、同じ場所同じ手順。外でする時は同じシートにする
③運動コーナー
④寝るコーナー、絵などを置くとそれも秩序になる。ここに来ると寝るんだという。
抱っこ:ベッドに置いても変わらないようにトッポンチーノに包んで抱っこするのが良い(Amazonでも販売)
モビール:生まれたばかりの赤ちゃんは30センチ、白黒しか見えない。メリーは速すぎて追いつかないから、ゆっくり動くモビールがおすすめ
服:新生児期:皮膚が敏感で温度調節が自分ではできない。かつ頻繁な着替えは好きではない。ボタンが少なくおむつ替えの時開きやすい短肌着、長肌着が向いてる
時期によるオススメの服
2ヶ月頃〜:カバーオールが最適。但し足の先まで覆うものはハイハイに向けて足が滑るので不向き
はいはい期〜:衣服がずれやすくなるので、ロンパースが最適。前ボタンがないのでハイハイズリバイでも当たって痛くなることがない
つかまり立ち〜立っち〜トイトレ期:上下別れた服が最適。運動量も上がり汗をかくので吸水性に優れたものがおすすめ。特にトイトレ期はロンパースなど自分で脱げないものは避ける。「1人でできる」を体感できる服にする
手の動きが脳の活性化につながる
物が握れるようになったらガラガラなどを用意する。握りやすい太さ(8mm)、振ると音が鳴る・動く物が良い、様々な感触に触れるために多素材いくつか、ハイハイできるようになったら自分で選べるように2種類並べる
0歳児の棚
赤ちゃんがつかまり立ちできるくらいの目線の高さの棚を用意する。
ズリバイ、ハイハイ期には下の段を使う。おもちゃを2種類おいて選んでもらう。選ぶことは自分で決められるようになることをこの時から学べる
つかまり立ち期には上の段に2-3種類置く。つかまり立ち→両手を離してのタッチができるようになってくる。
※環境が整ってないと人間は立てない。つかまり立ちのサポートになるような高さの家具がない家は立ち上がりが遅くなる。片付けすぎもいけない
丸いちゃぶ台みたいなのは、その円周で伝い歩きの練習ができるのでおすすめ。
◆言語能力の発達
赤ちゃんに話しかけるポイント
①口元を見せる
②ゆっくり話す
③いつもより高い声で
なるべく実物を見せる
動物なら絵本や映像ではなく動物園で実物を見せる。無意識記憶のうちに見て、聞かせて、触らせてどんどん吸収してもらう。先に絵本や映像から入ると抽象化が進んでしまう。
9ヶ月からの共同注意
9ヶ月ごろになると指を指した方向を一緒に見るという共同注意ができるようになる。その時に「りんごだね」等たくさん実物を見せてあげる。この段階ではアウトプットは期待しない
言語の三段階
①見たことがあるけど名前は知らない→この時は共同注意を用いながら実物でインプット
②名前は知ってるが発語できない→この時はりんごはどれ?と問いかける
③名前も知ってて発語できる→この時はこれは何?と問いかける
今回は0歳児のパートのみじっくり読んで、大事そうな所をポイントで整理してみました。2-3歳児の内容も書かれていますが、また近くなったら読んでみたいと思います。
【感想】
モンテッソーリ教育についてのベースの考え方がよく分かりました。子供に選ばせる、阻害しない環境を大人が作っておく、ということが非常に大事なんですね。
読んでいても非常に理がかなっているのと、モンテッソーリ教育を受けた偉人達の活躍を見ると、有効なアプローチなんだろうなと。
モンテッソーリの幼稚園などもあるみたいですね。そこまでやるかは不明ですがまず0歳児から取り入れられるところは家で実践してみたいと思いました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
mimi
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