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持続可能な食肉生活を目指して

先日、奈良で研修があった日が実は誕生日で。
なんだか贅沢がしたくなった僕は前々日の晩から大阪観光を楽しませていただいた。

特に美味しかったのは、大阪梅田牛次郎というお店。中でも見出し画像に載せた「とろ肉丼 三姉妹」は舌がとろけるほど美味しかった。左から
長女「つやつや生肉牛丼」
次女「ウニのせステーキ丼」
三女「ホタテいくらの生肉牛丼」
で、三姉妹とのこと。世の中の三姉妹の中でこれほど人を幸せに出来る三姉妹はいない。しかもこれで税込1650円だ。食べないわけがない。

食べることに夢中になってタンの写真しかない
(もちろんこれも美味い)

写真こそないが、もちろん焼肉、肉寿司、どれをとっても美味しい。ぜひこれを見た人は行ってみていただきたい。

とまぁ、牛次郎の話はさておき、例外もあるが、世の中の多くの人が肉が好きなのではなかろうか。人類最初で最大の発明が「火」なのであれば、人類2番目にして至高の発明品は、その火で炙った焼肉であると言っても過言ではない。

そんな肉も環境問題や人口増加等の問題などの点から持続可能ではないことが近年示唆されている。食肉と牛乳の需要は2050年までに70%という驚異的な伸びを見せるという推測も出ているようだ。
そこで近年アメリカ等で研究されているのが「培養肉」である。学年主任の指導のもと、今年度の始め、子どもたちに以下の記事を読ませたことがある。

培養肉が研究されるわけとその作られ方について、ざっくりと理解した後、メリットデメリットを考えさせながら、
①培養肉を食べたいと思うかどうか
②ハンバーガーショップの店長だった時、使いたいかどうか。

の2点について、意見を共有させた。

理解度に個人差もあったが、それでも面白い意見がたくさん出た。特に②に関しては、現時点で培養肉を使う場合にかかる費用などをデメリットにして反対する子もいれば、逆にその話題性を武器にSNSなどを利用して販売しようというイマドキな意見を持つ子もいて、なるほどと思えた。
そして、個人的に1番面白かったのは①、②共に「何となく嫌だ」という考えが一定数出ていたことだ。この「何となく」という感覚があることを意識することは、社会科を考えるうえで大事な気がしている。その「何となく」が言語化できるようになるために、知識を増やそうとする。そして、言語化が叶った時、対話が生まれ、学びが深まる。そうそう、これがやるべきことな気がする!と感じられた。

残念ながらこの話題を深められるだけの時間も題材も力もなかったため、そこから先の発展をさせることができなかったが、この感覚は大事に持っておきたいと思えた数少ない経験の一つとなったので、これを機に今回備忘録として記しておく。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

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