ピカピカの1年生

私の母校にチビ助は入学した
私の母校と言っても建て替えがあったので、知らない学校も同然だ

入学早々、親の試練がある
誰もが通る算数セットの名前つけだ
算数セットだけだと思いきや、教科書、ノート、えんぴつやらなにやら持ち物全てだ
卒園記念でお名前スタンプを貰っていたから、スタンプ出来る物は押しまくった
算数セット用のシールは入学祝いでもらったので、これもまた貼りまくった

2年生に合併があり、その時に給食になるらしく1年間は弁当だった
温かいご飯がいいだろうと思ってご飯だけ保温できる弁当にした
そしたら、机に弁当を包んできたハンカチを広げて食べましょうだそうで、えー!?早く言ってよ!!って思ったが弁当箱は高かったので入学前に説明がなかったとなんくせをつけ、その弁当で頑張ってもらった
蒟蒻ゼリーを入れたら、子供は食べたらダメなんだよと隣の子に言われて大好きなのに残して来た
弁当めんどくせなー!!😫と思った

小学生の一張羅
ジャージを上下で数着買った
ズボンにすぐ穴をあけてくるが上だけあったもなんか組み合わせ変になる
上下ラインが入ったジャージを着て行ったと思っていたら、ロゴが上下で違うとかホント適当に着て行くので帰って来てから病院とかだとめっちゃ恥ずかしい
考えてみたら、上下である必要なくね?と思った
上はトレーナーやパーカーでいいとやっと気づいて上下で買うのはやめた
そして、すぐ穴をあけるのもジャージは高いから困る
そこで、絶対嫌だとわかっていて言った
「穴あけたら、ママの手書きのkittyちゃんワッペン貼るよ!」
と、、、
チビ助には効果抜群だったようで、それからは穴はあけていない

ランドセルは6年も使うしセミオーダーのいい物にしようと私は思っていた
でも、チビ助は天使の羽がいいと言った
しかも、赤が欲しいと、、、😳😳😳?
何度も聞いた
全部赤のランドセル?と
見に行っても赤がいいと言ってきかなかった
なぜ赤だったのかはわからない
ババと説得しまくって黒に赤い糸のになんとかおさまった

ある日、もぉ帰って来てなきゃいけない時間なのに帰って来ない日があった
帰り道には川もあるし何かあったのかと何度も行ったり来たりして探した
ようやく帰って来ると冒険して来たと楽しそうに教えてきた
私は泣きながら怒った
すごく楽しそうだった顔からいっきに笑顔が消え悲しそうに謝った
でも、ダメなものはダメ
心を鬼にした
行きたい気持ちはわかった、でも、寄り道はダメだから一回帰って来て宿題が終わってから必ずどこに行くのか言ってから行くこと
わかってくれたらしぃ
遊びには我が家のルールがある
もちろん、宿題が終わってないなんてのは論外だがいきなり誰かの家に遊びに行ったり来たりはダメ
いつの何時にどこで遊ぶのか、遊ぶ友達の親も我が家もオッケーして始めて遊べる
勝手に冷蔵庫を開ける子がいるとかを聞いてチビ助がやらないと言い切れなかったからルールを厳しくした
外で遊ぶ分には問題ないが、今時の子はゲームだから困りものだ
お友達が我が家に遊びに来た時に1人の子がお菓子を買いたいから行こうと言い出した
もぉ1人の友達は行かないと言ったことで揉めていた
なので、我が家は遊びに行くのにお金は持たせないで皆で食べれるお菓子とジュースを持たせている
最初からお金を使う約束なら話は別だ
今時は駄菓子屋はなく、コンビニやスーパーなので子供だけではあまり行かせたくないのが本音だ

習字も習い始めた
我が子には絶対習字だけはやらせたい!と思っていた
私がびっくりするほど字が汚くて、葬式や結婚式で記帳するのに困っていたからだ
水曜日は習字
木曜日はスイミング
金曜日はダンス
と実際遊べる時間は少なかった

夏休みの宿題で、お手伝いが出た
お風呂掃除にしたらしぃ
夏休みが終わってからは、お手伝いしたらお小遣い制にして時間がある時は今でもやっている
お手伝いしたら、カレンダーにシールを貼る
1ヶ月ごとの精算で1回100円にした
なんと割のいいバイトなんだろう
我が家は人からたまたまもらったお金は貯金して使ってはいけないルール
欲しい物はお小遣いで稼いだお金と決めている
その他にお年玉で毎年スキー用品の足りない物や買い替えないとダメな物を購入した残りの半分を渡して、それは好きに使っていいルールだ
ちなみに、課金カードは3ヶ月に1回1.500円のしか買ってはダメなルール
本当は課金なんてさせたくないのだが
その他にもいろいろ我が家のルールはあるが都度話していく

