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なんで日本人は消極的なのか

この前、帰国子女の人と「なんで日本人は消極的な性格なんだろうね」という話をしていた。

世の中はとっても理不尽だと思う。

小さいころはヤンチャで暴れていると「おとなしくしなさい」と言われ、自分の意思を貫こうとすると「言うことを聞きなさい」と言われ、朝礼で少しでも列がズレると「前ならえしろ」と言われる。

だんだんめんどくさくなって、反抗しなくなっていく。

それが、大人になるとむしろ「誰もやっていないことをしろ」とか「尖れ」とか「手を挙げろ」とか真逆のことを言われてうるしゃいなもーっ!!となる。

どっちやねん!!!

とにもかくにも、わたしは日本人が消極的なのはそんな教育のせいだと思っている。

あと、優しすぎるせい。

国民性かはわからないが、割とセンシティブで察知能力が高い人が多い気がする。

だから、こちらが意見をハッキリと言わなくても汲み取ってもらえるし、手を挙げなくても割と許されてしまいがちなところがある。

一方で、海外はサバイバルだ。

たとえば部活。日本だと、親切に部活オリエンテーションみたいなのがあって、朝礼でもアナウンスしてもらえて、普通に誰でも入れたりする。

しかし、海外では自分で学校のホームページに行ってお知らせから調べ、なおかつトライアウトというテストに合格したものしか入れない。

ボケーッとしていると部活に入りそびれるのがデフォである。行動しないと何も始まらないのだ。

また、選挙期間中は、授業そっちのけでディベートがいきなり始まったりする。

「主張しないと死ぬ」ような世界なので、自然と積極的に育っていくんだろうと思う。

だから、幼少期を海外で過ごした、帰国子女の人は割とアグレッシブな人が多い。

別にどっちが良いといい話ではないけど、生まれ持った性格に加え、環境というのはかなり大きいなぁと改めて考えてしまった。

察してくれるのはいいことだけど、察してくれるだろうと口を紡ぐのは、必ずしもいいこととは言えないなって。

気付かないうちにまわりに甘えて、消極的でも生きていけるような環境になっているのが日本なんだろうなって。

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