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運動不足を何とかしたい

今年度から体育主任を任されることとなった。この土曜日に、その仕事のうちの一つである、陸上記録会の運営があった。今年度、自分の学校から出場者はいなかったので、一人で会場に乗り込むこととなった。

ここで、私事となるが、私ははっきり言って体育がそんなに得意な方ではない。中高でバスケや水泳をやったが、それまで、つまり小学生の僕は運動に全然興味はない、だいーぶふくよかなお坊ちゃんだった。

宮崎駿『千と千尋の神隠し』より
まさにこんな感じ。


だから、どのような形であれ「陸上記録会」なるものに参加するのは初めて。一体どんな小学生がいるのかワクワクしていた。

早速感想となるが、化け物揃いだった…。どの子の体つきも、運動の才を持って生まれてきたことを物語っているようだった。

とはいえ、生まれ持った才能だけでこうも差が生まれるものか?とも思う。一体何が違うのだろう。自分の学校(私立小学校)を例に、何が運動不足にしているのか、いくつか挙げてみようと思う。

①運動に興味がない

まず、そもそもあまり興味がない点。授業でティーボールをやっているが、野球のルールを知らない子がほとんどだ。自分も先述の通り、得意ではなかったが、しかし「大体こんなルールのこんなスポーツだよね」というのは理解していたつもりだ。
それがこうも理解されていないのは、人々の興味(昔は普通にされていたであろう、スポーツ観戦などの習慣等)が別のところに移っているのか、そのような時間をとれるだけの余裕がないのか、そもそも自分が過去を美化しているだけで、普通そんなもん、という説も捨てきれない。授業で体育に興味を持たせられていないことが全ての元凶と言われるとさすがにショックだが、どうだろうな…。

②運動する場所がない

例えば自分の学校では鬼ごっこが一部休憩時間では禁じられている。安全面の配慮から、そのようにすることとなった。
「え?やりすぎじゃ?」という人もいるかもしれないが、案外そういったところも少なくないのではないか。今日、サッカーが出来ない公園があるというのも耳にしたことがあるくらいだ。
また、私立学校はスクールバスや電車、自家用車で通う子も少なくない。当然のことだろうが、公立は晴れの日も雨の日も歩いて学校まで通っているはずだ。
要は体を動かす機会が十分でないのだ。他で当たり前のようにやっていることをやらず、かと言ってやりたいと思ったことも出来ず。こんなことで動かせているはずがない。

③運動する時間がない

これは正直あまり書きたくなかったが、しかし事実としてあり得る問題だとは思う。私立小学校に通う子たちは小さい頃からたくさんの習い事に通っている。
公立小学校の子たちが宿題を済ませて外で遊んで帰って、という日常をどう思っているか、聞いたことがないので分からないが、聞いている感じだとそのような時間はほぼないのではないか。

終わりに

とまぁ、ありがちとも言えるような話をつらつらと書いたのだが、これを改めて感じられるほど、自分の学校の運動不足と他の学校との差を感じる、今回の陸上記録会だった。
体育に関してそんなにがっつり考えたことがあるわけではないが、さすがにまずい。体育部の先生や体育委員会、大学の先生などと協力をして、何とか少しでも改善が出来ればと思うばかりである。何か面白いことが出来そうになったらまた投稿しよう。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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