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気絶寸前体験記

ついに日記の1冊目が完成しました。

昨年の6月からちまちまと書き進めてはや10ヶ月。飽き性の僕にとってこれは快挙も快挙です。試しに最初のページから読み返してみたんですが、まっっったく覚えてない文章の数々。とりあえず引き出しにしまいますが、たまには引っ張り出して「うわ~そういやこんなんあったな~」と1人同窓会をしようと思ってます。

そういえば、この「日記」をテーマに卒論を書こうと考えているみたいな記事を4月初頭に書きました。たしかその記事には「変化を恐れなくなったのが自分の最大の変化」みたいな事も書きました。

もう分かったでしょうか?そう、書きたいテーマがまた変わりそうなんです。おそろしく速い心変わり、オレでなきゃ見逃しちゃうね。


きっかけは先週のゼミでした。先輩と後輩で3人一組のグループを作って前期の間に何かしら1冊読んで発表しなさーい、と言われました。話し合った結果、僕のグループは僕の卒論テーマ候補の「日記」に関する本を読むことになりました。

自分に合わせてもらう以上は興味の無い2人でも読みやすい本を選ばねば、と思いながら近所の図書館で日記の歴史にまつわる本をいくつか借りてみたんですが、ま〜どれも難しいわけですよ。文も内容も固い固い。僕は興味があるから読んでてもまだ面白いんですが、これじゃ自己満おなにー発表会に二人を巻き込んでしまうと気付きました。


どうしようかな~と悩んでいたある日、一冊の新書の存在を思い出しました。最近Twitterで流行っている『なぜ働いていると本が読めなくなってしまうのか』という本です。初めて見かけた時は「ほえー、おもろそうなタイトルやなー。でも金無いしなー。」くらいに思いながらスクロールしたんですが、よくこの程度の関心で記憶に留めていてくれたなと自分の海馬に感謝してます。

新書という事もあり置いている書店に全然出会えませんでしたがなんとか買えました。半分ほど読み進めたんですが、すごく読みやすくて面白いです。ほんで気付いたら「日本の労働環境」をテーマにするのも面白そうやな〜と思い始めました。前述の通り、書きたいテーマが変わりそうの段階なのでまだ今はどちらも同率1位ですね。



労働環境といえば、最近関西か関東の二択でひたすらに悩んでいます。

僕が入社予定の会社は、最初に1年ほど現場で働くので全国のどこかしらにエリア希望を出さなければなりません。関西大好き人間なので関西から出る事なんて想像すらしてこなかったんですが、最近になって「本当に関東(というか東京)に住む経験をしておかなくていいのか??」となり始めました。

「人が多い」とか「生活費が高い」みたいな東京の大前提は理解してるしずっと住む気も無いんですが、なんか若い間に一度くらいは住んでみたいんですよ。この東京特有の曖昧な魅力ってなんなんですかね。

良くも悪くも最初の1年という期限付きですしその後は転勤も無く本社がある大阪での暮らしが待ってるので、ちょっと本当に悩んでます。たかが1年、されど1年ですからね〜〜。


昨日は生まれて初めて献血をしました。大学の中庭に日本赤十字が来てたので、ゼミまでの時間つぶしくらいの気持ちで友達と行きました。結果、死にかけました。

400mlを提供するという事で10分ほど血を吸われ続けてたんですが、「もう少しですよ〜」と看護師さんに言われた辺りから様子がおかしくなりました。明らかに悪くなっていく気分と明らかに狭まっていく視界。特に視界に関してはどんどん白くなっていったので「あれ、これ死ぬやつ?」と本気で思いました。

献血初体験だった僕は「400mlも血を抜くんやからこんくらいの症状は普通なんやろな」と思っていたし「もう少しで峠を越えて回復するやろな」という謎の楽観視があったのでひたすらに耐えようとしてました。そしたら看護師さんが僕の異変に気付いてくれたらしく、すぐさま頭に血が上るようにベッドを傾けさせて院長を呼んでくれました。しばらくすると視界も体調も徐々に戻っていきました。

「大丈夫?て聞いても大丈夫って言うから大丈夫なんやと思っちゃってた。全然気付いてあげれなくてごめんね。」とひたすら謝られてすごく申し訳なくなりました。さっさと素直に「やばいです助けてください」と言えばよかった。


ある程度回復したのでさあ起き上がろうと思ったら「あ、まだ動いちゃ駄目ですよ〜。あと15分ほどこのまま様子見ましょうね〜。」と言われました。まあこればっかりはしょうがない。

そこから15分の時が経ち、さあいよいよと思ったら「じゃあもっかい血圧を測ってまた10分だけ様子見て問題なければ院長の所に行きましょうね〜。」と言われました。まあこればっかりはしょうがない。

そこから血圧を計って正常に戻った事を確認し院長の優しい言葉を頂き、さあお別れの時だと思ったら「じゃああっちの休憩所で最後に15分だけ様子見て問題なければ帰って大丈夫ですよ〜。」と言われました。まあこればっかりはしょうがない。

結局ゼミに参加できたのはラスト10分だけでした。万が一また意識が遠のいたら危ない、という優しさで看護師さんたちがしてくれてる行為だと頭では分かっていたんですが、あと○○分様子見コンボを決められる度に僕の心は「ぐあ〜〜〜、早くゼミに行かせてくれ〜〜〜」と叫んでました。勝手に死にかけて助けて頂いたのに本当に申し訳ありません。

でも最後に院長が「ちゃんと400ml出し切ったんや!すごいね!ありがとう!」と言ってくれたので心晴れやかに立ち去れました。「なんか途中から死にかけてたな(笑)」とか言ってきた友達とは大違いです。今回生まれて初めて「本当にこれは死ぬかもしれない」という状態を味わえたのでこれもまあ良い経験ですね。200mlくらいならまたしようかなと思います。

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