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ハワイで緊急事態。知っておかなきゃ損な駆け込み寺。住人でも旅行者でも。

私ごとだが先週金曜日の仕事帰り
やったー週末!
と浮かれ気分で自転車を飛ばし帰る途中
コンクリートと芝生の境目に車輪が落ちて
勢いよく転んでしまった。
というか、飛んだ(涙)
一瞬の出来事で何が起こったのか分からない
という感じだったが
頭を地面にゴンッと打ったことは覚えている。

豪快に転んだので
見ていた人はビックリしただろうなぁと
恥ずかしくもあり
散らばったカバンの中身をかき集め
何事もなかったかのように
また自転車に乗って走り始めた。

が、額から何かが垂れてくる感触が。。
まさか、、、

手で拭ってみたら真っ赤な血。
どうなっているのか?と
鏡を持っていなかったので
携帯をセルフィーにして見てみたら
ハロウィンかと思うようなホラーな流血。

これは、ヤバイ…
ホラーな写真を失礼しました

え?そんなに大変なことに??
どうりで人の視線を感じるわけだ。。
こんな人が前から来たら
そりゃあビックリして見るよね。
あまり人目につかないように急いで家に帰った。

家に帰って自分の体をよく見てみると
履いていたレギンスは破れて穴が開き
両膝も擦り傷レベルではなく
えぐれて血が浮いていた。

ただの擦り傷に見えるが
皮膚が何レイヤーもなくなっていた…

トップスも破れ
右肩も中の白いお肉が見えるほど擦り切れていた。。
右腕は上から下まで
ザーーーっと全体が擦り傷になっていて
私は一体どんな転び方をしたのだろう?
と傷のあり方が自分の転んだ記憶と合わず
訳が分からなかった。
早く帰りたい一心で
頭を打った衝撃以外の痛みは最初は感じなかった。

勤務先の夫から連絡があり事情を説明すると
「頭を打ったなら医者に診てもらわないとダメ!」と言われ
転んだ後も自分で立ち上がって
自力で帰って来れたのだから大丈夫だよ〜
と返したものの
「頭打って、週末の夜中に意識がなくなったりしたら困るでしょ!」と言われて
それもそうね、と行くことにした。

金曜日の夜6時。
今から予約なしで診てくれるお医者さんなんて
エマージェンシーしかない。

ご存知と思うが
ハワイのエマージェンシーはとてつもなく高い。
私は一度、尋常ではないお腹の痛みで倒れ
早朝にエマージェンシーに運んでもらったことがある。
痛み止めの点滴を打ってもらって復活し
念のためにCTも撮ってくれたのだが
これだけで請求書は$1,000だった。
保険が利いて、の金額である。
目ん玉が飛び出た。
しかも
このエマージェンシーの時の治療費として
1年後にさらに$750の請求書が届いた。
つまり
あの時エマージェンシーに駆け込んだコストが
$1,750 + Taxである。

繰り返すが、保険が利いて、の金額である。
いくらなんでも高くない?!
私は夫に、心臓が止まるまでもう絶対にエマージェンシーには行かない!と告げた。

ちなみに余談だが
最初に$1,000も払ったのに
1年経ってから$750の請求書が送られてくることが腑に落ちず
問い合わせの電話を入れると
「じゃあ$150だけ払ってくれればいいよ」と。
へ???
電話1本で支払額が$750から$150になることが不思議すぎるが
「$150払えばそれでいいって言ってるなら
$150払って済ませちゃった方がいいよ」
と夫に言われ、そうした。
請求書を信じて素直に$750払っていたら、、
と思うと恐ろしくなる。
これがハワイライフの現実だ。
疑問に思ったことは何でも確認をしないと
バカを見る 痛い目に遭う。

というわけで
エマージェンシーに行きたくない私が学んだ
緊急時の駆け込み寺が
シェラトンワイキキ内にある
救急クリニック Dr. on Call」だ。

ここは私は旅行者の救急クリニックと思っていて
エマジェンシーに行った当時は
ハワイ住人も利用ができるとは知らなかった。

ところが
シェラトンワイキキのサロンに勤務をしていた時
重度の腹痛で倒れ
警備員の方が運んでくれたのが
このDr. on Call。
住人も利用できることを教えてくれた。
しかも予約なしの緊急で駆け込んでも
バカ高いエマージェンシー代は取られず
普通に病院に行った時と同じ負担額。

