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栗ごはんを炊いた

9月30日(月)
朝、アラームが鳴った。あ〜ん眠いよう。すーすー。至福の二度寝。2回目のアラームが鳴った。極楽の三度寝。

ぱちりと目が覚めた。
親切な小人さんがアラームを消してくれたようだ。「みるみるをもっと寝かせてあげよう」と。4度目と5度目のアラームが鳴らなかった。

むくりと起き上がる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

ウーちゃんとルーちゃんに控えめにエサをあげる。

食事の支度をする。
昨日拾った立派な栗で栗ごはんを作ることにする。

栗をお湯につけておく。
お米を洗って浸水させておく。

栗のおしりのところを少し削る。包丁の顎を入れて鬼皮を剥いてゆく。生栗は硬いのでステンレスの包丁を使う。

渋皮を剥いて水に晒す。
お米に塩を入れて優しくかき混ぜ、たっぷりの栗を入れる。栗ごろごろの栗ご飯にするのだ。

小松菜ジュースを作る。
ウーちゃんとルーちゃんを見ながら ごくごく飲む。ぷはー。おいしい。

午後、ごはんさんに栗ごはんを持ってゆく。

修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。

絵本のラフを描く。

母と電話で話す。
ゲラゲラ笑う。お互い元気なのがうれしい。

夕方、少し暗くなってからお散歩に行く。
霊園の坂道を てくてく上っていると、ときどきお散歩で出会う年配のご夫婦が坂道を下りてきた。

「こんにちは。」と、あいさつをする。

「まぁ、一人で大丈夫?」と、奥さま。

「はい、大丈夫です!」と、私。

「気をつけてね。」と、すごく優しい笑顔で言ってくれた。

てくてく上る。
管理人のAさんがいた。

「久しぶりだね〜。」と、Aさん。少しおしゃべりをする。

足をケガしてお散歩ができなかったことや、カカオが亡くなったことを話す。

「じゃあ、いま猫何匹いるの?」と、Aさん。

「猫はもういなくてウーパールーパーが 2匹いるんです。」と、私。

なぜかAさんが爆笑した。何かおもしろいことを言っただろうか。

「うちは犬を飼ってるよ。」と、Aさん。

「ワンちゃんも可愛いですよね!」と、私。

「う〜ん、うん。大きなゴールデンレトリバーだからお散歩が大変。力が強くて。朝は息子が行って夕方は僕が行くんだけど、引っ張られて2回転んだよ。」と言ってAさんが笑った。

朝と夕方お散歩に連れて行ってもらえて、ワンちゃん愛されているんだなぁ。と思い、うれしくなった。

「日が暮れるの早くなったから気をつけてね。」と、Aさんも言ってくれた。

この辺りは猪がたくさんいるから、みんな心配してくれているんだな。道の真ん中を歌をうたいながら歩くから大丈夫なのだ。

楽しいお散歩を終えて家に着く。
庭仕事をする。

さつまいもを輪切りにしてオリーブオイルで こんがり焼く。黄金色。カリッ。ほくほく。ふぅ。おいし。おいしくて くすくす笑う。

絵本のラフを描く。

夜、庭に出る。
雲の隙間から小さな星たちが煌めいていた。

昨晩、遅く遅く、眠りにつく前、庭に出てみた。ものすごく星がきれいだった。カシオペア座の位置がずいぶん変わっていて驚いた。オリオン座も星団みたいなのも見えた。幸せだった。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

これから眠くなるまで絵本のラフを描こう。

今日もいい一日だった。

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