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デザイナーへの質問❹生成AIを仕事に取り入れている?

こんにちは。株式会社ミルです。
昨年15周年を迎えてインスタ上でいくつか企画を行いました。
その中の1つが「デザイナーへの質問募集」です。
いただいた質問について、
Noteの記事として1問ずつ解答を投稿していきたいと思います。
今回の質問でラストになります!

❹生成AIを仕事に取り入れている?

生成 AI は、既存のデータから学習して画像やテキストなどの新しいデータを作成する人工知能の一種です。

Adobe firefly

生成AIとの向き合い方

現在のミルのスタンスは「積極的にトライしていこう!」です。

AdobeIllustratorやPhotoshopなど、
デザイナーが日常的に使用するソフトに
生成AIが組み込まれ始めていますよね。
現段階の機能ですと、以前からあるライブトレース機能や
被写体を選択する機能などの発展型に近く、
我々にとっては、大きな障壁なく使用しやすいため、
そのあたりの生成AIについては、
既に取り入れていると言えるかと思います。

そして、音楽・動画・3D・音声など、
興味はあるけれど手が出しづらかった分野に
生成AI機能のおかげで挑戦しやすくなり、
専門分野から飛び出したクリエイティブに携わることが
できそうだと考えています。

一方で、社内では「著作権とか危険そう…」「クリエイティブの意味は?」と少しハードルを感じる声もでています。
確かに、著作権関連については、慎重に扱っていく必要があり
生成AIを使用する際には、しっかり意識していかなければならない点です。

いますぐに、自分たちの仕事がAIに置き換わることは想像できませんが、
そんな未来がないとは言い切れませんよね。
その時「デザイン」の仕事とは、一体どういった仕事になっているのか。
その時、AIと共存することができるのか…?

できるならば共存したい! 

共存することで、仕事のクオリティを上げ、
よりテンポ良く、より楽しいものにする。
今まで手が届かなかったクリエイティブにアプローチし、
生み出す世界観をより強いものにする。

そのために、日々進化していく生成AIについて知らないままにせず、
リアルな仕事でトライアンドエラーしていこう、
そんな風に、向き合っている最中です。
(どんなことになっていくのかワクワクしています!)

業務で使用した生成AI


生成AIで作ったものをそのまま使用することは、まだ難しいですが、
ラフやアイデア出しの際に使用したりなどは、すでに行なっています。
実際に使用したものをご紹介します。

①Adobe firefly

写真を使用する際に不都合な内容、
「耳から下げているマスクを取りたい」
「写真のモデルがつけているヘッドホンを取りたい」
というような時にPhotoshopのfireflyを活用しました。

コロナ禍に撮影した写真で、
「フェイスガードを取る」というリクエストに挑戦しましたが、
どうしても顔が西洋人に変わってしまうので断念ということも…
(JapanesやAsianをキーワードに入れると日本人顔に近づきました)

他には、
「建物の背景を夜明けの空にしたい」
「街中を背景にした笑顔の新卒社員の写真が欲しい」などの
デザインカンプ制作時のダミー写真制作にも役立ちました。

撮影に向けて、仕上がりイメージを掴むのに役立ったり、
デザイン上、サンプルがあることで気づける部分があったりなどでも
助かることがありました。

頭の中にあるイメージを
パッと再現できるようになったらすごいですよね。
そうなると、表現するための技術が不要になっていくのかもしれません。
いつかそうなるのでしょうか。

アプリ上で操作すると重くなるので
使う時には少し気合いがいります。

②ChatGPT

AIというと、これが定番でしょうか、社内でも使用率が高いです!
リサーチや、アイデアの壁打ちなどに主に使用しています。
鵜呑みは禁物と念頭に置きつつ…
もっと使いこなしたいと思っています。

③ChatPDF

案件で発生する膨大な資料を把握する際に重宝しています。
動作も快適でした。

④Figma to STUDIO

【こちらはお試しのみです】
FigmaのデザインをSTUDIOへスライドするように構築できる
夢(!)のような機能です。

画像が多かったので再現されるまでの時間が掛かったのと、
うまくSTUDIOへ持っていくためにコツを掴む必要があるのですが、
本当にそのままページができて驚きました。

自動でレスポンシブされることが、
良いようなネックなような…
実際に案件で使用する場合は頭の切り替えが必要そうです。
(FigmaやSTDUIO、プラグインなどもどんどん便利になっていますね!)

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まだまだ、生成AIは始まったばかりだと思いますが、
進化のスピードは想像より速そうです。
新しい情報をキャッチアップしながら、
デザインの新たな道具としてうまく使っていければと思います。

おすすめの生成AIがあればおしえていただけますと幸いです〜

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