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メンタル弱いと感じるひとへ

私、どちらかというとメンタルは弱いです。かっこいい言い方をすると「脆弱」です(笑)。

だけど、以前は「弱い=よくないこと」という思い込みがあったので、精神面をもっと強くしたいと思っていて、弱い自分を好きじゃなかった。

人の言葉がいちいち気になる。強い言葉が心に刺さる。見えない言葉を拾いすぎて疲れる。だから、すぐに人との間に壁を作ってしまう。これは自分の防衛なんだけど、そこを人から指摘されると「やっぱりね、だめだよねこんなんじゃ」って思う。

なんでもかんでも「こんな私だから、人にも不快な思いをさせてしまう」と考えていたのです。あーーしんどかった!

こんな風に思っちゃう人って多いんじゃないかな?どうですか?あなたは。精神面強い?


先日、ある人と話していた時にこの「メンタルが強い・弱い」の話になって、その方は「私は大丈夫、メンタル強いから!」と言ったのね。それに対し、私は「あ、私はメンタル弱いな」と言った。

言ってからちょっとした違和感があって、そしてまだ自分の中に「メンタル弱い=ダメ」という思いがあるんだなと気づいたのでした。


さて、私は保育士の裏の顔としてセラピストという別の側面があります。心理セラピーを行っています。(だけどメンタルは弱いの)

この仕事ももう10年以上続けているのだけど、その中で「あ、これって思い込みだな」と気づいたことがあります。それは、先にも書いた「メンタル弱い=よくない、強い=よい」というもの。

そうなの、別に精神面が弱いからダメで、強くならなくちゃいけないというものではないのです。そもそも、精神面が弱い、強いって何基準?誰が決めてるの?どこまでが強くてどこから弱くなるの?

本当、こういうのとてもいい加減なのよ。


ストレスに強くて、人の言動があまり気にならないという人はともかく、もしもあなたがストレスに弱く、人の言動が気になるならこのまま読み続けてください。

私もそうだったのですが、人の言動が気になりすぎるというのは、いくつかのパターンがあります。

ひとつは、過去に誰かに言われたことを無意識に「思い込み」として形成しているというもの。(これについては、また後日)

もうひとつは、それはあなたが繊細で、そしてそれがあなたの「才能」だから。(今回は、こちらのほうをお伝えしたい)

人って、持って生まれた資質というものがあります。誰にでもあります。
けれど、なぜか「みんな一緒がよい」という社会通念のようなものがあり、明るく元気で誰とでも仲良く出来て、少々のストレスは自分で解消出来る人、そして例え嫌なことがあっても次の日にはスッキリした顔で人と明るく話せる性格が素晴らしい!みたいな「全人類そうならなきゃ平和じゃない!」的な教育ってありません?

まあ、そんなもんは無理って分かっていても、私たちは求められて来ましたよね?そして、そういう「空気」の下にいる繊細な感受性を持った人たちは苦しんで来たと思うんです。

だけど、繊細だからこそ言葉にならないひとの思いを感じられる。だから、ひとに寄り添うことが出来る。それを絵や言葉、音楽やあらゆる芸術などで表現することも出来、その感性に触れたひとたちの心の檻を開くことが出来るのです。

それってもう才能でしょ?


ひとと違う自分を大切に感じて欲しいなと思うんです。
ひとと同じになる必要なんて全くないし、それはどんなひとでも無理な話。
そこに安心を求めるのはもう終わりにしてもいい。

自分のここが嫌い・ここがダメだって思う部分。
それが、ひとの才能であったり魅力だったりすることって意外に多いんですよ。







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