現場はネタの宝庫!?導入事例取材を広報が担当してよかったこと
株式会社カミナシ 広報PRのミヤチです。
今年、久しぶりに「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021」に参加させていただくこととなりました。
今回は、BtoB広報としてやってきて、「導入事例は広報が自ら取材するメリットはたくさんあるな」と感じたことがあったので、それをまとめてみました。
「BtoBはBtoCに比べてネタがなくて地味」というイメージを持たれている方が多いと思いますが(実際私もそう思っていた時期もありました笑)、少しでもBtoB広報の楽しさややりがいが伝わるものになれば嬉しいです。
導入事例取材は誰がやる?
BtoB企業の皆さん、導入事例はどの部署が担当していますか?
多くはマーケティング部門なのではないかと思います。
カミナシの導入事例は広報PR(私)が担当しています。
私自身が過去にも導入事例取材・執筆をしていた経験があることや、マーケティング担当者のリソースの問題もあり、そのようになっている背景もあります。
特にカミナシの場合は、PCやデスクを持たずに働く「ノンデスクワーカー」向けのサービスです。さらに、幅広い業界に利用いただけるホリゾンタルSaaSであることから、使われ方もさまざま。
そのため、どのように使われているのか、誰が使っているのか、どんな環境で使われているのかなど、現場に行って五感を使って感じてくる必要があるのです。
ちなみに、カミナシの広報PRも私一人ということもあり、現在の導入事例は、成果が話せる状態=活用事例をメインにしています。
広報が導入事例取材を担当してよかったこと
広報として導入事例取材を担当していてよかったことはこの3つです。
①サービスに対する理解を深めたり、お客様の個別の使い方に詳しくなれる
取材を通じて、サービスへの理解が深まることはもちろん、個別の使い方にも詳しくなれます。
さらに、お客様の中には王道な使い方のほかに、変わった使い方をしているケースもあります。もちろん事前にカスタマーサクセスの担当者からその情報を共有してもらうのですが、取材をしていれば実際に画面を見せてもらいながら説明してもらうことが可能なため、より解像度が上がります。
②お客様と関係値を築くことで、その後のメディア取材の依頼時にもスムーズなコミュニケーションがとれる
取材日時の調整や原稿のやりとりなどを広報が担当することで、ある程度お客様に認知してもらうことができます。さらに、現地で取材をした場合は、なるべく雑談も入れてコミュニケーションを積極的にとるようにしています。
そうすることで、その後メディアからの取材依頼をいただいた際には、直接広報から依頼することも可能になります。特にスピーディーに対応しなければならない取材の場合は、直接お電話して依頼することも。これも事前にお客様に認知してもらっているからこそできることです。
③現地での取材&雑談で事例以外の情報も仕入れることができる
一時期はコロナ禍でオンライン取材もしましたが、やはりオンラインでお客様のお話を聞くのみのやり方と、現地で取材をするやり方では、自身がインプットできる情報量は雲泥の差だと感じました。
「何の情報を入手しているの?」と思われますよね。自分の記憶を思い返してみて、どんな情報をインプットしているのかをまとめてみました。
担当者の経歴
会社の雰囲気
スタッフさんの雰囲気や働き方
ざっくりは上記の3点です。
この情報が何の役に立つかというと、メディアに事例紹介する際に役立ちます。単に「この会社ではこういう使われ方をしています」だけではなく、「この会社では●歳くらいの年代のスタッフが多く、こんな使われ方をされていました」「この会社は外国人従業員も多いですが、楽しそうに働いていらっしゃる姿が印象的でした」など、情報を付け加えてお話しすることができるようになります。
事例原稿には書いていない雑談情報こそが価値がある場合も
先日、とあるメディアの記者さんとお話しした際に、「雑談からネタが生まれることの方が多い」と伺いました。
もちろん記者さんによっても違うのですが、プレスリリースに書かれた情報よりも、それ以外の雑談情報が喜ばれるケースのほうが多いです(あくまで肌感です)
実際、カミナシもこの記事のアプローチ時には、導入事例原稿には載っていない雑談情報で興味を持っていただき、取材に繋げることができました。(具体的に書けないのですが、社長の考えや会社の雰囲気などを伝えています)
そんな雑談情報は、直接お客様に取材しないと入手できません。
ゆえに、事例取材は広報が担当したほうが断然メリットがあるなぁと感じた次第です。
今後はもしかしたら、取材自体は別の部門が担当する可能性があるかもしれませんが、私自身は積極的に取材に同席をして、雑談情報をインプットし続けていこうと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️
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