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三浦半島の魅力を再定義する(京急電鉄×東京大学)【プロジェクトレポート】

今年の春にスタートした京急電鉄と東京大学の共同研究「三浦半島の魅力を再定義する」プロジェクトですが、3回のワークショップ、フィールドワーク、競合地域調査をはじめとするさまざまなリサーチを経て、今月末に成果物を一つのコンセプトブックにまとめることができました。まだ報告会などは控えていますが、今期思い描いていたゴールは達成し、これでほぼほぼ終了です。プロジェクトのプロセスをクリエイターの安井信介さんが映像にまとめれくれたので、よければご覧ください。

生み出したコンセプトの全貌はいまのところ非公開ですが、プロジェクトメンバー全員が「三浦は魅力的だ!」と心から思える核となる価値がはっきりと見えてきて、それをなんとか言語化することができたように思います。三浦での移住や、新規事業の立ち上げを検討するメンバーも笑。プロジェクトをスタートさせた当初は思いもよらなかった方向性になり、改めて異分野の多様なメンバーで創発型のワークショップを繰り返していくこと、またワークショップとリサーチを組み合わせることのポテンシャルも実感しました。

今回の共同研究はプロジェクトパートナーとして今和泉隆行さん(地理人研究所 代表)モリジュンヤさん(inquire inc. CEO)をはじめ、さまざまなメンバーにご協力いただき、僕自身もとても勉強になりました。この仕事はミミクリデザインとして受けた仕事ではありませんでしたが、結果として現ミミクリメンバーから地域活性化を研究する東南裕美、デザインリサーチを得意とする志田雅美を中心に、和泉裕之松崎萌子らも大きく貢献してくれました。他にも、岡田弘太郎さん(inquire inc.)山田小百合さん(NPO法人Collable)青柳理菜さん(実践女子大学)ハナワヨシノリさん(株式会社飛脚堂)らにもご協力をいただきました。コンセプトブックのデザインには宮野祐さん・江村祐美さん(多摩美術大学)にもご協力いただきました。またコーディネートしていただいた東京大学TLOの山本さん、石田さん、成田さんらにも大変お世話になりました。

今後は生まれた成果物を元に、京急電鉄の新規事業に活かしていただくほか、三浦半島のプレイヤーや住民の方々と連携しながらまちづくりが進めていけたらと考えています。今後どのように関わらせていただけるかは未定ですが、具体的なアクションにつなげていけたらと思います。

2017年はこれ以外にも、さまざまな商品開発や人材育成のプロジェクトに関わらせていただき、本当にいろいろな人にお世話になった1年でした。来年以降にかたちになるものが多いため、仕事の成果についてはまた改めてご報告いたします。また、個性的なチームメンバーも増え(来年からまた少し増えます!)、いくつか自社事業もスタートさせるなど、創業2期目に向けて順調に種を撒くことができた1年目でもありました。2018年も面白いことをたくさん仕掛けていきますので(新たなお仕事も随時募集中です笑)、どうぞよろしくお願いいたします!

(安斎 勇樹 / 代表取締役)

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