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「人を見極める」能力について〜ずっと独身でいるつもり?〜

とにかくタイトルがキャッチーなこちらの映画を観てきたわけですが。

冒頭10分ほどで主人公の相手への苛立ちが募り映画館にいるにも関わらず「そんな奴に固執する理由なくない⁉︎ やめようよ!!!みなみ!!!」と叫び出したくなりました。

価値観の多様化が進んでいると言われている昨今で、「自分なりの幸せを探そうよ」と啓発してくるコンテンツは多いけど、私はそこにワンポイントアドバイスを加えたい。

もっと人を見る目を養おう?


見てくれとか学歴とかスペックで判断することの何の意味があるん?と思ってしまうわけです。

本映画の主人公のお相手役は商社マン。ルックスも良くて、趣味に費やすお金もあって、それなりに主人公のことを大切にしてくれる。

でも、「どこが結婚の決め手なんですか?」と聞かれて、「可愛くて綺麗で笑顔が好き」というような男なんです。

見た目しか見えてねぇ。

実際わたしの友だちにもいるんです。「スペックが良いだけで好きになれてしまう」という人が。でも、好きになれるだけマシだと思う。

いくらスペックが高かろうが、「好き」な気持ちって錬成できるもんじゃない。言うなればパクチー苦手な人が頑張って最高級のパクチーを食べているようなもんです。

もちろん自分にとっての幸せは何なのかを見つめ直すのは大事なこと。それによって、パートナーが必要なのか、ひとりが気楽なのか、シェアハウスが良いのか、自ずと生き方は見えてくるはずだから。

でもそれに加えて、見てくれやハリボテの肩書きに騙されずに、その人の本質を見抜く力を身につけてほしいんです。

バチェラーやバチェロレッテがいい教材になる気がする。

若さとかスペックで判断しがちなところを、みんななんとか短い時間で「その人自身」を知ろうと試行錯誤して質問をしたり、アプローチをしたりする。もちろん結果的に見極めが甘くてダメになってしまったパターンもあるけど、視聴者としては「いやいや、その人はきっと違うよ、あなたのこと好きじゃないよ」とわかるのに、本人は全然きづかなかったりする。

いくら頭がよかろうが、スペックが高かろうが、審美眼があるといったらそうではないのが現実なんだろうね。

だから一度、その人の肩書きを全部引っぺがしてみて、人間として好きかどうかを見極める。

特に、「尊敬できるかどうか」というのはすごく重要だと思う。リスペクトは恋愛を越えるから。やっぱりいくら男として女として魅力があろうと、人間として尊敬できない人はダメだと思う。

それも、「自分にないものを持っているから」と相手のスペックで自分の欠けたピースをうめるようなリスペクトじゃなくて、もっと本質的な。

めちゃくちゃ勢いでバババッと書いてみたけど、そんなことを考えさせられる映画でした。うん、そもそもちゃんと真剣に人と向き合って、自分に合うかどうか、自分の好きな自分でいられるか、尊敬できてるか、そのへんを見極めようよっていう。

変な話、映画には水すら自分で汲まないような亭主関白な人やできないことを小馬鹿にしてくる人や、「ひとりで生きられそう!」と言ってくる人がたくさん出てきたけど、その人たちが悪いと言ったらそうじゃない。

「亭主関白、男らしくていい!」って人も世の中にはいると思うし、需要と供給がマッチするのならいくらでも一緒にいればいい。

ただ、ちょっとでも「ん???」と思う人はやめとけというシンプルな話です。

一緒に過ごす人で人生は大きく変わると思うんよ。「結婚するかしないか」で語られがちだけど、わたしはどちらかというと「誰と過ごすかどうか」だと思うから。

気になる人、ぜひ観てみてください。

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