郷に入っては郷に従う
この春、部署異動を経験し、気づいたことがある。
その理由は、先住民である彼らのコミュニティは、彼らが長い間作り上げてきたやり方で、成り立っているからだ。
異動する前は、自分が新しい環境でどのように貢献できるか、どのように結果を残せるかということをに重きを置いていた。
例えば業務に無駄があればその無駄をなくす提案をする、ITリテラシーを活用して業務効率化を図る。また、常に自分の意見を持ち発信する事を徹底しようと考えていた。
けれど、先住民たちは私にそんな事はこの段階では期待していないだけでなく、彼らにとって、外部の人間にいきなりコミュニティで培ったものを否定されたり、変えようとされると、コミュニティを破壊する危険な者という印象を与えてしまう。
まずはその部署での業務を理解する、覚える、そしてきちんと実行できるようにする。
そのコミュニティに適応すること、信頼関係を作り、認められることを意識する。
これが何より大切だ。
意見を発信したり、変革のアクションを起こす事は、その後で充分である。
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