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新成人へ 君たちはどう生きるか(私たちのようにはなるな)  松本人志以上に「一夫多妻」を夢見るアラフォー少女という末路

昨日は、成人の日でした。
私が住む地域では、図書館に併設されている施設で 成人式が執り行われておりました。
私は、いつものように手ぶらで図書館を訪れたところ、晴れ着姿の新成人(18歳ではなく20歳の人の集う会らしい)の行列ができていました。
駐輪場に入るのに裏通りから迂回せねばなりませんでしたが、
心の底から、「おめでとうございます」という気持ちです。

一方、そんなことより伝えたいのは、「私たちのようになるなよ」ということなんです。

まずは、週刊文春における松本人志の性加害疑惑に関する記事に触れたいと思います。松本は以下のようなことをいったとされています。

「日本の法律は間違ってると思うねん。日本は俺みたいな金も名誉もある男が女をたくさん作れるようにならないとあかん。この国は狂ってる。なんで嫁を何人も持てないんや」

週刊文春電子版

そこで、本日は、松本人志が言及している、一夫多妻制についての記事を書きたいと思います。

この一夫多妻ですが、男性にとって「ハーレム」といったイメージがあるかもしれません。
しかし、近年は、女性の間でも望む人が少なくないというのが肌感覚です。
しかも、そういった声をあげるのは、古風な女性とかではありません。
有名大学を出ていて、思想もリベラルで、給料もいい有名会社に勤めている都心在住のアラフォー女性に多い、というのが私の周りの局地的状況です。
そういった女性が集まる飲み会に参加すると、二次会あたりで気の置けない仲間しか残らなくなった際、彼女たちは、新橋の高架下の店で管を巻く冴えないおっさんのような顔になり、こぞって、以下のようなことを口にします。

ここでは、代表的な3パターンを、あげていきたいと思います。

(パターン1)
A子「いい男が残っていない」

これがもっともよくあるパターンです。
ポイントは、「いい男がいない」ではないところ。「残っていない」なのです。
つまり、周りにいい男はいるが、既に結婚してしまっていると。

独身のアラフォー女性となれば、管理職や管理職の補佐を任されることも少なくありません。
年収も安定し、アフターファイブに出入りする店も、けっこうな値段のするところになる。
あれほどお世話になっていた「一軒め酒場」に、一切行かなくなるのもこの時期です。
といいますか、そういう店に一緒に行く女友達が、周りからポツリポツリといなくなっていく。マッチングアプリで見つけた相手と結婚して、細々とやってきた独身アラフォー女子会を退会していくんです。
だから、独身のアラフィフ女子会って、私のまわりではほぼありません。アラフィフの集まりになると、逆に既婚・未婚は関係なくなってきます。このことはまた別の機会に触れたいと思います。

なお、都心のオフィスで働くアラフォー女性は、社会的地位 & 年収がどちらも高い男性がゴロゴロいる環境で働いています。
そういったところで出会う、「おっ! こいついい男だな」という人が、ほぼすべて既婚者、というのが彼女たちの意見です。
この問題に直面するのが、アラフォーという年齢。
だから、この類の話は、都心のどのアラフォー女子会(独身)に参加しても、テッパンネタとなっています。外すことはありません。

(パターン2)
B美「最近、12歳年下の子が気になっている」

これは、婚活(マッチングアプリ)を真剣にやっているアラフォー女子に多いです。
これこそが、令和のシンデレラストーリーなんです。
さすがにもう、「白馬に乗った王子様が現れて」といった、夢見る少女じゃいられない(相川七瀬)。
むしろ、自分から大草原を自由に駆け抜け、小屋から出てきて少し走り慣れてきた若い白馬をがっつりいただく、というのが、いちばんのサクセスストーリーなんです。

そして、半分しか生きていない20歳の新成人にはわからないと思うのですが、アラフォー女子って、そこまで老けていない。というか20代後半くらいからそこまで変わらないルックスの人って、まだまだ多い年齢なのです。
そこに、お化粧をしておしゃれを施すと、あら不思議。「スリーハンドレッドバー」あたりにいけば、20代後半あたりの子にナンパされたりすることもあるんです
君たちのような20歳前半には、さすがに誘われませんし、アラフォー女子のターゲットにもなっていませんから、安心してください。
そこで、ワンナイトを決めれば、その後は、週1で会う関係となっていく。
場所は、だいたいどちらかの家です。Netflixを見ながらの、サブスクセックス
もちろん、20代の小娘なんかには負けない技巧も、それなりに持っていたりします。酒の肴を家で作ることもしょっちゅうですから、料理だってお手のもの。
ですから、この年下をとっ捕まえたという話は、アラフォー女子会(独身)では、憧れられる話でもあるんです。

