じわっと涙が出た
10月1日(火)
朝、アラームが鳴る前に ぱちりと目が覚める。
ふふ。小鳥の声にうっとりする。むくりと起き上がる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。最近、タブレットのエサをあまり食べないので冷凍アカムシをあげてみる。
ぱくっ!!もぐもぐ…
あーびっくりした。すごい勢い。
アカムシは あんまり食べなくなっていたのに。ずっと同じものだと飽きるのかな。
水槽の水を換える。
両親から電話。
おいしいさつまいもを2箱送ってくれたということ。楽しみだ。
ピンポーン。チャイムが鳴った。
「は〜い!」と言いながら玄関へ行く。
トヨタのYさんだ。名義変更やナンバーの変更のためシエンタを引き取りにみえたのだ。
「みるさん!」と、隣のお庭から ごはんさんが手を振っている。
鉄の回収車が来ていた。
「シエンタのバックドア、持っていってもらいます?」と、ごはんさん。
「あ、あ、そうしてほしい…でも、いま、ちょうどYさんみえて…。」と、しどろもどろの私。
「オレやっときますよ。」と、ごはんさんが言ってくれた。
「お願いします!」と、私。あぁ、よかった。
Yさんに仕事部屋に入ってもらう。任意保険のこととかいろいろな手続きの話を聞く。
ごはんさんが車を手放すときの いろいろなことを教えてくれていたので、ずいぶん助かることになった。ありがたかった。
話が終わりYさんがシエンタに仮ナンバーをつけて出発された。シエンタを置いていた場所が ガランと空いた。
9日にシエンタが戻ってくる。うれしい。そして、そのとき今度はマーチを引き取るということ。胸が きゅうっとなった。とても寂しい。18年以上乗っていたので愛着がある。諸行無常だなぁ。
食事の支度をする。
車検証のコピーが必要なのだが、どれが車検証か分からなかった。車のことが本当に分からないのだ。ごはんさんのところに持って行って教えてもらう。ささっとケースから出してくれた。
修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。
絵本のラフを描く。
書類を取得するために役場に行く。受付の人がとても感じよかった。
職員さんたちが おんがっぴーのシルエットが小さく刺繍されている紺色のポロシャツを着ている。うれしくなる。
書類にもおんがっぴーが大きく印刷されている。封筒にも小さく。可愛いなぁ。今日も生みの親として子を褒める。大事♪
お買い物をする。最近、夜ホットミルクを飲んでいるので、あっという間にグリーンコープさんの瓶入りミルク2本が無くなった。低温殺菌牛乳をカゴに入れる。
帰り道の交差点で赤信号になった。先頭で止まっていると、クロネコヤマトさんの車が左折しようとした。ドライバーさんがこちらを見て手を振っている。あの笑顔。Kさんだ。私も手を振る。
家に帰り着く。
夕方、庭仕事をする。バナナさんが通りかかった。
「みるちゃん!こっちの車無くなったね、どうしたん!」とバナナさん。
「名義変更と、ナンバー替えてもらうためにトヨタの人が持って行ってくれたの。来週戻ってくるよ。そのときマーチが引き取られるの。」と、私。
「そうなんや。」
「戻ってきたら色塗り替えるのよ。」
「何色にするの?」
「ミントシャーベット。」
「どんな色?」
「シャーベットのミント味みたいな色。」
「いい色だね。」バナナさんはそう言って歩いて行った。
蚊にたくさん刺されたので くじけて中にはいる。
絵本のラフを描く。
夜、庭に出る。
空一面の雲。コオォォォォォ・・・と、飛行機の音が聞こえる。姿が見えないので雲の上を飛んでいるんだろう。
マーチにもたれて木々のシルエットを見る。来週でお別れだと思うと切ない。頭をくっつけて よしよしする。じわっと涙が出た。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これから眠くなるまで絵本のラフを描こう。
今日もいい一日だった。