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砂の上にも花は咲く

「椿の花咲く頃」のロケ地で撮影したんだそうで、なんかもう、ほんっとに「知らない街なのに懐かしいじゃないかっ!」
と思わせてくれる風景ばかりです。

いかにも韓国の漁村。
閉鎖的、だからつまり一致団結。
家庭的、だからつまり排他的。

もう、身悶えるほど生きにくそうな世界観なのに、なぜか羨ましくなる、人と人の距離感。
彼らのご近所同士の会話が、都会なら家族の営みで、それが家族の接触となったら、もう親友とか悪友とか、いやいや夫婦?、しかもかなり親密度の高い夫婦くらい?
なんて思うほど、近い。
親しいかは別として、近い。

遠慮も個人もありゃしない。
誰かの活躍は、家族の名誉で生き甲斐。
その家族の存在は、地元の誉で自慢で、羨望となって地元のプライドにさえもなる。
もう、共同体員たちの一蓮托生ぶりに、観ているこちらの息が詰まりそうになるのに、なぜ楽しそうにみえるのだろう。

それが、ドラママジックであり、韓ドラトラップなんだ。

すっかり虜なワタシには、

「砂の上にも花は咲く」
は、めっちゃおもろい。

余計なことに気付かぬことは幸せなのかもしれない。
自分が傷ついてることに鈍感だからといって、自虐なわけではない。

あー、自分くらい誰かを愛せる人って、まぢでなんて魅力的なんだろう。
そんな人に出会える人に、憧れる。

そんなことを思いながら見ていて、現在エピソード8。どんなドラマなの?
と聞かれたら、韓国相撲のドラマって言うけど、
うーん、やはり、
愛のドラマです。



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