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コミュニティトラブルあるあるのはなし。

数年前に、オンラインサロンとかが一気に増えた際、どういう仕組みなのか外側からではわかりにくいなと思い、いくつかお試し入会してみた時期があります。

そこから厳選してサブスク式の情報サイトも含めいくつか継続しているものもあるのですが、今日はこの体験の中から「どのコミュニティーでもこういうトラブルは起こるんだなぁ」ということと、「運営者の手腕でトラブルが起こってもプラスに転じたりできるんだなぁ」という話を書こうと思います。

オンラインサロンでは中での出来事や情報は口外禁止なものが多いため、具体例は無しで、概要だけお話しさせていただきます。


どのコミュニティーでも
こういうトラブルは起こるんだなぁ、の巻

いくつかのコミュニティでは、主催者発信だけでなく横のつながりづくりが盛んなところもあって、何かのプロジェクトを行ってみたり、カテゴリーごとに自由にコミュニケーションがとれる環境を用意している「場」があります。

そのなかでよく見るトラブルが、幅広い年齢・職種・環境の人が多いと、スレット内の「誰かの発言」に「それはルール違反じゃね?」とか「こうするべき」論を横から指摘する人が現れます。

SNS上でもよくみられる小さな論争が閉鎖的な場でも起こります。

さらに、揉め始めた最初の2人のやりとりをしばらくみていた人が参戦し出して、「君に共感はするが反論の言葉遣いが悪い」「ここは外野も見てるのだから穏やかに会話すべき」という議題が加わり、最初の論点もベクトルもどっかに放られていまい、最後誰かがブチ切れてコミュニティを退会することになる…という流れ…

けっこうあるあるな気がするのです。

私の体験では、それぞれ度合いは違うのですが、ちょっとした語弊や勘違いから、残念な結果と空間が生まれていくのを何度も経験しました。

最後は、運営責任者自らか、委託されているスタッフが対応することになるのですが、大体感情に火がついてしまった人が出てしまうと数日火が燻ってしまい、居心地が悪い場になっていき、そっと退会される大人が増えます笑

最近、また似た状況を拝見しまして、「なぜある程度共通の価値観を感じて入ったようなコミュニティでもこういうことが起こるのかなー」と思っていたのです。

ただ、ああ、こういうことかなとやっと府に落ちたので、記録メモがわりにこちらに投稿いたしました。


ほとんどの人は誰かのルールの中で生きている。

例えば、Aさんが作ったコミュニティにいるのなら、Aさんがルールの唯一の責任者です。
みんな、基本Aさんのルールに則って楽しもうとしていますが、法律や憲法と同じように「解釈の違い」問題が生じます。

この違いによって論争が生まれるのですが、
これは、

「ルールを増やして安心して居心地よくなりたいひと」
と、
「ルールを守ってもっと楽しく自由を広げたいひと」
の両方が存在しているから。


前者は前者の正義で
「ルールを守るべき、あなたはズルをしている」
となりますし、
後者は後者の解釈で
「ルールを守っているつもりなのに何故自分だけ急に指摘されたんだ?
」となります。

ほとんど、この構図でトラブっています笑

(大体は指摘された後者が謝っていることが多いのが気になります…)

(そして「すべき論」を言っている人の方が穏やかに諭す風な口調なのも気になります…)

だから結果的に、運営側にもっとルールを明文化しろとか要求をし出して運営さんが困るという…笑

アイデアが浮かぶ人にはルールの中で面白い「すきま」を見つけて世界を少しでも広げて生きやすくしたいための行為ですし、そうでない人には自分には気付いてもできないことを行動した人を非難したいだけな気もしましますが、、、

本当にルール違反なら議題が上がった時点で周囲の仲間も指摘するでしょうし、運営が何らかのインフォメーションを行いますから、だいたい、価値観・思考の違いによって起きているトラブルです。

つまりどっちも間違いなわけじゃない 
= だからこそ他人に自分の正義を押し付けない

だいたいこういうことなんじゃないかと…
なので、私は上記のようなトラブルに遭遇・または巻き込まれたときは、

「〜すべき論を言ってくる人」→ ルールを増やしたい人(ちょっと苦手)
「言われた側」→ すきまを見つけられる人(危険もあるが注目する人)

