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35年間分の思いよ、届け!〈タモリに夢中年表〉


私はタモリさんが好きです。
note内でも何度かタモリさんへの愛をチラ見せしてきましたが、もうチラ見せでは足りないような気がしてきました。
なんというか、もっとこう、出したい!
そんな気持ちの昂りの中、ふと浮かんだんですよ。
「この気持ち、創作大賞にぶつけちゃおう!」と。

これを読まれている方は
(この人、何言ってるんだろう。大丈夫かな?)と思うかもしれません。
自分でもそう思いますし、心配です。

でも、もしかしたら…
ここに「好きだ好きだ好きだ」って書いたら、タモリさんに伝わる…なんてことがあるかもしれません。
「タモリさんのことをこんなに好きな一般人がいる。この人がタモリさんを慕い始めて35年。そんなに好きなら、そこに通ずる道をドラマ化しようじゃないか」という話になるかもしれないと思っています。(ならないとは思います)

それは…まぁ、夢物語ですが、
好きな人のことは1度大きく
ドーン!!!と発表しておきたいなぁと。

前置きが長くなりましたが、
このnoteでは私が「いつ」「どのタモリさんに」「どう夢中になっていたか」を書いていきたいと思います。皆さんの中にあるタモリさんの思い出と共にお読みいただくとより良いかもしれません。

それでは、私の「タモリ愛」の歴史、スタートです!!

*******

◯小学生時代(中〜高学年)

土曜日の夜23時から放送されていた『今夜は最高!』という番組を観て、タモリさんを意識し始めます。
昼間にやっている『笑っていいとも!』と同じ人なのに、この『今夜は最高!』のタモリさんはなんだか違う。危険な香りがする。明らかに夜の雰囲気の、頭が真っ黒でぺったりしていた時代。
まだ「好き」だとは思っていません。
ただただ気になる。気になって見ちゃう。
土曜日の夜に(今日もこのまま起きて待ってたら、あのタモリさんが現れるぞ!)とコソコソ見ていた時代です。

◯中学〜高校時代


「タモリさんが好きだ」と、ようやく自覚しだします。
平日は学校に行っているので『笑っていいとも!』は増刊号で見るようにしていました。(学校を休んだ日にはガッツリ見てました。その日のテレホンショッキングのゲストがイマイチ知らない人だとテンションが下がったことを覚えています)

そのかわりといってはなんですが、夢中になったのが『タモリ倶楽部』です。
こんなことを堂々と書くのは憚られますが、勉強もせず、ただただ『タモリ倶楽部』を見て「空耳アワー」に出せるようなネタを探し、友だちに「今回の傑作空耳」みたいな手紙を書いて翌日渡すという生活を送っていました。バカでした。
一時期『タモリ倶楽部』の中に「五つ星り」という、出てきたお尻を批評するコーナー(山田五郎さんもいました)があったのですが、
「私も大人になったら、このコーナーに出て、タモリさんにお尻を評価してもらいたい」と思っていたら、いつのまにかコーナーが終わっていました。
『タモリ倶楽部』の中で、大人たちがグフグフと楽しそうに笑い合う姿を見ているととても幸せな気持ちになってきて。私も自然とグフグフしちゃうという。
ずっとグフグフ。
目が離せなかったですね。

同時期に『ミュージックステーション』『ジャングルテレビ』『ボキャブラ天国』も見ていました。
今でもそうですが、ミュージックステーションでMCをする姿を見ていると「今どきのヒットソングをこんなに毎週聴いている大人の男性って他にいないだろうし格好良いなぁ」と思います。
タモリさんがトランペットを吹く姿も格好良くて、
多分私が最初にトランペット姿を見たのは『今夜は最高!』の中でだったと思うのですが、
私がジャズを好きなのもトランペットを格好良く感じるのも、みんなタモリさんの影響かなと思っています。

『ジャングルテレビ』の中で「ジャングルクッキング」という、料理をするコーナーがあったのですが、タモリさんはお料理が上手なんですよね。その手際の良さを見ているのも気持ちよくて、毎週(もう全部の工程、タモリさんに当たってほしい)と思いながらみていました。

