書籍出版が決まったとき、編集さんが持ってきたものがすごすぎた
先日初めての書籍を出版して以来、ありがたいことに記念イベントの開催が6つも決まったのだが、そのなかで唯一「編集さん」を招いて行うイベントがある。
ちなみにわたしはこの編集さんと実際に顔を合わせたのは4回だ。
①最初の顔合わせ
②企画書チェック
③中間フィードバック
④最終フィードバック
以上!
まず、1回目の打ち合わせは「はじめまして〜」のご挨拶と、ざっくりとした企画概要から。ちなみにこの時点で出版は決まっていない。両者の思いを擦り合わせ、合致することがわかってから、編集さんが企画書を作って上に当てるのである。
1回目の打ち合わせは気楽なもんである。「いいっすね!!やりましょう!!」しか言ってないと思う。これもやりたい、あれもやりたい、とアイデアがわんさか出てきて楽しい時間だった。
ちなみに当時は「書くことが好きになる」というのを表題にする予定だった。
そして、来たる2回目の打ち合わせ。わたしはとんでもないものを目にする。
まず、1回目からの変更内容。「書くことが好きになる」というのでは曖昧だという指摘が入ったので、「書く習慣」をベースに全体を組み立てていくことが決定。
そして編集さんが出してきたのは…
なんですか、これは。
も、も、もしかして、わたしがこの2年間で書いたもの、全部読んだんですか…?
毎日のようにnoteを更新していたわたしが手がけた記事はおよそ600記事。それらひとつひとつに目を通し、書籍のヒントとなりそうな箇所を各章ごとにピックアップしてくれたのである。
正直書籍の編集さんの仕事内容は不透明なところが多い。
ドラマ「重版出来」「働きマン」や、BL漫画「世界一初恋」などで仕事の片鱗を垣間見ることはできるけど、割と個人の裁量が大きく、個々のやりかたで本を作っているように見られる。
だからこそ、「こんなことをやってくれるんだ!!」と、2回目の顔合わせにて一気に心を鷲掴みにされた。
きっと、この人とわたしのあいだに齟齬はない。
だって、わたしが書いた文章を600本も読んでいるのだから、わたしがどういう人物で、何を考えているのかがわかっている。
「現在のわたし」という観点から見れば、下手すると親よりもわたしについてよく知っている状態なのだから、怖いものは何もない。
よく、編集者と著者は信頼関係が大切だと言う。
でも、少なくとも4回しかなかった顔合わせのなかで、たった一瞬でわたしは「この人だったら伴走してくれるかもしれない」と確信が持てた。
だからこそ、それ以降ほとんどミーティングがなかったにも関わらず、テキストコミュニケーションだけで出版まで持っていくことができた。
これをすべての編集さんがやっているのかどうかは知らない。でも、こういう編集さんの熱意や努力の裏側が知りたくて、編集さんに根掘り葉掘り聞くイベントを作ってみた。
「いつか本を出版してみたい」
「編集さんのお仕事内容が知りたい」
そんな人はぜひ参加してみてほしい。(もちろん無料です!)
処女作『書く習慣』発売中です。
誰でもなんでもネットで自由に自分の思いを吐露できる時代。
「なにを書いたらいいのかわからない」「人に見せるのが怖い」という人に向けて、「書くことが好きになる」本を書きました。
書くことへのハードルをうんと下げて、皆さんの一歩を後押しします。
ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです!
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