自己肯定感が下がりそうになったら
先日、以前ライティングを教えたことのある生徒さんが「自己肯定感が地に落ちている」と言っていたので、わたしが普段やっていることを書いてみる。
基本的に、みんなやる気のあるときは意識高い系ツイッタラーをフォローして刺激を受けたりなどするけれど、これが自己肯定感が下がりまくっているときに見ると、ただの毒にしか見えなくなってしまう。
だから、わたしは自己肯定感が下がっているときは、そういう呟きを見ないように、アカウントを変えている。
ここらへん、マジで根暗だとは思うのだが、わたしにはTwitterのアカウントが3つぐらいあるので、「マジで今この手の呟きは見たくないな〜」というときは裏垢に逃げるようにしている。
「フォロー外せばええやん」と思うかもしれないけど、大体が知り合いや友だちだったりするので逃げる。
わたしが普段関わっているフリーランス界隈の知り合いや友だちは、「シゴデキ」な人たちが多い。だから、Twitterではすんごくキラキラして見える。
それは、心が健やかなときに見れば「わたしもがんばろう!」と刺激をもらえるものだが、自己肯定感の下がりまくった状態のわたしには毒になる。
本人たちは真っ当な泥臭い努力をしているのも知っているので、キラキラしていないことは頭ではわかっているけど、どうしてもしんどいのである。
そんなときは、大学時代の、仕事の話なんて一切しないような友人だらけの裏垢に逃げて、心の安寧をキープする。「ラーメン食べた」「温泉行きたい」そんなどうでもいいツイートを見てほっこりしている。
「上には上がいる」というけれど、わたしは上どころか、横並びだったはずの同期が上へ向かっていく様を見るのも嫌なときもある。向上心があるのはいいことだけど、上ばっかり見ていると疲れちゃう。
そんなとき、「上ではない人」を見るといい。ここでいう「上」というのは、たとえば自分が目指すべき場所にいる人とか、羨ましいと思うような人や、同業者たちだ。
上以外の人たちというのは、自分の仕事とは全然関係がなかったり、畑違いで嫉妬の対象にならなかったり、損得勘定抜きにして付き合えるような人たち。
そうやってバランスを取っていくのが、自己肯定感を下げないコツだと思う。
わたしはすごい人たちのなかだとミジンコのような存在だけど、大学時代の友人にとってはただのわたしだし、「ゆぴちゃんフリーランスで生きていてすごいぃぃ!」と言ってもらえる。
フリーランスでいるだけで褒められるって、フリーランス界隈のなかにいるだけでは絶対にあり得ない。
そこで、「そうなの、もう4年目なの〜」「えらいね〜」というやり取りをする。ただのぬるま湯なのである。でもそれでいい。
あと、振り返って後ろを見るのもいい。これまでに積み上げたものを眺めてみる。これまでにやってきたことを思い出してみる。
それをちゃんと思い出すためにも、わたしは月報を書いている。
大丈夫、ちゃんと前に進んでる!と実感するための「振り向き」なのだ。
上ばっか見てたら刺激はあるけど首が痛い。別の方向を見ていたらラクだけど成長しない。
たまにコキコキと首を鳴らしながら、いろんな方向を見ていてもいい。
自己肯定感を守るのは自分自身だよ。
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