『ボキャブラ天国』は最初の頃は視聴者からの投稿ネタを「バカパク!」とか「シブ知!」とか評価していたんです。それに私も何か投稿したくて、しかもなかなか出ないとされる「インパク知」を狙っていましたが、番組自体がお笑い芸人さんのネタ披露番組となり、投稿の機会を失いました。
しかし若手お笑い芸人さんに対するタモリさんの優しい眼差しを見れるのが嬉しくて、
「包容力のあるタモリ」を堪能しました。もう釘付けでしたね。

◯大学〜社会人時代

そして忘れてはいけないのが、
1990年に始まり、現在も定期的に放送されている『世にも奇妙な物語』のストーリーテラー役です。もうね、このタモリさんの格好良いことといったら!!!
あの『世にも奇妙な物語』のテーマソングに合わせてタモリさんが出てくると「来た!」と思いますね。大興奮です!!
ドラマの内容よりストーリーテラー。
大事な役割ですが出演時間はちょっとだけですから『世にも奇妙な物語』でタモリさんの登場シーンだけをまとめたビデオテープを作りたいと思っていました。ドラマ関係なくタモリさんだけが出てくる世にも奇妙なビデオテープ。今思えばちょっと怖いですが私にはお宝に見えます。

子どもの頃から見ていた番組を引き続き見ながら、タモリさんへの思いを募らせていた時代。
当時の私はまだ、ただ「見て」「思う」だけでした。それで満足でございました。

◯福岡に移住

私は結婚を機に福岡に移住しました。
「福岡」と聞いて、まず最初に浮かんだこと。それは「タモリさんの出身地だ」ということです。

ここからちょっとこわいことを書きますが、ひかずに(ひいてもいいです)読んでください。
『笑っていいとも!』って、平日のお昼に毎日生で放送されていたわけでしょう。その合間に他の仕事もされている。相当忙しい。そんな中で『笑っていいとも!』が終了し、
(もしかしたら、少し時間に余裕もできたことだし地元をぶらぶらするんじゃないか)と。
『ブラタモリ』でだって、ブラブラしている。あの調子で「私が生まれ育った街をブラブラいたします」ってね。可能性あるんじゃない!?と、いうことで、私はタモリさんの出身地近辺(同じ中学校区)に住み始めます。
いや!たまたまです!たまたま(ここ良いなぁ)と思って住み始めた場所がタモリさんの出身地だっただけです。
チラッと「タモリさんに呼ばれた感じだなぁ(呼ばれてません)」とは思いましたが。
そこに住んでいた数年間は
「タモリさんにバッタリ!」を夢見て、意味もなく近所をぶらつく毎日でした。

◯近所でタモリTシャツを発見

この頃、近所のセレクトショップで、タモリさんの絵が描かれたTシャツを発見します。
白地のTシャツの胸ポケットの部分からタモリさんが「こんにちは!」しているTシャツです。私はそのTシャツに一目惚れしました。
「欲しい!!」強くそう思いました。
だって、胸にタモリさんがいらっしゃるんですよ。昔、ドラマで『南くんの恋人』ってあったの覚えている方いらっしゃいますか?小さくなった彼女を胸ポケットに入れて連れ歩いていたあの作品です。あのタモリさんバージョンです。
『ミーミーの恋人(タモリ)』です。
しかし、そのTシャツを買ったとして、私はそれを着て外を出歩くのか?と冷静になりました。いや、でも、好きな人ついてるし!!悩みました。悩みながら「あの店にまだタモリさんはいるだろうか」とTシャツを覗きに行く日々。
ある日、Tシャツが売れてしまい、そこから消えたのを見て
(買う決断ができなかった私のバカ!)と強く後悔しました。
その時に思いましたね。
もう好きな人を逃したくないと。

◯ついに会いに行く

子どもの頃から何度も思ってはいたんです。

「私が歌手だったらミュージックステーションに出てタモリさんに会えるかな」
「私が芸能人だったらテレホンショッキングで誰かにお友だちとして呼んでもらって、いいともに出れるかな」
「私が一芸に秀でていたらタモリ倶楽部に出れるかな」
「私がNHKのアナウンサーだったら…」

タモリさんの隣にいける何かになりたい。
そういうことを何度となく思いましたが、
私は芸能人でもミュージシャンでも一芸に秀でている人でもない。ザ・一般人!です。
タモリさんへの道は遠いです。
かと言って、九州在住の人間には東京の番組に観覧希望を出すのはハードルが高いんですよね。
しかも、何かの番組でちょろっと見るだけじゃなく、できれば「会いたい」んですよ。お目当ては他の芸能人や歌ではなく、タモリさん。
これはどうしたものかと悩みました。
そんな時、

つ、ついに!!

