見出し画像

―男子看護学生に母性看護学は必要か―

どうもミルフィーユです!課題が多すぎてnoteを作成する時間すらない…けれど、1日20分と作ればいつかは、完成するものである。ピラミッドの政策も同様ですね。一見こんなでデカい物を人力でできるんか?われぇ?って思いつつ造っていくとなんやかんやできた。みたいな感じですかね?違うか!

さて、今回は少し真面目ちゃんな回です。何かと私は看護学生なので今回は看護についてのお話です。皆さんは母性看護学というのものをご存じでしょうか?ざっくりにざっくりを重ねると妊婦さんとその産んだ後の褥婦さんとその家族・その赤ちゃんへの看護がテーマです。

画像1

母性看護学なので様々な看護学の中でも特に女性向きな学問です。しかし、看護学生の必修科目なので男性であろうと学問を修める必要があるのです。いやぁ~これがライツ~なんすねぇ。なんだか恥ずかしいというか…女子学生と一緒に母親の母乳体験とかをするのとかあるので恥ずかしい(*ノωノ)…

私は毎回この学問を受講するたびに思っていたことがあるんです。

「母性看護学って男性看護学生が学ぶ意味があるのか」

母性領域というのは大体、現場では女性看護師と女性しかなることができない助産師など女性たちで構成されている領域です。(医者は男性の場合もあります)

どうせ女性で構成される領域なのにどうして男子看護学生が母性看護学を学ばないといけないのか憤りを感じていました。そのうっぷんを晴らすべく、男子看護学生が母性看護学を学ぶ意義について、研究というか発見してみようということでミニ論文を作成することにしました。

なので今回は以前に私が執筆したミニ論文を紹介しようと思います!(もちろん本格的な学者ではないので論文の書き方や内容には稚拙な部分がありますが、ご自愛ください。ではスタートです。

―男子看護学生に母性看護学は必要か―

 本稿は、男子看護学生である筆者が、看護学生が母性看護学を学ぶ意義を考察するとともに、男子看護学生が母性看護学を学ぶ必要性を明らかにすることを目的とする。

 まず、母性看護学を学ぶ意義について考察していく。そのためにまず、母性看護について簡単にまとめる。母性看護とは、女性とその子ども・家族を対象に、女性の生涯にわたるリプロダクティブヘルスの水準を維持・増進し、母性に関する健康障害の予防と回復に寄与するために、対象者の持てる力が引き出せるように促し、女性および家族の生活を整える援助過程である1)。このことから、母性看護のあり方としては、母性看護を必要とする対象者の人権を尊重し、健康の維持と増進、疾病予防と健康回復を目的にセルフケア能力の援助を行うことだと考えられる。したがって、このような母性看護を実践するためには、母性看護の役割などの基盤となる概念を看護実践に活かすための考え方や方向性を関連付けて理解する必要がある。また、社会的弱者である子どもや女性、家族などの立場、女性の生涯や役割、少子高齢化、核家族化と夫婦共働きの増加などの生活環境の変化といった様々な身体的・心理的・社会的な知識を身に付けることで対象者の倫理観を理解し、安全な看護実践を行う必要がある。以上のことから母性看護学を学ぶ意義は、母性看護の対象を社会の変遷と現状について理解し、変わっていくライフサイクルの視点と看護を結びつけ、対象者の母性や母親としての機能が発揮できるように身体的・心理的・社会的な側面を理解することで、看護実践に活用するための基盤である考え方や概念からアセスメントと看護実践の提供の方向性を示すために必要な学びであると考える。


 次に男子看護学生が母性看護学を学ぶ必要性に考察していく。看護師という職業は女性が大半を占める。近年は男性看護師の人数が増加傾向にあるが、少数であることに変わりはない。女性が大半であるから、男子看護学生は女子看護学生に合わせて母性看護学を学ばなくてはいけなくなっているというわけではない。ここで注目したいのは、母性看護の対象である。母性看護の対象は、女性と生殖や育児のパートナーとしての男性、子どもが生まれるあるいは乳幼児を育てる家族、その家族が生活する地域社会をも含む2)。つまり、母性看護の対象は女性だけでなく女性のライフサイクルに関わる男性や家族も含まれるということだ。援助する対象者が夫や家族も含まれるということは、少なくとも男子看護師が不必要であるとは言い切れないだろう。夫には同じ男性、同じ立場として相談相手にもなれる。また夫である男性が妊娠している女性や出産直後の女性と子どもに対する支援を助言や指導することも男性看護師の役割であることから、男性看護師は必要であると考える。当然、男性看護師は一人の看護師なので、男性だけでなく女性にも看護することはある。上記にも示した通り、母性看護とは妊娠や出産等の女性ならではのライフサイクルに対して、身体的・心理的・社会的な援助を行うという表現がある。つまり、母性看護学を学ぶことで、女性の身体的・心理的・社会的な側面を理解し、母性看護だけでなく、他分野での看護実践で女性と関わる際にアセスメントや看護実践の提供の方向性を決める指針として役立つと考えられる。したがって、男子看護学生が母性看護学を学ぶ意義は、母性看護学の知識を踏まえて、男性としての独自の視点から夫や男性に助言や指導を行うためであり、また女性に対する理解を深め、母性看護だけでなく他分野での看護実践でも女性と関わる際に、女性への倫理観を配慮して、安全で安楽な看護を提供するために必要な知識や考え方を理解し、実践するための学問であると考える。

引用文献
1)森恵美ほか:系統看護学講座,専門分野Ⅱ,母性看護学概論,母性看護学1,第13版.医学書院,35頁,2016.
2)森恵美ほか:系統看護学講座,専門分野Ⅱ,母性看護学概論,母性看護学1,第13版.医学書院,1頁,2016.

こんな感じです。まぁ、どんな領域であっても、違う領域でいつかは活用できるであろうから学んでおいて損はないよ~みたいな感じになってしまうんですかね。

どうでしたか?今回はだいぶ真面目な話でしたけどこういう話もあっていいんじゃないかなぁって思うので看護についてのお話も今後どんどんしていく予定です。

今回の記事でよかったなぁって思ったら「💛」とフォローお願いします!それでは、みなさんさようなら~👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?