ムスメの幼なじみたちと女子会して流した、優しい涙のはなし
ムスメが小学校１年生から仲良しのはぁちゃんと、おぎゃあと言った頃から仲良しのウービーは、小学校・中学校・高校まで偶然にも一緒で、
そこまで一緒の確率って、ちょっとないよねってくらいの繋がりだ。
その中のはぁちゃんは、大学が関西方面なのだ。
つまり東京を離れ、去年の３月から１人暮らしをしている。
そのかん、うちの娘は２度ほど遊びにいったりしているのだけど、ワタシはこの１年、ほとんど会ってなかった。
しょっちゅう会ってた子だけに、はぁちゃんが久しぶりに帰省していると聞いて、女子会を主催した。
はあちゃん母子。ウービー母子。うちの母子。
夕方から深夜２時まで、我が家でひたすら喋り、声が枯れるくらい大笑ったり泣いたりして過ごしたのだったｗ
女子会で泣くってなんだよ？ って思った方のために、そしてあまりに感激した自分の備忘録としてもかいておこっと。
はぁちゃんが大学で知りあった女友達は、かなりキツイ家庭環境だという。
その特徴としては、
母とＧＰＳで繋がっていて、監視されている。
大学は母がほぼ車で送迎する。たまにバス。
彼がいるんだけど交際も結婚も猛反対されてる。
ゴミ屋敷の住民。
言葉でかなり否定されている。
友だちと会うときは、親が友達をチェックしに来て、女子だと許可される……
まぁそんなちょっとなんていうか、ワタシタチの友だちの周りでは、出逢ったことがない家庭環境らしく、そんな話を聞いていた。
はぁちゃん側のワタシからしたら、「はぁちゃん！！ 依存されない程度に付き合って！ 恐怖すぎる！」
って頼まれてもないのに、騒ぎ立ててたんだけど……
ウービーが、突然、泣きだした。
ちょっとちょっと、なんでウービーが泣くのよ！
ってワタシが大笑いしてたら、はぁママとウービーママが、笑いながらもらい泣き。もうなにこの泣き笑い！！ っていう女子会になったのだけど、
なんで泣いてんの？ って聞いたら、ウービーはむせかえりながらこう言った。
「どうにも助けてあげられない…… その子のこと、助けられない……」
会ったこともない子の人生に、本気でなくウービー💛
おばちゃんたちは、かわるがわるウービーを抱きしめた。
そっか。アドラー心理学で、課題の分離ってのを知識として知って、頭で考えたり、理性で理解したり、筋トレみたくトレーニングチックに捉えてた。
それは使い道によって、とても暮らしやすくなったりもしている。
だけど、課題を分離して、助けてあげられないって気づいた時、
見守るとか任せるとか自己責任だよって片付けちゃう手前の心の琴線では、「助けてあげたいけど助けてあげられない」って哀しい気持ちがあるんだ、
その気持ちを無視して、はいがんばって！ って分離だけができる人もいるけど、こんな泣くくらい哀しい気持ちになる人もいるんだ。
昨日の夜、我が家に流れた数ミリリットルの涙は、優しい涙だなぁ。
ウービーは、決して脆い子でも、弱い子でもない。
甘ったれたけど自己主張はあるし、意図は弱いけど意志は強い。
そんなウービーは、「魔法が一回だけ使えたら何する？」って話題で、
「花火をたくさんたくさん上げて、見た人を喜ばせたい🎆」っていっていた。
最近の若い人は！ とかいう中高年にお教えしたい。
ここにいる１９歳は、素敵よ。
こんな素敵な子たちが、素敵な素養を腐ることなく生きられる社会であってほしい。
泣いた人が弱いとか、甘ったれだなんて言われない社会であってほしい。
いや、あるべきだな。
ワタシ？ ワタシは「劇的に痩せてナイスバディになる」っていう意地汚い魔法をかけたがりました。
ムスメ？ 「推し活のために金が欲しい。とにかく金！」
我が家、ちょっと視点替えようよ……ね。
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