フルマラソンを終えて(第2回)

先週の日曜日、大阪・淀川市民マラソンに参加してきました。前回のフルマラソンは去年の春なので、1年半ぶりですかね。結果を先に言うと、無事完走することができました。

正直すごく不安でしたね〜。

まず前日の夜にバッティングセンターでがっつり5ゲームも楽しんじゃったので、朝起きた時に足全体がなんとなくだるかったです。むちゃくちゃ楽しかったんで良いんですけどね。

そしてなにより、前回リタイアしたという事実が重くのしかかっていました。基本ポジティブなんですが、「今回も駄目なんじゃないか」とかずっと考えていました。

というか書いてて思ったんですが、多分根はネガティブなんですよね。それを後付けのポジティブ思考でなんとかしてきたタイプの人間です。

ただ不思議なもので、いざレースが始まると緊張も不安も消え去り軽快な走り出しとなりました。

3kmほど走ったあたりでしょうか、後ろからゲストの高橋尚子さんが周囲に声をかけながら走ってきました。

「20kmまでは寝てるくらいの気持ちで良いですよ〜」と言いながら颯爽と前方に消えていったんですが、これが非常にありがたい助言となりました。

というのも、淀川の河川敷を走るのが気持ちよすぎてまあまあ早めのペースになっていたからです。

前回リタイアした時の反省点として「水分・栄養補給不足」と「前半での飛ばしすぎ」があった事をすっかり忘れていましたが、この一言のおかげで思い出せました。

眠っている時くらい穏やかに、それでいて最低限の速度を保てるちょうどいいペースを探して20km地点まではのんびりと走り続けました。

とはいえ、15kmを超えたあたりで少しづつ疲れが出てきました。ただ体力や足の痛みよりも現在のタイムや走行距離といった数字にばかり意識が行くようになり、それを確認してはゴールまでの途方もなさに心が折れそうになるという事を繰り返していました。精神的にはここらへんが1番辛かった気がしますね。

一度気分を変えようと思い、今回の目標は完走ではなく前回超えでいいじゃないかと言い聞かせるようにしました。人間というのは不思議なもんですね。たったこれだけの変化ですが、少しばかり気持ちが楽になりました。

3km毎くらいに給水・給食所が設けられていたおかげで、ちょうど喉が渇いたなあ腹が減ったなあと思ったくらいのタイミングに補給し続けられていたんですが、25kmを過ぎるとさすがに駄菓子じゃきつくなってきました。

そんな時に見えたのがバナナの山でした。 

いやもうほんとに人生で一番のバナナでしたよ。あんなに美味いバナナと今後出会える気がしません。そんなわけで、30kmらへんで体力がv字回復しました。

気付けば前回の記録である34km地点を超えてました。超えた事自体ももちろん嬉しかったですが、その時点でまだ足の体力と精神力がそれなりに残っている事が嬉しかったです。前回は30kmらへんから足がつりそうになり、騙し騙しで距離を伸ばそうとあがいてました。その末の34kmリタイアだった事を自分が1番理解していたので、成長を実感したというか準備してきた甲斐があったなあと。

そんな事をしみじみ考えてたらもう残り5kmでした。「これは完走できる」と確信しましたね。

ちょうどその時に僕のSpotifyからカネコアヤノの「こんな日に限って」が流れてきました。なんかもうイントロが聞こえてきた瞬間に涙がぶわぁっと込み上げてきました。なんというか今までの自分におつかれと言ってくれてるような感覚になったからです。あれは鳥肌もんでしたね〜。

そこからはとにかく足をつらないようにだけ気を配りながら、最大限ペースを上げました。
そして無事ゴールという流れです。

なんかゴール直後は「あれ、自分ゴールできたんや」て感じでした。想像以上にあっけなかったです。とりあえずスタッフの方に記念写真を撮ってもらい、さっさと着替えて河川敷の階段にぼけーっと座っていました。

ドラマやアニメの影響なのか僕は河川敷とかその上らへんの道が大好きなんですが、淀川はまさに理想的な河川敷でした。将来大阪に住むなら守口市ですかね。 

もともとこの日は大学の友達と一緒に参加する予定だったんですが、練習の途中で彼が怪我をしてしまったため僕1人となりました。あまりにしんどすぎたのでもうフルマラソンに参加するつもりは無いのですが、もし彼がこの先出場する時があればもう一度だけ出ようかなと思います。とりあえずさっさと足が治るのを祈ってます。

本来であれば、高校の友達が滋賀から来てくれてゴールの瞬間を見届けてもらう予定だったんですが、思ってたよりも早くゴールしてしまったのでその瞬間に彼は立ち会えませんでした。でもとりあえず会場の最寄り駅までは来てくれたので合流しました。

あまりに腹が減っていたので近くの吉野家に駆け込みました。時刻は16時すぎだったので何ご飯と考えるべきか悩ましい時間帯だったんですが、とにかく美味かったです。ちなみに彼は人生初の吉野家だったみたいです。

前日のDMで僕の方から「夜は居酒屋に行こう」なんて言っていたんですが、フルマラソン舐めてましたね。全身の筋肉痛と胃袋のモヤモヤが酷すぎて牛丼を食い終わるやいなやこちらからお断りしました。ちょうどその日はプロ野球の日本シリーズ第7戦という大1番だったので家でマターリと鍋chillする事にしました。

オリックスの敗戦を見届けた後は、最近の特大マイブームである進撃の巨人のアニメを何話か観ていたんですが、あまりの疲労感から気付けば寝てました。はるばる滋賀から友達を呼んでおいて失礼な家主ですね。

本日11月11日は「ポッキーの日」だそうです。ただ僕にとっては「進撃の巨人の日」になりそうです。今朝ついにシーズン6の87話を見終えて残すところ4話だけとなり、おそらく今日中に最終話まで突っ走る気がしてるからです。

にしても87話良すぎませんか？？？？？？

ミカサ大好き人間なんで単純にミカサが可愛すぎてニヤニヤしまくりました。4分30秒くらいのアイスを初めて食べるシーンの嬉しそうな顔!!!!!

そらエレンさんだって世界を敵に回してでも、自分の命を犠牲にしてでもミカサ(と他の同期)の幸せを願いますよ。

アニメの最終話がつい先日放送された関係で、TwitterのTLでは最終話のその後の考察やif世界線のツイートや尊いイラストなんかが流れまくってきます。昔は進撃のssを見るのも好きだったのでなんだか懐かしい気持ちになります。ほんと最近いいねが止まりません。

もちろんあれはあれで良かったのかもしれませんが、原作のエレンは報われなさすぎてあまりに可哀想なのでせめて妄想の中くらいはミカサたちと幸せな日常endを過ごしてほしいです。月並みな表現ですが、この作品を日本人として理解できて本当に幸せです。

そう言えば、さっき進撃の巨人のLINEスタンプを買いました。思ってたよりも種類があって悩みましたが、なんかメッセージを自由に書き換えられるやつがあったのでそれにしてみました。どんな文章でも書けるので使い勝手がまじで良いです。

1番のお気に入りは、ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう…」を「おけ〜」に変えたスタンプですね。

それでは今から88話を見てきます。