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待っていてもシンデレラにはなれない

「待つこと」って美徳なんだろうか。

「わたし待つわ」的な、強くしゃしゃり出ず、じっと時を待つことが、ある種の奥ゆかしさとしてあるような気がする。

「まだですか?」なんて急かしたらせっかちな奴だと思われてしまいそうだし。

逆にマイナスな印象を与えてしまうくらいなら、口をつぐんだほうがマシだ、なんて。

…でも、思うけれど、それで何か変わったことってあっただろうか?

一度、そうやって「果報は寝て待て」精神で待っていたこともあったけれど、そのうち何だか記憶も曖昧になって、「そんな約束あったっけ…?」なんてことがビジネスでも起きた。

そのときから、「あぁ、もう待つのはやめよう」と静かに決意をしたのを覚えている。

待っていても、奇跡は起こらない。

シンデレラストーリーはボンヤリと待っているだけでは始まらない。

シンデレラになった彼女たちだって、声をかけられるのを待っていたわけじゃなくて、自ら舞踏会に足を運んだのだから。

そんなことを、上司や会社の愚痴をこぼす友人たちを横目に思ったのでした。

向こうから言ってくれるのを待つんじゃなくて、こっちから言いにいかなきゃね。




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