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「たまごまる杯」スター賞頂きました。

noteを始めて、4ヶ月。ようやくうっすら仕組みが分かってきたような。言ってみれば、noteはテキスト版SNSのようなもの、なのかな。SNSだからツイッターと同じように、TLには自分がフォローしている人の記事が流れてくる。逆に言えば、それ以外の世界が見えてこない。

カテゴリー別に見ることはできるけれど、こちらは目にしたとたん全体が見えるツイッターと違って、タイトルをクリックして開いて読む、という行程を経ないと全容は分からない。ということは、時間的余裕があるときでないと、新規開拓がむずかしい。

そんな中、このnoteには、独自企画でコンテスト等を開催されている方がいると知り、時々のぞいてみたりしていた。フォロバ応援企画とか、オススメ記事紹介企画とか。なるほど、そういうことで視界が広がっていくのかな。

で、思い切って、参加させて頂いたのが、たまごまるさんの「たまごまる杯」。

たまごまる杯とはエントリー記事にスキ!してくれた人の記事を読み、僕が心動いた作品に賞と賞金を贈呈するコンテストです。

なんと、たまごまるさん、おひとりで、スキして応募した人のアカウントすべてを訪問して記事を読んで下さるという。で、贈呈する作品を選び、そのすべてをご自身のnoteで紹介して下さる、と。なんと(2回目)まあ。頭がさがります。

で。なんと(3回目)、その「受賞作品」の中に拙作も入れて頂いた。

栄えある「スター賞」を頂いたのは、この作品。

カキモノのことで、こんなふうにウキウキしたのは久しぶり。あれやこれやの事情により、書くこと読むことが出来なくなって、そういう世界からしばらく遠ざかっていたけれど、ここ最近(ちょうどnoteを始めた頃から)少しずつコトバの世界に戻ってきて。ここなら、書いていけるかも。ただシンプルに楽しんで書いていけたなら。そんなふうに思いはじめたところでの、この出会い。ただただ、うれしい。

それにしても、こういう企画をひとりで成し遂げるというのは、すごいこと。なんという労力。とても真似できない。と、しみじみ敬服したところで、思い出したことが。

以前、敬愛なる作家・久世光彦さんに無謀にも拙著をお送りしたところ、あろうことかお電話をくださった。なかなか良かったよ、と。それ以降、折々にお目にかかったり電話を頂いたり。と、そのことを某文学新人賞で最終候補に残ったとき、編集者にお話すると、「久世さんはあんなにお忙しいのに、いったいいつ本を読んでいるんだろう。とても真似できないな」と、しみじみ感じ入るように仰ったのだった。

今回、たまごまるさんに御礼を申し上げると、『全然大変じゃないかと言われれば嘘になりますが、田川さんのように素晴らしい作品を書いている方と出会える。それがたまごまる杯を主催する原動力になっております』というお返事を下さった。

たぶん久世さんが抱いていらしたのも、こういうことだったんだろうなぁ。きっと理屈ではなく書くこと読むことが好きで、同じように書くこと読むことが好きな人たちが好きで、だからこそ成せること。そこにあるのは、きっと、「愛」。

本当に素敵な賞を、ありがとうございました。

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