うららか。
新年恒例、箱根駅伝を追いかけるヘリコプター。
ばらばらばら、と音がして、
あ、来た!
とリビングの西の窓の外を見ると、
とんび!
いやいやいや、あれは違うでしょ
と見あげると、もう北へ向かいつつあるヘリが。
いつもは茅ヶ崎から遊行寺へ向かうあいだを、
ホバリングしつつ進んでいくのに、
今年はスピードが速く、あっという間。
富士山は、ほわほわ雲をまとっているけれど、
風もなくて穏やかなお天気。
冬のリビングは日射しいっぱいの温室状態で、
カーテンを引かないと暑くて暑くて。
何かしら栽培でもしないと、もったいないような。
(って何を??)
ところで。
母の遺影の前にある湯飲みのような器、
実は「手元供養」の小さな骨壺。
樹木葬では土に還りやすいよう、
まるでパウダーのように細かく粉骨するので、
そのほんの一部を(大さじ3杯ほど?笑)
この容器に入れて持ち帰り、写真と共にリビングに。
こうしていると、なんとなく、いつも母がそこにいるようで、
淋しさが少し和らぎます。
カーテン越しのやわらかな日射しに包まれて、
母も穏やかに微笑んで。
うららかな新年です。
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