タモリさんが福岡にやってくるという情報をつかみました!!


「タモリカップ」

という、ヨットの大会に。

タモリカップとは…

タモリさんが名誉会長を務める日本のヨットレース大会。「海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース」を謳っており、タイム・ハンディ・芸術点(パフォーマンス)で順位が競われる。2009年8月に始まり、12年まで静岡県沼津市で行われた。13年・14年は横浜市と福岡市で開催されており、14年は参加艇数計274艇、参加人数計約3400人と日本一の規模のヨットレース大会となった。

Wikipediaより

タモリさんが船好きなのは知ってました。船舶免許を取りに行ったりもされていたので。
しかしヨットレースの大会と言われても、私はヨット乗りではありません。今からヨットの練習をしてヨット大会に間に合うのか…
でもね、ヨットに乗れなくても、レースにエントリーしなくても、私が忍び込めるチャンスがあったのです!!

タモリカップ前夜祭」という、パーティーが!!
…多分、なのですが、この前夜祭は翌日レースに参加される方々用のパーティーだと思うのです。
しかし、ダメ元で問い合わせたところ大丈夫そうだったので予約しまして、家族で前夜祭に参加することができました。
ちょうどその日、福岡市では恒例の花火大会の日でした。タモリさんのヨット大会開催を福岡全体でお祝いしているような、そんな気持ちになりました。
前夜祭でのタモリさんはマリンルックでした。いや、船長の格好?というんですかね、とにかく特別な海の男バージョンの姿をしています。格好良いです。
前夜祭ではバーベキューが振る舞われ、飲み放題食べ放題、そのうえタモリさんと仲良しの井上陽水さんまでゲストでいらっしゃっていて歌うという。「桃源郷ってこういう所のこと?」と真剣に思うほど素敵な時間を過ごしました。
夢にまで見た生タモリがそこに居て、
船長の格好で乾杯をし、井上陽水さんの歌に合わせてコンガをポコポコ鳴らしています。私はその場を思いっきり楽しもうと踊りました。振る舞われたパイナップルを食べすぎた息子が口が痛いと騒ぐ横で踊りました。

「今夜は最高!よし決めた!毎年このタモリカップの前夜祭に参加しよう!そして何年かかけてタモリさんと親しくなろう!」

その日、そう胸に誓ったのですが、
翌年からタモリカップの福岡開催はなくなり、その後タモリカップ自体も閉会してしまいました。

それ以来、タモリさんへの道が途絶えています。
もちろん、テレビに出ているタモリさんの姿はチェックしています。
しかし、一度は生のお姿を拝見するところまできたのに…また遠ざかってしまいました。

1人で近所の坂道を探し歩いたところでタモリさんに行き着くことは多分ないでしょう。
私は焦りました。
もう会うための手だてはないのか?
いや!創作大賞に出そう!!
この気持ちをストレートにぶつけてみよう!

タモリさんに会いたい。

タモリさんとおしゃべりしたい。
タモリさんとぶらぶらしたい。
タモリさんが作った料理を食べたい。
タモリさんと麻雀をして、
タモリさんのイグアナ芸を見て、
タモリさんのインチキ外国語を聞きたい。
タモリさんとジャズ!
タモリさんと哲学!
タモリさんと…

いかん!!
タモリさんに対する欲望でいっぱいです。

私、タモリさんが好きだというだけで今のところ5000文字近く書いています。会いたい気持ちをぶつけてみたら5000文字。ラブレターってこんなに書けるものなんですね。

書こうと思えばまだまだ書けそうですが、自分でも怖くなってきたのでこの辺で。
「この人の夢を叶えてタモリさんに会わせてあげよう」企画があったら全力で乗ります!
35年分のこの思いが届くよう、よろしくお願いいたします!!




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