パニック障害になって1年

精神疾患と診断されて1年

私は、パニック障害を患っています。

1年前にパニック障害の診断を受けてから服薬をして治療をしています。

お薬を変えてみたり、量を調節したりしていますが、完治には至っていません。

私の場合は、長時間立ちっぱなしだったり、人混みだったりが苦手です。

それがどちらも存在しているのが電車。私が初めてパニック障害を起こしたのは電車の中でした。

いきなり汗が吹き出て、動悸が止まらず心拍数がどんどん上がっていきました。

何かがおかしいと思い、私は電車からに降車し、必死にベンチを探しました。

水を飲んで落ち着こうと頑張っていると、数分で症状は治りましたが、電車に乗る気には慣れませんでした。

それから電車に乗るたびにそんな症状が続き、病院を受診しましたが、検査に異常はなくパニック障害と診断されました。

現在はお薬を飲んで少しずつ完全され、短時間なら電車に乗ることができます。

でも急行電車には乗れず、各駅停車を選びます。通勤通学の時間には乗れないので、時間をずらして電車を利用します。そのせいで、仕事選びにも影響が出ました、

電車に乗らなきゃいいと思いましたが、都会だとどうしても電車移動はつきものでした。

パニック障害を患って少し経った頃、親しい友人数名に打ち明けました。一緒にいる時に迷惑をかけるかもしれない。パニック症状が出るかもしれない。そういった話をしました。

正直、迷惑だと思ったり、面倒だと思ったら、友達を辞めてくれていいよ。と、当時落ち込んでいた時の私は口癖のように言っていました。

ですが、私の親しい友達は、誰1人私を見捨てませんでした。

辛いよね、教えてくれてありがとう、どうしたらいいか教えて欲しい。と

解決策や対処法などを勉強してくれました。

実際に友人の前でパニック発作が出たこともあります。

大丈夫だよ、とさすってくれたり、ベンチで休む時間をくれたり、友人なりの優しさをたくさん感じました。


友人たちの提案の中に、ヘルプマークをつけたらどうか、という提案がありました。正直そこまでじゃないと思っていた私は、何度も首を振りましたが、何人もの友人に勧められたため、ヘルプマークをつけることにしました。

友人からしてみると、1人で電車に乗っている時などにパニックになった際に安心だったり、席を譲ってもらえたりしたら、私自身が楽になるという考えのようでした。

ですが、現実は全く違いました。

ヘルプマークをつけて電車に乗っていると、私の隣にだけ人が座らないのです。

気のせいかと思いましたが、何度も続くと流石に、ヘルプマークのせいかな?と考えてしまいました。笑

また、席を譲っていただけることは、1度もありませんでした。

あの時座れていたら、電車で倒れずに済んだかもしれない。というシチュエーションを何度も経験しました。

絶対に譲って欲しいとは思っていませんでしたし、ヘルプマークをつけたら絶対に譲ってもらえるとも思っていませんでした。ですが、本当にキツくしんどい時は、譲ってくれたらいいのにな、と思ってしまいました。

精神疾患に限らず、内部障害があるためにヘルプマークをつけているかたもいらっしゃると思うのです。そう言った方々にもし余裕がある際は、席を譲っていただけたら、嬉しいです。

日々の話に戻ると、私はお薬を飲み始めて1年が経ち、お薬を変更してみたりなど、いろいろな治療を行ってきました。正直、まだ治らないのか。と思う日もあります。長く付き合っていかなければいけないとわかっている反面、もう辛く、パニック発作が出るたびにまたかよ、という気持ちになり、面倒なのです。何度も死にたい、殺してくれと思う夜がありました。実際に自殺について考えを巡らせたこともあります。

それくらい毎日落ち込み、元気な頃が嘘のような日々を送っています。

パニック発作が数日でないと、とても晴れやかな気持ちになります。「治ったのかもしれない!」と。ですが数日後にパニック発作が出て落ち込むのです。笑

パニック障害に限らず、精神疾患を甘くみてはいけないなと強く思いました。

自分が経験したからこそ、もし自分の周りにそのような人がいたら、寄り添ってあげたいなと強く思います。

これからもまだまだ付き合っていくことになるだろうけど、落ち込む夜がきっとあるけど、

それでも精一杯生きていきたいなと思えるようになっただけ、

私の治療はいい方向に進んでいるのだと信じたいです。



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