(パターン3)
C恵「アラブの石油王の第10夫人になりたい!」


最後は、こちら。
そして、これこそが、アラフォー女子会で、もっとも共感を得られるテッパンネタです。
一撃必殺の領域展開
A子もB美も、エド・はるみのようなポーズで親指を立てながら、「わかるぅ〜〜!」と乗ってきます。
そして、一躍、アラフォー女子会の会話の中心に躍り出るのです。

それで、この話ですが、もちろん、自虐的な意味やギャグも、含まれています。
しかし、そんなのは、得意料理のもつ煮を作っているときにうっすら浮いてくるアクみたいなもの。
いつもは喜ばれる、「最近観た面白い海外ドラマ」とか、「橋本環奈より石原さとみになりたい」といった話題に変わってくれません。
なぜなら、これこそ、都心のオフィスで働くアラフォー女性(高学歴、高年収、そして独身)がひた隠す本音。
煮込んだ際に出るダシなのです。

しかし、もちろんこんなのは、単なる夢、幻想に過ぎません。
一夫多妻制には、そもそも、男尊女卑の考えが色濃く出ています。
つまり、彼女たちが夢見る石油王との一夫多妻生活は、夢でしかなく、現実はアフリカの小さなコミュニティとかモルモン教とかのコミュニティを見れば、見たくない現実を知るはずです。
妻の中でのポジション争いでは、死者まで出るほど。
子どもが産めなくて、コミュニティから追い出された、といった話も少なくないのです。

そして、こうやって管を巻いているうちに、40を超えて、化粧やおしゃれで隠せない皺やシミが出てくる。
誰もが避けられない老化の訪れです。
そして、妊娠する可能性も、グッと下がっていきます。
婚活の話題もお互いしにくい年齢になり、「最近観た面白い海外ドラマ」とか、「橋本環奈より石原さとみになりたい」といった、しょうもない話しかできなくなっていくのです。

この過ちを、次世代に残してはならない。

上記は主に私界隈の女性の話ですが、男性もしかりです。
アラフォーにもなって、20代の犬系女子に「いいね」押してる暇も、マッチングアプリのポイントもないのです。
君たちのすぐ隣には、わりと金を稼ぎ(自立していて)、社会的地位も、そして年齢も高い(子どもは産めないかもしれない)独身女性がわんさかいる。
そこに、積極的にアプローチしていかなくてはなりません。
たとえ彼女たちに少々ウザがられたとしても、です。
そして、女性たちも、隣には、家事を押し付けず、自分を大切にしてくれそうな優しい(しかし専業主婦ができるほど稼いでいない)独身男性(ただし同年代のおっさんに限る)がわんさかいる。
マッチングアプリに「あなたに興味があるかも」と表示されたアラフォー男性を、右手の人差し指一本で、さくっとスキップしている余裕はないのです。

そんなことで、20歳の子には、最後に次の記事を読んでいただきたいと思います。

宮台真司氏 女子大生を “ファン食い” 44歳差不倫「がん治療」に同行させ3000円ラブホへ

君たちと同い年の20歳の女子大生が、44歳年の離れた社会学者の爺さんと、ラブホ街・丸山町で不倫をしていた、という内容の記事です。
記事を読むと、18歳という年の差婚をして、世のアラフォー女性から「キモい!」と罵倒されたハライチ・岩井勇気以上の衝撃度に見えますが、そこは置いておきましょう(界隈では有名だった云々をつぶやいているXアカウントがありますが、そこには触れないでおきます)。

この記事を私に教えてくれたのは、アラフォーのフェミ友達でした。曰く
「宮台だったら、もっと金使え」
とのこと。
要するに、社会的にも成功を収めた爺さんだったら、女子大生に対して、3000円のラブホを利用したり、駐車場の車中で雑な(キス含めた)ペッティングをしたり、といったことが、気に食わん、ということだと思います。
このような批判は、つい先日、全国地上波で復帰を果たしたアンジャッシュの渡部建の「多目的トイレ不倫」の際にも、見られました。

ちなみに、20歳の方にはピンと来ないのでしょうが、宮台真司は、1990年代にカリスマ的な人気を博した社会学者でした。そして2000年代や2010年代にも、論壇の最前線というところにはいないものの、やはりある一定の評価を得てきている学者といっても問題ないと思います。
しかも自身で、自分がモテることを堂々と公言することを恥じません。それで、おそらくは、本当にモテるのだと思います。

しかし、こんな爺さんに、あなたたちの人生の大切な時期、いちばん高く売れる時期をあげてはいけないのです。
新成人の女性の方へ。あなたのすぐ隣には、たしかにおっさんよりは稼いでいないかもしれないが、とても優しい同年代の男性がいるはず。
新成人の男性の方へ。あなたのすぐ隣には、そこまで可愛いとはいえないかもしれませんが、結婚後も働いてくれるという、自立的な同年代の女性がいるはず。

そういった、身近にいる、人生の良きパートナー候補を、どうぞ、見逃さないようにしていただきたい。

それが新成人に送ることができる、私の最後のアドバイスなのです。

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