こんな素晴らしい場所があったのか!と。
エマージェンシーに行く前に知りたかった。。

以来私はシェラトンで仕事中
何度も運ばれお世話になった。
また家にいる時でも
緊急時はシェラトンのDr. on Callまで出向いている。
通常の診察以外は怪我でも病気でも
とりあえずDr. on Callに行く。

というわけで
今回も頭が無事かどうかを診てもらうため
Dr. on Callに行った。

全身血だらけでボロボロだったが
頭はどんどん痛みが強くなるとか
耳が聞こえにくくなるとか
手足が動きにくくなるなど
の症状が出なければ大丈夫と言われ
そのような症状はなかったのでホッとした。
頭は深く切っていたので麻酔の注射をして
刺さっている小石などを排除して
全身の傷も全てキレイに消毒して手当てをしてくれた。

この日のドクターは
たまたま私の普段からの主治医だった。
あまりの見た目のヒドさに
「あーあ、何やったの〜?」と半分笑われたが
かかりつけのドクターがここにいてくれるのも
私には安心で嬉しい。

病院にも行ったし
安心してその夜を過ごしていたのだが
夜になって急に寒気がして気持ち悪くなった。
鏡を見ると、流血していた右半分の額が
お椀のように大きく腫れ上がっていた。
そして傷のない方の左肩が
痛くて上がらなくなった。
よく交通事故を起こした人が
その時は大丈夫だったのに
後から症状が出てくるから気をつけた方がいい、と言う。
こういうことか、と思った。
Dr. on Callに行った時は、
まだこれらの症状は何も出ていなかった。

翌日は痛みに耐え様子を見ていたが
日曜日になって左膝が青くなり
ものすごく腫れていることに気づいた。
しかも痛くて曲げられない。
膝やお皿を骨折していたら大変なので
日曜日、再びDr. on Callに逆戻り。

聞くところによると
Dr. on Callのドクターたちは
病院のエマージェンシードクターをリタイヤした
優秀なドクターらしい。(全員ではないが)

日曜日のドクターは私の主治医ではなかったが
前にもお世話になったことのある
見た目がサンタクロースみたいな
優しいドクター。
もう一度何が起こったのかをよーく聞いてくれて
頭は脳震盪を起こしていたらしく
その症状が出ているようだったが
酷くはないので様子を見ることにして
その日は膝のレントゲンを撮ってくれた。
結果はすぐに出て、骨折はしていなかった。
ただ、靭帯とかはレントゲンには写らないので
いつまでも膝に不調があるようなら
専門のクリニックでMRIを受けると安心だと
クリニックを紹介してくれた。
今回も完璧、安心な対応をありがとう!

ちなみにこのDr. on Call
昔は24時間オープンしていて
いつでも駆け込める強い味方だったのだが
深夜の営業がなくなり
さらにコロナ後の現在は営業時間が
10:00am〜8:00pmと短くなっている。
保険が利いて
ハワイ住人はもちろん旅行者も利用できる。
しかも、ご存知の方は少ないようだが
日本の国民健康保険が使える。

ハワイ旅行の際には
海外旅行保険に加入して来るのが安全とは思うが
3泊、4泊で来る旅行者は
保険に入って来ない人も多い。
まさか、の事態はいつ起こるか分からないし
健康な人でもハワイのアクティビティに参加して
怪我をする可能性もある。
なので、せめて国民健康保険を持って来ると
安心だと思う。
もしかしたら状況によっては
ハワイでは全額負担で支払わなければならないかもしれないが
後から清算されてお金が戻って来る
と言っていた。
日本語の話せる受付、ドクター、
または通訳者がいるので
手続きや診察なども
言葉を心配せず安心して受けられる。

コロナ後に営業時間も大きく変わっているし
コロナによりルールが以前とは変わっているかもしれないので
住人の方は利用する前に
旅行の方はハワイにお越しになる前に
最新の情報を確認することをお勧めするが
「Dr. on Callがある」ということを
知っておくだけでもいざという時に助かると思う。

私は主治医もいて何度も利用していて
ヒストリーがあるので
Dr. on Callを利用しているが
他にも同様の救急クリニックが
ワイキキにいくつかある。

シェラトンプリンセスカイウラニの中にある
Doctors of Waikikiも評判がよい。
そして現在はこちらの方が営業時間が長い。
営業時間:8:00am〜12:00am
夜の緊急事態はこちらですね。
Dr. on Callが閉まった8:00pm以降に何かあったら
私もここに行きます。

救急クリニックには
お世話にならないのが一番だけど
まさかの事態には
本当に助かる生活の強い味方です。

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