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いつだって。
我が家の西側の窓からパチリと撮って、
クッキリ富士山も、そろそろ終了かな、
とミメオが言う。
そうか。もうそんな時季。
![](https://assets.st-note.com/img/1645880933713-SbZsh40667.jpg?width=800)
クッキリと、近く大きく見えるのは、
空気がきんと澄んだ冬のあいだだけ。
春になると空には霞がかかり、
ぼんやりもやもや、見えなくなる。
案の定。
夕方には空がかすんで、富士山、消失。
湯ノ花を入れたお風呂の中で、
伸ばした足が消えてなくなるみたいに。
(喩えのスケールが違いすぎる)
でも。
なくなってしまったわけじゃない。
ぼんやりもやもやの、その向こう。
いつだって、そこにある。
(変わらずに在る、ということはなんて尊いことだろう)
パチリと撮ったクッキリ富士山を、重ねてみる。
胸の中で、窓の向こうに描いてみる。
ほら。
あそこに。
![](https://assets.st-note.com/img/1645880894161-rvwRBkyDes.jpg?width=800)
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ミメオが写真を撮ったのは2月24日で、その前日はちょうど「富士山の日」であったらしい。その2月23日、山頂付近の温度が、マイナス22.3度を記録したらしい。223で揃うのは珍しい、らしい。だから何、といえばそうなんだけど。ね。うふふ。
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