見出し画像

とりあえず、話を聞け。

『 Empathy( エンパシー ) 』といわれる、共感力。

私は HSP 気質がある為、共感能力にけている方だと思います。

' 〇〇能力 ' 等といえば、如何いかにもな感じに思え…
なにか、特別凄いような聞こえがしますよね。
ただ、物事はいつも多面的であり、違った側面をも持ち合わせています。
特に、HSP 気質の人の共感能力は、相手が話している事実や解釈といった表層的な事柄から、相手の話の背景にある価値観や気持ちにといった深層的な事柄まで、相手の話の理屈を深く理解し共感してしまうがゆえ
「 もし、自分がこうだったら… 」
と、相手の感情に引っ張られてしまったり、物事を深読みし過ぎてしまう性質がある為、対人関係にいて非常に疲れてしまうことが 間間ままあります。
私の得意とする『 思慮しりょする 』も、元々の性格だけでなく、この性質に起因きいんするところが 多分たぶんにあると思っています。

ただ、この記事は『 傾聴力けいちょうりょく 』の話。

共感能力と傾聴力は、似て非なるもの。

『 傾聴力 』とは相手の話に耳を傾け、熱心にきくスキルのこと。もともと心理学のカウンセリングなどに用いられるテクニック。相手が本当に話したいことを引き出して理解することを目的に用いられています。

英語では『 Active Listening( アクティブ・リスニング )』と表されるように、傾聴はただ聞き手に徹するだけではありません。言葉の意味を理解するだけでなく、表情や声のトーンなどまで注意を払い、相手の気持ちに寄り添いながらきく。それが『 傾聴力 』というスキルなのです。せっかく話していても、相手が真剣にきいている姿勢がないと、話す気がなくなってしまいますよね? 相手の言いたいこと、伝えたいことをより深く引き出し、円滑なコミュニケーションをとるためには必須と言えるでしょう。

dodaキャンパス


近年 SNS の普及により、誰もが『 発信者側 』になりうる為か、' 話を聞けない人 ' が 増えてきているように感じます。
普段、未成年の子達と接する機会があるのですが、危惧きぐする程ではないにしろ、少し懸念けねんをしているのが実状です。

日本には、『 おもんばかる 』という 美しい言葉があります。

『 おもんぱかる( 慮る )』は、「 相手の事情や周囲の状況について十分に思いを巡らせる・気遣う 」あるは「 相手の気持ちを察する( 忖度する )」という意味の表現である。

webliong辞書 国語

自己主張やプレゼンスを示したり、自分の意見を述べることは、ビジネスシーンにいて非常に有効で重要なことでしょう。
ただし、コミュニケーションで最も大事なことは、傾聴力だったり、他者への気遣い・心遣いだと思っています。

   とりあえず、話を聞け!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?