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湯川内温泉 かじか荘

最終私が訪問したのは、2019年9月のことです。その当時はまだ宿泊もしていたのですが、宿泊受付を中止し、洪水に見舞われ下の湯が大きな被害を受け、それでも復活し、2022年10月より、1日1組限定ですが、宿泊を再開されたそうです!!

暑い夏が終わって、やっと少し休みが取れました。夏の疲れも取りたかったので、少し温泉旅行をしてきました。
一度、ここは泊まりたかった宿です。
以前入ったことがあるのですが、なにせ人気の温泉で、おじいちゃんに囲まれて入ったので、今度こそはゆっくり入りたいと思い、思い切って宿泊にチャレンジです。

本当にここに温泉があるのだろうか…。といううねうね道を上っていくと、山奥に隠れるように、宿が現れます。
ここだけ時間が止まったように、何も変わりません。
早速受付を済ませて、宿に入ります。

受付棟です にゃんこがいました。

部屋はこんな感じです。

部屋の中

※翌朝撮影しました。布団は押し入れに入っていてセルフです。4畳半、風呂トイレは別です、湯治宿ですから、まぁ、普通です。
昔はかなりの規模の旅館だったんですね…。細々とでも続けていただけるのは非常にありがたいです。

館内案内図

台所も完備していますので、一通りの調理器具、食器はあります。ポットは昔ながらの魔法瓶タイプですので、やかんでお湯を沸かして入れます。炊飯器はありませんでした。ご注意を。ちなみに流しの水は温泉水でした。すごいなぁ。

台所

さて、早速温泉に行きます。かじか荘には2か所の温泉があります。まずは上の湯から。

上の湯 渋い…

昔はプールがあったんですねえ。左側にプールのあとが残っていました。正面に見えるのが上の湯です。右が男湯で、男湯の脱衣場は丸見えです(笑)

脱衣場 潔くカゴだけ(笑)

中はあまり広くなく、3~4人入れば一杯かな。というくらいの広さです。ただ、上の湯の方が源泉に近いのか、湯は新鮮で、下から湧き出ているのが泡でよくわかります。
石が中にいくつか入れられていて、そこに腰掛けるとちょうどよい感じです。

上の湯 内湯

温度は本当に適温で、40℃弱だと思います。冬はおそらく寒いと思われますが、夏はちょうどいい。のぼせることもなく、ゆっくりと湯を堪能できます。1時間入っても平気だと思います。
なんか、まったく湯が出てる感じしないんですが、足元から湧き出ています。かなりの量です。仕切りは下までなく、女湯と浴槽はつながっているようです。
若干の卵臭がするくらいのさらりとした湯で、非常に入りやすいです。
女湯は賑やかな話声が響いていますが、男湯は入っている人はみんな無言。ただ、目を瞑り、ひたすらお湯につかる…。

お風呂から上がったら、少し下の休憩所でのんびりします。

休憩所

夕方~宵のうちは、地元のお客さんで大賑わいですが、外来入浴が終わったあとは、なんと宿泊はうちらだけ(笑)まさかの貸し切りでした。
夕食はスーパーで買ってきた総菜で簡単に済ませ、温泉に入ることに集中します(笑)
ということで、もう1つある、下の湯に入ります。

下の湯はこんな感じ
下の湯 浴槽
おそらく冬はこの浴槽が沸かし湯になるかと。

宿泊棟からすぐのところに温泉があります。上の湯よりは広く、明るいので、こちらの方が入りやすいかもしれません。冬はここにストーブを置くそうです。
冬は沸かし湯も用意されているようですが、行った時は源泉がそのまま投入されていました。こちらは広くてゆっくり入れました。夜に1回、朝に1回入り、お湯を堪能させていただきました。

大きくてにぎやかな温泉もいいのですが、時にはこういう静かな宿でゆっくりと湯を楽しむのもいいなぁ。と思います。こういう過ごし方がいちばん贅沢なのかもしれませんね。
また、訪れたいと思います。

本当に、苦難が続いている温泉ですが、私たちが応援することができるとするならば、温泉に入ることだと思います。
可能な限り、紹介していければと思います。ぜひ、近くにお立ち寄りの際は訪問してみてください。

住所 出水市武本2060
電話番号 0996-62-1535
営業時間 7:00~21:00(最終受付 20:30) 木曜休
料金 大人 300円 こども 100円
宿泊は1日1組限定 1名1室4,500円 2名1室6,000円
泉質:単純温泉

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