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投資になった支出2021

「買ってよかったもの2021」をやろうと思ったのですが、ものだけでなくサービスや習慣もあるな〜と思い、費用対効果の高かった支出をまとめることにしました。

シロクマ

「買ってよかったものか〜」と思い出そうとして真っ先に浮かんだのがこれ。

冗談みたいだけど、本当です。

初めて行ったIKEAで目が合ってしまい、1,999円でこの愛らしさに常駐してもらえるならと、洗濯可能なことを確認してからお持ち帰り。ぬいぐるみって衛生的に苦手で本当は家に置きたくなくて(潔癖なので、、)、でも洗えるので許可。帰宅後光の速さで洗濯し、日光で天日干ししてから、ベッドに置きました。

このシロクマのすごさは、かわいさではないんです。

枕を使ってうつ伏せか横向きで寝ることによって腰に負担がかかるため、どうしても寝返りの回数が多く睡眠の質が高くないことが長年の悩みでした。ところがこのシロクマの到来により、睡眠クオリティが爆上がり。お腹の下のクッション、腕や足の置き場として、大活躍でした。

今までも枕やクッションなど数々のトライをしては惨敗してきたなかで、シロクマは家に来てから1日も欠かすことのできない必需品となりました。体重をかけるとそのまま沈んでくれるから体の下にきてもじゃまにならず、踏んでも挟んでも体勢にフィットし、かといってぺしゃんこにつぶれるわけではなくやわらかく支えてくれる、完全無敵の存在。そこにたしかにいて、いてほしい時にいてほしい場所になってくれるのに、ひとりになりたい時は存在感を消してくれるという、完璧な方です。

洗濯機でガンガン洗濯して、若干くたってきていることだけが目下の悩み。

IKEAのぬいぐるみといえばサメが第一人者ですが、シロクマの愛らしさと有用性は寝具界No.1だと思います。


ジンバル付き小型4Kカメラ:Pocket 2(DJI)

ジンバルという手ブレ補正機能搭載、マッキーぐらいの大きさなのに高性能の小型カメラ、Pocket 2。『世界ふれあい街歩き』のようななめらかで上下動のない映像を撮影できます。

同じくDJIでスマホに取り付けるタイプのジンバル・Osmo Mobile 3も持っていたのですが、断然Pocket 2を推します!

Osmo Mobile 3を買った理由は、スマホで撮ればデータを移動する必要がなく撮って出しがワンステップでできるから。デジカメ時代、データを取り込むのが面倒でそのままにしていたタイプなので、撮影デバイスと編集デバイスは同じ方がアクションの工数が減ってよいだろう、と思ったのです。

ところが。スマホに取り付けるタイプ、水平をとるのが面倒で、一度取り付けると装着が億劫で、なにより見た目がおおげさで、日本ではぜんぜん使わなくなってしまい。

その反省を活かし、(懲りずに)小型カメラを買うに至ったのでした。もともとカメラ好きで、フィルム/デジタルで一眼からトイカメラからポラロイドまで10台ぐらい所有してきたのですが、ジンバル付きは初めて。

ジンバル、めちゃくちゃすごい。このサイズでこのジンバル、本当にすごい。映像を見せると全員驚く。最新のiPhoneは歩きながら撮影してもほとんどブレないとCMでも描かれていますが、手のひらに収まる小さなカメラでこんな本格的な映像が撮れるのかと感嘆しかない。テレビ番組のロケやYoutuberが多用していることがその実力を物語っています。

静止画も動画も、持ち歩きも三脚での固定も、このサイズでかなうから本当に気軽!カメラの起動も1秒、スマホのカメラを起動して横に倒すよりも撮影開始までの時間は短いかも。撮りたいと思ったその瞬間に起動できることがこんなにもストレスフリーとは。

旅先はもちろん、日常の記録にも大活躍。次はいつ海外へ行けるか見通しが立たないコロナ禍真っ只中に買いましたが、逆に日常に旅先気分をもたらしてくれる装置になったことがうれしい誤算でした。購入動機は「少ない旅の機会の記録のクオリティを上げたい」でしたが、「撮りたいからXXする」が発生。日常にあった、ないし、つくりだすことができる事象を探すきっかけにこのカメラがなりました。なんでもない日常生活に彩りをくれたで賞。

歩きながらでも人を追いかけるのでもとにかく動きに強く手ブレが皆無なので、子どもやスポーツの撮影にもうってつけだと思います。日本メーカーのデジカメにありがちな不要な多機能もなく、操作も簡単。スマホへの転送もWi-Fiで一瞬。薄くしっかりと積もり積もっていたいくつもの枷が全部取っ払われたアクションカメラでした。私のカメラ人生に新たな風を吹き込んでくれた1台です。


サウナ

これはもうサウナについての愛とHOW TOを語り尽くしたnote「疲れも不眠も憂鬱も停滞もSNS中毒も吹き飛ばす合法ドーピングの話」に詰め込みました。

相も変わらず、せっせと通っています。サウナによって、風邪をひかない強さ、黒ずみのとれてくすみのない透明感つよつよな肌、ネガティブのリリース、湧き出るアイデアがもたらされました。もはやライフワーク。


