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国際恋愛 言語の壁より文化の壁


こんにちは、こんばんは。

アメリカ留学8か月目(言うてる間に9か月)のMimiと申します。


アメリカで経験した恋愛について、お話ししたいと思います。


今回は私と彼との間であった、価値観の違いや文化の違いについて書きます。



6月に付き合い始め、早3か月が経ちました。


私は一応大学の寮に住んでいることになっているのですが、実際は彼の家でほとんど暮らしています。

彼の家族も暖かく私を迎え入れてくれ、とても居心地がいいし、何より一緒に過ごせる時間が増えるのがとてもうれしいです。


そんなアメリカ人の家庭にお邪魔している日本人として、もちろんそのおうちのルールに従います。

ただのアメリカでの生活でさえ、カルチャーショックを感じることが多かったのですが、1つの家庭に入ることで文化の差を感じることがとても増えました。



アメリカに来る前から、留学中に恋愛もできたらいいなと思っていました。
でもまあそんなすぐ流暢な英語が話せるようにならないから、と半分諦めても居ました。

でも関係を築いていく中で、

あんまり言語の壁って恋愛に関係ないな。

と思いました。



それはもちろん、自分の意思や意見を言う場面もありますが、
文法めちゃくちゃでも、単語思いつかなくて雰囲気で伝えても、
伝わればそれでいいんです。


流暢な英語
は恋愛にとって絶対条件ではありません。

ゆっくり頭で考えながら話せばいいし、
単語だって、どうしてもわからなかったら調べればいい。

自分の気持ちや意見を自分の言葉で伝えるというのが大切なんだなと思いました。


言語の壁はクリア。


ここで私の前に大きく立ちはだかったのは文化の壁でした。


今までのバックグラウンドが全く違う私たち。


一緒なのは年齢と笑いのハードルがお互いに低いことくらい。


生活リズムやコミュニケーション方法、何もかも違います。


でもここはアメリカ。
私はできるだけ、ここの文化に合わせようと頑張っていました。


でも、一緒に過ごす時間が増えるにつれ、私も段々と疲れてきます。


そんな中、先日、「ああ、文化の違いを埋めるのって難しいな。」と思う事がありました。


朝、私は毎日朝ご飯を食べなくても、そんなに気にしないのですが、彼は何としてでも食べたい人で、その日はおうちで食べる時間がありませんでした。


時間がない時は、車の中で一緒に食べれるようにコンテナにシリアルを入れて持っていくのですが、

その日は食欲がなく、私は何も朝食の準備をしていませんでした。


私はそれまでに何度か朝食を抜いては彼に怒られ、笑ってごまかしていました。


その日は、私も彼も寝起きの機嫌が悪く、会話自体少なかったです。


彼が、「朝ごはん食べた?」と聞いてきて、
起きてすぐやのにどこに食べる時間あるねんと思いながら
「んーん」
と、適当な返事をしました。

すると彼、私の曖昧な返事にイラッとしたんでしょうね

「yes? no?」

と強めに聞いてきました。


「no!!」
「私時間ない時いつも食べへんやん!」

と、言ってやりました。


この時私は、今日は食べない意志を伝えたつもりでした。

だっていつもそうやから。


そして変な空気のまま車に乗り込み、学校へ出発。


すると彼、
「シリアル食べ」

と。


え?

食べへん感じやったやん???


でもまぁ用意してくれたことに「ありがとう」と言って、渋々食べ始めました。


いつも車で食べる際は、私が用意してシェアするのですが、その日はなぜか用意してくれました。


彼が運転しているので赤信号になった時、いつもみたいに

シリアルの入ったコンテナーを渡しました。


そしたら彼、何も言わずに首を横に振りました。


このタイミングじゃなかったんかなと。



そう思い、次の長めの赤信号でもう一度渡そうとしました。


また彼は首を横に振ります。


「食べへんの?」


と聞きました。


大学に着いたらランチとして用意していたチキンカツを食べると。


シェアしたくないだけやん
と思いながら、もう無視して全部食べてやりました。


なんか色々認識に違いがあったせいで、車の中の空気は最悪でした。



まず私があまり言葉で話さなかったこと。


そして彼はそれに怒って何も聞かずに行動したこと。


態度で表したつもりだったのに、それは何も意味がなく、何も伝わっていませんでした。


多分これ、日本でなら雰囲気で伝わるんだろうな、
と思いながら車の中で色々ぐるぐると考えていました。


何度か私の曖昧な返事に彼は「yes? no?」

と聞いてくることがありましたが、
こんなに怒っていたのは初めてです。


私のクラスの建物に直接送ってくれる日だったので、
建物の前に着いた際、

ちょっと冗談混じり、でも半分本気で


“get out” 

と、ドアの向こうを指差しながら言われました。


冗談、、、かな、、、???


と思ったので、口をムッとさせながら彼の顔を見つめていると

お互いにおかしくなり笑っちゃいました。


悪かった空気はそれで一気にいつも通りになりました。


ちょっとコミュニケーション学的な話をすると、


アメリカ人に多いコミュニケーション方法は、low context といい、
伝えたいことを1から10まで言葉で伝える。というようなスタイルです。

一方日本人に多いのは、high context といい、
文脈で察する、空気で伝える、といったような、100%言葉に頼らない、
察する文化のコミュニケーション方法を取ります。


そうです



真逆なんです。



雰囲気を察する文化”の私が、
言葉で伝える文化”に合わせる

 “言葉で伝える文化”の彼が、
雰囲気を察する文化”の私に合わせる

絶対に前者の方が簡単ですよね。


察する文化で育ってないと、なかなか難しい事だと思います。



私が合わせるしかない。


でも、私の文化も理解してほしいから帰ったら絶対伝えよう。


そう思いました。



本当に朝のちょっとしたことからわかった
コミュニケーション方法の違い。

こりゃあ言語の壁よりもなかなかハードルの高い壁だなと。


ちゃんと伝えて、お互いの文化を尊重してこれからもやっていこうと思いました。



今日もありがとうございました。


素敵な1日をお送りください😺


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