個人のWillを大切にするミーミルの「社内コーチ制度」
皆さん、こんにちは。
ミーミルでProduct Managerをしている、鎌田 麻以子です。
今回は、ミーミルの「社内コーチ制度」についてご紹介します。
この制度は、Enterprise Teamの石川大雅さん、CS Division ER CS Teamの藤原希望さんと私の3人が、「仲間のハッピーをサポートしたい!」という志のもと立ち上げたものです。
ミーミルの「社内コーチ制度」とは?
ミーミルの「社内コーチ制度」とは、その名の通り、ミーミル社員向けにコーチングを提供する制度です。
コーチ陣は、コーチングやキャリアコンサルティング等の経験が豊富な、ミーミルやユーザベースグループの社員(有志)で構成されています。
外部コーチングサービスと異なり、クライアント(相談者)の大きなメリットは、コーチが同じユーザベースという組織に所属しているため、担当している業務や置かれている環境などのコンテクストを共有しやすいという点です。このため本題に入りやすく、より本質的で深い対話に繋がります。
相談内容は、業務のことに限らず、キャリア/プライベート/子育てなど、どんなテーマでもOKです。
気軽に1回だけ相談してみるもよし、定期的に複数回受けるもよしで、クライアントの要望や特徴に合わせて選択が可能です。
もちろん、業務時間内かつ無料で、この制度を利用することができます。
立ち上げメンバーの想い
社内外でそれぞれコーチとして活動していた私たち3人ですが、ミーミル社内で、誰でも気軽にコーチングが利用できる環境を作りたいと考えていました。
というのも、身近な同僚たちから目標設定やキャリアプラン、プライベートと仕事の両立といったリアルな悩みを耳にする機会が多かったからです。
そんな3人の共通の想いを知ったHRの守屋さんから、「ミーミルの社内制度として仕組み化してみては?」という提案があり、やりたかったことを具体化したのがこの社内コーチ制度です。
石川:
ライフコーチとして人生の価値観や感情と向き合い続けています。
コーチングスクールを卒業後、個人事業で「自分らしさコーチング」を提供しており(https://withcoach.jp/)、累積クライアント数は40人を超え、総コーチング時間は110時間を超えます。ミーミル内でも定期的にコーチング講座を開講し、コーチングを実践できる人を増やしています。
ミーミルのバリューの1つに「個人と会社のアライアンス関係」というものがあります。
一般に組織では埋もれてしまいがちな「個人のWill(意志)」がミーミルでは尊重されます。でも、そもそも自分は何をしたいのか、どう在りたいのか、をはっきりと言える明確なWillをもった人は意外にも少ないのです。
そういった内なる可能性を秘めているものの、自身では見出せていない人たちをサポートすることで、継続的に幸せに働ける環境を作っていきたいと思っています。
鎌田:
コーチングとの出会いは、遡ること数年前。同僚の紹介でクライアントとしてコーチングを受けたことでした。
自分の内側からの変化と成長を実感し、私もコーチングを提供する側になろうと決意しました。研修を修了後、新事業開発、転職や海外難関資格試験合格など主にビジネス課題をテーマにコーチングを提供してきました。
身近なところでは、どうしても物を捨てられないことに悩んでいた実母の断捨離に伴走したことがあります。今も定期的な断捨離は続いていて、時々証拠写真が送られてきます。
今回、社内コーチング制度を立ち上げたのは、一人一人が力を発揮できてこそ、どんな組織も良いインパクトを生み出すことができると信じているから。社内制度として整備したことにより、自分が所属する組織をエンパワーできるようになって嬉しいです。
藤原:
国家資格「キャリアコンサルタント」を保有しています。企業向けにキャリアコーチングやキャリア・リーダーシップ開発プログラムの企画・運営など、個人から企業まで幅広くキャリア支援をしてきました。Smart相談室の現役キャリアコンサルタントでもあります。
「やるべきこと」に囲まれると、息切れする・目的を見失う感覚がありますが、自分の持ち味・大事なこと・やる気スイッチがクリアになると、この先どのように生き、どんな仕事をしたいのかという「Will・Purpose」が沸いてきます。とは言え、一人での内省は辛いもの。
対話を通し、ご自身の気持ちや経験と向き合い、今後の人生に想いを馳せる「自分のための時間」を一緒に作り、ご機嫌に生きるお手伝いがしたいと思っています。
利用者の声
社内コーチになってみての感想
社内コーチ発足後、既に10名近くがこの制度を利用してくれました。
持ち込まれるテーマは、まさに十人十色。しかし全員に共通しているのは、コーチング終了時には(手前味噌になりますが)、目に見える前向きな変化があったことです。表情が和らいでいたり、瞳の輝きが増していたり、力強くネクストアクションを宣言してくれたり。
Uzabaseには「迷ったら挑戦する道を選ぶ」というバリュー(規範)があります。社内コーチ制度を通じて、改めてこの会社にはこのバリューを体現するような人がたくさんいるのだと感じました。
変化したいという気持ちを持ち、さらにはコーチングを受けてみるという挑戦を実践している。そんな挑戦する人たちを後押しできていることを嬉しく思います。
また、私自身は直接的にはお客様との接点がない部門に所属していますが、クライアントはカスタマーサクセスやセールスなど日常的にお客様と接しているメンバーも多いです。コーチングを通じて、自分たちの手で働きやすい環境を作ることができるという点は、社内コーチならではの醍醐味だと思います。
社内コーチ制度のこれから
これから取り組んでいきたいことは、大きく3つあります。
1つは、利用者の声にもあるように「目標設定」などといった特にコーチングがパワーを発揮する場面での活用を促進したいと考えています。
まずはこういった目的がわかりやすいポイントで活用してもらうことを目指していきます。
2つ目は、コーチングのハードルをもっと下げること。
コーチングを利用したことがない方も多く、コーチングのイメージが沸かない・申し込むことに躊躇する方もいます。
もっとコーチングというものを知ってもらうこと、また気軽に受けられる環境を提供し続けることを大切にしていきたいと思っています。
3つ目に、ファンを増やすこと。
社内コーチ制度を利用してもらうことも大事ですが、コーチングを受けて、コーチングを好きになって、コーチの道を歩み始める人がいてもいいと思っています。
ヒトの可能性に共感してくれるファンももっと増やしていきたいと思います。
多くの方に社内コーチ制度を使ってもらい、ご自身の持ち味や目的がクリアになることで、ハッピーに・イキイキと働ける方を増やしたいと思っています。気軽に社内コーチに声をかけてください!
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