漢方

サイエンス信奉が強いため、医療といえば西洋医学一択でした。そもそも、医療費は年間1万円いくかいかないかレベルの超がつく健康優良児で、病院にかかることがほぼなく。ただそれはいわゆる名前がつく病気ではなかっただけで、イコール“健康”なわけではないんですよね。実はほのかな不調がデフォルトになっている良くない状態ということだというのが初めてわかったのが、漢方の診断でした。

「なんか元気出ない」「中途覚醒しちゃう」「喉が詰まってる感じ」「食べたらすぐ横になりたい」「PMSがきつい」「生理痛が重い」などは、全部体のサインなんです。これら全部、西洋医学では治療法がない症状ですが、漢方(中医学)では原因も対策も存在します。

漢方は名前がつかない不調以上病気未満を受け止めて、原因と対策を教えてくれました。「最近気力出にくくないですか?胃腸が弱っていますね。」とか「甘いもの好きですよね?ちょっととりすぎかもしれません。」とか、そういうのが舌や脈や問診でわかります。

気力でどうにかなるだろうと気づかないふりをしがちだけど、認めることで対策ができるんだなとハッとしました(そりゃそうだ)。気づかないふりをしているうちは、永遠に改善できるわけがない。

不調以上病気未満をひとつひとつ潰していくと、「デフォルト体調不良」がなくなります。よってQOLが格段に上がる!“べつに生きてられるけど万全ではない”みたいな状態がなくなりました。

ドラックストアでクラシエの市販薬も買えるけど、やはりプロの目で診断して処方してもらうのが確実。


天然塩

最初は単なる調味料のアップグレードの一環でした。それがいまや、調理を超えて健康の源に格上げされた感。

現代人は圧倒的なミネラル不足。食事でとれるミネラルには限界があることを、ダイエットでも痛感していました。当時サプリで補っていたのですが、サプリは添加物が多く、肝臓と腎臓に甚大な負担をもたらします(実際に劇団ひとりがサプリの過剰摂取で1か月入院したとのこと)。私も謎の腰痛に悩み、サプリをやめたところ瞬時に消えました。

マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを摂取すると、毒素の排出が促進されます。ミネラルは腎機能をサポートするので、わかりやすく言うと「今日なんか元気!」「声出る」「集中力続く」など調子良い状態がデフォルトになります。白湯に天然塩を入れて飲む塩湯が理想の摂取方法ですが、海水を彷彿とさせる味を飲むのがどうしても苦手なので、カルピスに入れてサウナ後に飲んでいます。


眉アートメイク

これひとつで2万字書けそう(下書きはある)。結論としては、仕上がりには不満足だけど半恒久眉を手に入れたこと自体はやってよかったと思っています。サウナに通うようになって特に。

でも全員に勧められるかと問われると、YESではないかな。。やってみて思ったのは、自分の顔を誰よりも長時間見ているのは生まれてからつきあってきてる自分なので、黄金比や施術者の意見を信じすぎると納得しない結果になるリスクがあるということ。

私は「ご自分の顔をよく理解していらっしゃいますね」と皮肉ともとれることを言われたぐらい、眉の太さ・長さ・形・角度・目との距離・化粧とのバランスなど自分にとっての最適解をもっていて。だから失敗しないと思っていたのに、見事に失敗したので落ち込みました。原因は複数あるけど、長くなるので割愛。

10万円超えとメスを使わない美容医療のなかでも高額の部類なのに、まだまだ供給が強いジャンルゆえに施術側優位だなあと思います。自分自身のがっかり体験で、基本後戻りできない施術という性質上クレーム多いんじゃないかなあと勝手に感じたので、オペレーションマニュアルつくってあげたい。


番外編:やめたこと2021

なんとなくユニクロ

ユニクロ、特段狙ってるアイテムがあるわけではないのに「とりあえずユニクロ行っとく?」になって、特に欲しいわけではない服をなんとなく買ってしまう、という事象に名前をつけたい。想起に入るって強い、マーケティング冥利に尽きます。

コロナ禍でただでさえ服の不要不急度が上がったのに、必要でも焦がれるでもない服をコスパよく仕入れても思い入れもなくときめきもなく、断捨離の折りには真っ先にリストラ候補になる。これって結果的にコスパ悪いのでは?と思うようになりました。

コラボアイテムなど素敵な物や着回し力抜群の定番商品などもたくさんあるし、クオリティやブランドにけちをつけるものではありません。ただ私の向き合い方の話。


テレビ

手放しました。NetflixやAmazon Primeの動画や映画を大画面で見られなくなったことは今も惜しいけど、それ以外はなくしてよかったと思います。

とにかくテレビは時間泥棒。なんとなく寂しくて無意識にリモコンに手が伸びていたけど、いかにだらだらと時間と意識をとられていたかを痛感しました。

ただしフィギュア全日本選手権やオリンピックは、やっぱりリアルタイムで観たい……2月はどうしようかとすこし迷っています。


2022年の抱負

引越しを経て、物を買う行為の不思議や失敗について直視したことで、物欲が消滅したのは2021年の良かったことでもありました。

支出については引き続き、金額の大小にかかわらず、「QOL向上に寄与するか」「買う理由が値段ではなく価値か」「消費ではなく投資か」を判断基準にしていきたいと思います。

年間で海外3回含む10回以上旅行していた頃に比べて3桁万円のお金が浮いたけど、それでもやっぱり海外に制約なく行きたいです。

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