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Newコタまり第4号「職人の世界」

(以前に書き溜めたコタまりを加筆・修正してお送りしております。)

先日、といってもかなり昔のことですが、NHKで(ちなみにみみまりは結構NHK好きです。密かに教育テレビなどでネタを拾っております。最近の個人的ヒットキャラはストレッチマンです。わかんね~だろうなぁ。)オリンピックのことを取り上げていました。とはいってもスポーツのやつではなくて、「技能オリンピック」というやつです。なんかいろんな分野の技術力を競うオリンピックなのですが、その中で部品加工の部門にスポットを当てていました。

※以前書いた時は全く調べてなかったので、少し技能オリンピックについて調べてみました。
本当に世の中には知らないことがたくさんあるのですね…。ここまで分野が広いとは思いませんでした。

日本が技術力世界一!というのは、最近実はかなりあやしいのです。人件費などのコストを押さえるため、製造部門はほとんど海外に行ってしまう時代。日本で部品すら作れない状況もあるようです。
でも、「技能オリンピック」って知らないですよね…。なんでこんなにマイナーなのかはわからないんですが…。雰囲気的には高校野球に隠れた軟式野球の大会。いや、ひょっとしたらそれ以下かもしれないです。

その中で必死にがんばっている人々がいるんです。練習風景が出ていたんですが、かなりキツそう。
何かの部品を削るんですが、機械以上の精密さを要求されるんです。1000分の1ミリだったかなぁ。おいおい。ものさしじゃはかれないぞぉ…。
それを人間の手でするんですよ!信じられない世界です。ほんとに。それをどうやって調節するかというと、ハンドルをこぶしで「トントントン」ってたたくの。2~3回。そしたらぴちっとサイズ通り。
このシーンは強烈に覚えています。すげえなぁ…。って。それをオリンピックまでずっと練習。
まさに職人芸です。まぁ。どんな世界にもこういう技術はあるんですよね。ほんとうに身につけるのは並大抵のことではないと思います。

みみまりの職業もどちらかと言えば職人の世界に入ります。実際、授業だけで食っている人はいますからね。ただ、通常は授業だけで心をつかむのはかなり難しい。授業+αで勝負をしないと、なかなか関係性は深められません。
楽しければいいか?バカばっかりやっててもついてこないんですよ。だからと言ってまじめにすればいいものでもない。まして最近は映像授業だの、AIだのが登場し始めました。教える技術だけ見れば、とうていかなわない。

いかに子どもの心を引きつけるかというのは実は非常に難しいんです。今の子どもは、ものすごく賢いですから。「コイツはたいしたことないや」と判断されてしまえばどうにもなりません。厳しい世界です。

いろいろテクニック面はもちろん研修とかありますから、一通り習うんですが、実際にはあまり座学は役に立ちません。
どういう方法をとってきたかというと、こいつはすげえ。と思った人のマネをするんです。マネをしながら、自分の味を付け加えて行くと、うまく行くことがあります。(それでもダメな時はあるんですけどね)
この自分の味というところがポイントのようです。結局は自分のモノにするにはここが大切なようです。

職人さんって、苦労した時のことをべらべら話さないじゃないですか。密かにこういう努力をしてるんですよね。
みみまりは比較的早く、入社2年目くらいにこのことに気づいたんです。で少し大きくなったかな~。って思ってます。ただ、常に技術は磨き続けていかないと、すぐに錆びてしまいます。

またそろそろ修行しないとなぁ…。まだまだです。文章を書くとか、しゃべることとかも結構これでも修行しているんです。

職人さん。がんばって。目指せオリンピック金メダル!!


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