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仲間の成功を目撃して、嬉しさと楽しさで心が震えた日。その1

6月最後の土曜日、行田市制75周年記念補助事業 という立派なイベントに行ってきました。
シナリオ仲間である中野優子さんが企画からはじめ、脚本も書いたというご縁でした。
知らないにもほどがあるってものですが、行田市が埼玉県だということも知らなかったワタシ……

八王子から中央線で新宿にむかい、湘南新宿ラインで熊谷へ。そしてそこから、秩父鉄道というのに乗り換えて、行田市駅に向かったのでした。

歴史目線の観光が好きなワタシと友達は、朗読劇が始まるよりすごく早く到着し、日傘を差しながら地図を見ました。
足袋・ミュージアム・蔵・神社・城址……
どれもワクワクするけど、とりあえず会場となっている牧禎社を目指すことに。しっかしね! 行田市駅周辺には、蔵とか足袋とかミュージアムって名前がつく建物がたくさんあって、自分がどこを目指しているか分からなくなり、迷子にw

そしたら、間違えて迷い込んだ足袋ミュージアムのおばちゃんが、りそな銀行のほうかしら、ちがうか? ならこっちかも! と、暑い最中、外まででて案内してくれて、なんて優しい人だろうって感動してたんだけど、その次に出会った人もこれまた優しくて、
行田って優しい人しか住んでないの?
って噂しちゃったくらいでした。

ここは事務所だった。隣の蔵はパン屋さんだった。

朗読劇会場の場所がなんとかわかった私たちは、ゆっくりとお蕎麦屋さんでランチをすることに。
藍染と足袋作りという産業で栄えていた行田は、戦前の日本の産業都市の面影が点在する魅力的な街で、絵になる建物があちこちに!。工場に蔵、贅を凝らせた民家、石造りの銀行。
古き良き日本の建物が残ってると、つい
「空襲が無かったの?」 って聞いちゃいません? ワタシはいっつもそこが気になるので、聞いてみたところ……
昭和20年8月14日の深夜に、隣町の熊谷に空襲があったんだそうです。日本で最後の空襲だったのかしら……
そのお隣りである行田は、空襲にはあってなかったんですね。だからこうして戦前の建物がたくさん残ってるんですって。聞くと哀しくなる空襲の話ですが、戦前の風景が残っているだなんて、ある意味、原風景ですよね。

さて、この日うかがったお蕎麦屋さんも、蔵を改築した建物。
室内には大きな大きな金庫がそのまま遺されていて、今でもちゃんと開閉できるそうです。日本人の知恵が集結していそうな金庫。
ゆっくり見てみたかった!

これが名物、ゼリーフライ。

こちらが友だちのおススメで食べた、ゼリーフライ。
行田の名物なんだって。

ええええ、何ゼリーをフライにしちゃったの? って思ったら、
「小銭の形ににてるから、小銭フライ⇒銭フライ⇒ゼリーフライとなった」という説が有力らしい。果実が入ったJellyぢゃないって!

職人が多い町だから、手軽で食べやすいものが好まれたのだそう。
おからとジャガイモと野菜を混ぜて揚げた、おから入りコロッケでした!
きっと、冷めても美味しくて、まとめて作り置きができて、誰でも気軽に食べられることが、多くの職人さんたちに喜ばれたんでしょうね。

そしてもう一つ、忍城と書いて、おしじょう と呼ぶお城にまつわる歴史的物語。
のぼうの城 という映画がとても有名だそうです。

のぼうは、でくのぼうの略だそう。
略すセンスがいいね。行田市。ゼリーだののぼうだの。

でくのぼうと呼ばれつつ、農民たちに人気がめっちゃ高かった人格者である城主がいた街のご当地グルメ・ゼリーフライは職人たちが守り続けてきた味。どちらも行田市のシンボル。

この2つのモチーフを、優子さんが物語にしたというわけです。

書き始めたら、長くなっちゃった。明日つづきを書きましょうっと。
そういえば、小学校のとき遠足にいったら作文を書くって時間がありました。原稿用紙2枚以内に書くとか…… それができない子だったなぁって思い出した。
2枚だと、遠足にたどり着けないのww 朝の支度や気持ちを書いてるだけで終わっちゃうわけ。ちゃんと2枚以内で行って帰ってこれる人たちの文章が褒められるから、いつだってワタシはへたくそなんだなぁって思っていたことを、ふと思い出しました。

大人になって、思った通りにスキかって書いていいだなんて、ものすごくシアワセなことですね。

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