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「低欲望社会」の申し子。「躺平族」

「躺平族」
横たわるとか寝そべるという意味です。
今年ネット内で流行った言葉らしいです。(中国)
この言葉は仕事はするけど残業はしない、車も家も買わない、恋愛・結婚しない若者のことも言います。

中国だけでなくて中華圏+韓国では、本当に学歴社会なので日本人は学生時代部活を毎日しているなんて羨ましいよ!って言われるくらいお勉強漬けな日々を過ごされている学生達。そして卒業後もいい会社に勤めて働いて、車や家を買って、結婚することが理想とされている親世代からの圧力の解放を求めこの言葉が生まれたとされています。

台湾に来て、いろんな人から日本人がうらやましいと言われました。
授業後は部活に行って、土日は友達と遊んで自由に過ごしていた学生時代。
(わたしは特にゆとり世代真っ只中で育ちました。)
私も彼らの話を聞いていて、日本で生まれてよかったと思いました。
日本の国籍持っているだけで恐らく、国ガチャ成功ですね。
どんだけ頑張っても頑張っても少ないエリートコースの枠に入るのはかなり難しいし、人生の長い時間をかけて毎日頑張らなければ勝ち組になれないなんて、そりゃ疲れるでしょって思いますよね~。

しかも台湾ではエリート組(大学院卒業の理系)でも初任給は日本円で24万円くらいと聞きました。
日本の4大卒文系が東京で就職すればだいたい24万円くらい稼げます。
なんなら派遣社員が仕事後、アルバイト軽くすれば月30万円は東京なら稼げます。生まれた国で一生懸命勉強しなくても、日本語を集中して勉強していれば、日本へ留学へきて卒業すれば同じ給料をもらえる事実。

親世代がそうやって育てられたから、子供をそう育てるけど、
やっぱり時代も変わってきているし、世界も変わってきているから自国で働く以外の考え方もあると思います。

わたしはゆとり世代だから競争社会を経験していないですが、
めっちゃこの躺平族に共感します。別に家を欲しいと思わないし、車もいらないし、結婚もしなくていい。
家が要らない理由は昔から父親の転勤でずっと同じ場所に住む習慣がないからずっと移動している人生を30年間送ってます。だから家に執着していないです。東京に住むと車なんて要らないし、今海外に住んでるから車に乗る機会がないですけど、地元の岡山へ帰っても車を買うことはしないと思います。(不便すぎたら買うかも…でも欲しないです)
結婚も機会があればするけど、正直めんどくさいし、子供を育てるとなると自由に育てたいからお金が沢山いるし、もちろんできれば愛するけど、めっちゃ結婚したい!子供欲しい!なんてのは思わないです。
周りには車や家、結婚等を手にしている友達が増えてきました、もちろん私からは彼女たちが幸せそうに見えますし、嬉しいですが、私もそうなりたいとは思わなくて、私は私の好きな生活をしたいなって思うんです。

自分の今の生活がなんとなく楽しく、たまに好きな事をして、働いて生きていけたら幸せと思う。
バブル崩壊後に生まれた私はまさにこれ!「低欲望社会」の申し子。

生活水準の低い国からすると平和ぼけとか贅沢と言われるのでしょうか。


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