と分別することにしました。

どっちも社会には必ずいて、どっちが多数派というより、コミュニティ内であえて横並びの仲間に指摘するわけなので、単純に中道側にはいない人がやらかしているのだと、HSPの私は解釈し、スルースキルを磨こうと思いました。


過去にこんなトラブルを見ました。


明確に上記の問題だけなら、
コミュ力ある人同士だと、自分たちで落とし所を見つけて
解決することもあるのですが、過去にこんなことがありました。

(気分の良い話ではないので、私と同じHSPさんや繊細な方はこの章飛ばしてください)

Bさんは自律神経とコミュ力に問題を抱えていましたが(治療中でした)、とあるサロン内のプロジェクトに勇気を出して参加し、一生懸命みんなに尽くそうとしているなか、いつのまにか力んでしまい、自分の役割外にまでリアクションを起こすようになり、別の参加者からプロジェクトが混乱しているので運営で何とかしろとクレームが入ったそうです。さらに、別のプロジェクトに参加していた子がBさんとトラブってプロジェクトから降りたいと打診があり、問題が表面化しました。

結局Bさんは運営との話し合いを重ねたそうですが、最後は追い出されるように自分を責めて辞めて行ったということがありました。

トラブル処理が会員には見えないところで行われていて、皆何があったのかわからないまま、ある日突然Bさんが「私やめます。すみませんでした」と公のスレットで発言し、みんなが「何事か?」と心配している中、運営管理者が「やめるのだからもうここで発言しないで」的な対応したときにはさすがにびっくらしました。

Bさんも迷惑をかけたのかもですがこの対応はあまりにひどいし、事情を知らなかった私たちはいきなり「ああ、あのプロジェクト、トラブってたんだ」と後で知るという気持ち悪い結果に。

上記の例は「幼い(実際、社会経験浅そうな子たちが運営していた)運営側の力のなさ」が露呈してるだけなので、結局残念なサロンだった、ということなのですが…。

すこし話がズレますが、上記の運営の子達の言動を見た時、
ざわっとした既視感がありました。

仕事ではある程度判断能力が高く、コミュニケーション力がないと務まらない、実力主義の世界が実際あります。そこがとても小さな社会であることを、中にいる若い子たちは気づかずに、自分の会社や社長が有能なだけで、近くにいる自分も同じように扱われてしまうため勘違いして、仕事場と同じように他人の価値を即断してしまう時期があるのです。(うまく説明できなくてすみません。そういう場所や時期があるのです。いずれ、成長し責任を持っていくにつれ勘違いに気づきます。)

このコミュニティはTOPの人間がそこに気づかず(上司も結局幼かった)部下に運営を任せて部下の一方的な報告を鵜呑みにしていたため、最悪の結果になってしまいました。

退会後もしばらく気分が悪かったのを思い出しちゃいました。笑


運営側の対応の違いで
コミュニティ運営の成果の差は大きい

どこにでも、輪を乱す人というのはいます。
自分のルールでない場所で「すべき」論をいう人とか。
コミュ力の問題で知らずに自分の話ばかりしてしまい、
そっと周囲に避けられてしまう人とか。

でもみんな、悪気はないのです。心からその場を楽しみたいと思っているけれど、慣れてないからうっかり自分だけの正義だとは知らずに外に出してしまうだけなんです。そういう人たちも、周囲に忍耐があればちゃんと上手にコミュニケーションできるようになったりできるんです
実際、それができているコミュニティはあります。

輪を乱してしまうことは許されていいんだと思います。個性とも言えるし、その強弱もきっと日によって変わりますし。その人の失敗はその瞬間のものであって、すべての姿ではないはずなので。(ひとはみんな間違える!)

運営さんが大人だと、それを知っているから、妥協点を見つけてできるだけルールを増やさずに問題解決を目指す話し合いを開いてくれたりします。そうすると私たち一般参加者もお手伝いできることが出来ます。

でも、上記に紹介した悲しい例では、狭い業界の中で育った若い子のあるある勘違いで、不器用な子を断罪してしまったことは残念でした。

一方、私が今でもたまに遊びに行くコミュニティはやはり運営者が人格者なので、そういう閉鎖的なトラブルは起こりにくいですし、中にいる人たちも小さなトラブルがあるたびに解決方法を学んでいくので私自身も学びがありますし鍛えられているな感もあります。

今日はこんなことを考えておりましたw


おわり


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