かみさまへのてがみ
かみさま
どうして よる おひさまを どけてしまうのですか?
いちばん ひつような ときなのに。
アメリカの子ども達が書いた、神さまへの手紙。谷川俊太郎さんの訳によるこの本は、初版が1977年。好評につき続編が刊行されて、年月を経て90年代には新装版も。
こども達の手紙は、とても素直で率直で、普遍的。でもだからこそ、いつ読むかで感じ方が変わってくる。微笑ましいはずのことばが、時にちくっと刺さったり。
かみさま
ひとつしりたいことが あります。
あなたはじぶんのしていることが きにいっていますか。
時代や、置かれている環境によって、伝えたいことは変わってくるだろう。願わくば子ども達の毎日は、こんなふうに発見と歓びの日々であってほしい。
かみさま
おれ、オレンジいろが あんなによく むらさきいろに にあうなんて おもってなかった、かようびに、あんたが つくった ゆうやけを みるまでは。ありゃあ ちょっとした もんだったよ。
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エリック マーシャル (編集), スチュアート ハンプル (編集), 葉 祥明 (イラスト), Eric Marshall (原著), Stuart Hample (原著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
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