そして、将来の夢はテレビに出る人か医者になった
テレビに出る人というのは、戦隊物になりたいから始まっているっぽい
あと、私にはよくわからないがイケメンだと言われてよくテレビに出る人になったらいいんじゃない?☺️と言われるから
どこがイケメンなのか、私には分かりかねる
医者は完全に私だ
医者になれば、お金持ちになれる!と言ってきたから😅
まぁどちらにしても夢は大きく!でいいと思う

忘れてはいけない
明日から夏休みという日の夜におっぺ流血事件がおきた
寝る前の歯磨きをしに行ったはずのチビ助がほっぺを押さえて戻ってきた
どーやら、通らなくてもいい場所をわざわざ通り転んでジジお手製の角とんがり机のまさに角にいったらしぃ
そこはジジの特等席で新聞やチラシがある場所だ
踏んで滑ったのだろう
今までいくらぱっくりやってもババが手当てをしてくっつけて来た
もちろん素人ではない
脳外科大好きベテラン看護師だ
そんなババが傷を見て、これはダメだ縫わないとと言ったのですぐに救急外来に行った
病院大好き注射大好きチビ助が、縫うという言葉にびびったのかさすがにガタガタと震えていた
たまたま、当直の先生が外科だった
幸いにも縫わずに済み、テープでしばらく固定する感じで終わった
夏休み明け、当然ウザイくらいに皆に聞かれたそうだ

この頃、私は個人店のエステティシャンをしていた
フェイシャルやボディもやるが、メインは脱毛だ
施術は楽しかったし、ずっと脱毛だけやっていたいとも思っていた
しかし、脱毛以外の仕事が多すぎて18:30閉店で帰るのは22:00とかだった
事務員がいなかったので、事務仕事もあった
カルテの書き方も独特で書いたカルテは提出するという学校スタイル
予約サイトから入ってきた新規のお客様に業務の合間で電話して簡単なカウンセリングと注意事項を伝えたり、予約サイトと店舗での予約システムが連動ではなかったのでよく予約もかぶってしまっていた
そんな時も電話をしなければいけなかった
なんのためのネット予約なのか疑問になってくる
オーナーの予約は、いちいちオーナーに確認してから予約確定になる
すぐ確定しないので、時間を取られる
洗濯機がなく、使ったタオル類は手洗いだった
これがまた時間がかかる
朝は出勤したら、掃除からなのはいいが床にはいつくばって雑巾でふく
これがまた辛く朝から汗だくになる
途中からスチームモップが導入されてだいぶ楽になった
オーナーは寒がりで、真夏の30°越えの日でも何も言わずにクーラーを止める
掃除で汗をかいて、やっとひいたと思ったら朝礼でまた汗だくになる
数年後にわかることだが、多汗症で頭皮からの滝汗がヤバイ私には辛い環境だった
しばらく従業員は私1人だったが、辞めることになる少し前から増えて4人になった
若い部下もできた
私を慕ってくれ、楽しいと言ってくれていた
いろいろ不満はあったが、私も脱毛は好きだし辞めるつもりはなかった
しかし、私1人の時はそれで良かったことも人数が増えるとそうもいかないことも出てくる
古株として、オーナーに言った
そうすると次の日、話があると言われた
私がいろいろ不満があるということがわかったと言われた
私は、他人同士が集まっているわけだから全く不満のない職場の方がレアなんじゃないか、私1人の時はそれでも良かったが人が増えれば皆が働きやすいように改善も必要なんじゃないかと言った
そうすると、これからどーなりたいのか?と聞かれた
将来のビジョンらしぃ
私は、将来的には独立出来たらいいなと思っていると言った
その答えの何が気に触ったのかは今考えても謎だが、やめるつもりなら今やめていいよと言われた
私のお客様の予約もあるのに今ですか?と聞いたら、そう!今!お客様のことは気にしなくていいと言われた
今まで文句も言わずやってきて、こうしたらどーか?と2.3個言っただけでこれはなんなんだと思ったのと、私のお客様を気にしなくていいとはどーいうことか理解出来なかったがわかりましたと言ってその日は帰った
すごく悔しかった
後日またオーナーと話し合いをした
私の部下が私を辞めさせないで欲しい、私の元で脱毛を習いたいと言っていると言ってきた
すごくすごく嬉しかった
しかし、その話し合いの中で意見が合わないことがあり私が辞めるなら自分も辞めると言って退職したことがわかった
なぜオーナーはもっと早くにそのことを私に言ってくれなかったのか、なぜオーナーはこれほど従業員を大事にしないのか沸騰しそうになった
部下はもぉ少し教えれば、独り立ち出来るところまで頑張っていたのだ
悔しさ再びだった
さすがに戻る気にはなれず母再び無職になるのでした


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