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「きのう何食べた?」を見て人生を噛みしめたミッドナイト。

一気にドラマをみちゃう癖が出て、今日は朝寝坊してしまいました。
なかなか抜けない…… 気に入ったドラマに出会うと、どっぷりドラマ沼にはまって日常のペースを崩してしまう悪習慣……58歳まであと10日ってくらいの年齢でもできちゃうw💛

ここまでくると、元気のバロメータ。そう、ワタシは元気です。

「きのう何食べた?」についてはこちらを。

漫画を読んでいる方も多いかと思われます。
ワタシは、Netflixで観ました。

数年前に最初のシリーズを観た時は、ゲイの恋愛事情の葛藤を描くドラマなのかと思いながら見始めたのです。
前情報で、西島秀俊と内野聖陽のゲイドラマスタート! みたいなタイトル記事を見ていたので。

なんですが、そういう感情を振り回す物語性はなくて、むしろひたすらに日常が描かれていて、彼らの日常を見るうちに、日常こそが愛じゃね?
っていうとても重要なことが肝になっていることに気づき、。大好きになりました。

日常。そしてまた日常。暮らし。衣食住。営み。共有。
その中にときどきある非日常が、またさらにささやかで穏やかな日常を照らす毎日。それが人生。

弁護士でツンデレイケメンで倹約家で料理好きなシロさんが描く未来図と、
貯金は苦手だけど現実を愉しめてシロさんを誰より大切に想っている開放的なゲイ・ケンジが描く未来図。
日常は穏やかで健やかだけど、未来図という非日常が足音をたててやってきたことで、ドラマが動きます。
非日常はなにかっていうと、アラフィフになるにつれ、親の老後や自分たちの老後にリアルさが増すのです。
自分の現在地、周囲の現在地の違いも浮き彫りになり、そのことがドラマを動かします。

シロさんは、ケンジを束縛をすることなく、彼が誰より幸せであることを願っている自分に気づきます。だけどツンデレだからそれを表現しません。できないのです。こんな最上級の愛に気づくのに、その相手に伝えない……伝えられない……おしゃべりな視聴者であるワタシは、シロさんの代弁者になって、ケンジに教えたいわって悶えつつ、シロさんの愛のカタチに、温かい涙をこぼします。
そのシロさんに、素直なケンジは、自分の未来図にはシロさんしかないのにって伝えてくれます。
ああ、もう。なんていう愛だよ。純文学だよ。
愛の真理って言ってもいいくらいの愛だよ!! となるわけですが、原作者のよしながふみさんも、脚本家の安達奈緒子さんも、とても日常を描く作家さんたちなので、空間論的な愛情ドラマ終わりません。

2人の親や姉妹たちの大真面目で重くて、だけど真剣な本音が舞い込んできて、2人を巡る未来図が一気に駆け上がっていくのが、このたびの新シリーズなのです。

ワタシタチの日常って、1人用にはできていません。
自分以外の誰かっていう人が、登場し、存在し続け、継続しています。

それを、煩わしいっていうカメラで追うか、
愛おしそうに見るカメラで追うか、
困難だらけのトラブルカメラで追うか、
面白おかしく観察するカメラで追うかで、

人生が変わる。

「きのう何食べた?」の新シリーズは、自分のカメラを再確認しようって思えるドラマでした。好みのカメラを抱えてるか? 
ワタシは自分の人生を好みに撮ってるか?って。

あとね、誰かのいい影響を受けながら、変わっていくことって、とってもシアワセなことなんだっていうこと。
誰かと本気で向かい合ったら、影響をうけちゃうもので、
素直にそれを受け入れあうって、幸せにしかならないよね!!
ってのも、嬉しい世界線でした。

いいドラマだったなぁ……

原作を読んでないから、違うとか原作がいいとかいう感想がない分、ドラマとして面白がれたのかもしれません。
最近は目が悪くなりすぎて、読書が辛い……w
なので、ついドラマとか映像系に行くのですが、良質なドラマと出会うと、人生が豊かになった気持ちになれる。

追加の感想をいうと……

山本耕史の怪演ともいう演技が、ほんとに見事でした。

きっとまた見直しそうなドラマ。
いや……漫画も買っちゃおうかな……

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7月23日 火曜日
午前10時
午後20時


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