ゆるキャリとバリキャリがせめぎ合う、いま
わたしは基本的には「できることならラクしていたーい!寝てたーい!」という人間なのだが、一度ガッツリハードワークを経験しているからか、まわりに仕事人間が多いからか、たまに「もうちょっとハードな場に身を置いたほうが良いんだろうか」と考えることがある。
特に、大学時代の友人たちと話したあとなどはその傾向が顕著に表れる。
大学時代に所属していたバンドサークルは、酒カスだらけだったが、なんだかんだ卒業間際にはみんなちゃっかり大企業に就職しており、今もしっかり人生プランを立てて生きている人が多い。
ほとんどが口を揃えて「大変なこともあるけど、やめるつもりはない」と話す。堅実的で現実的な選択。ふらふらしているわたしはちょっとだけ焦る。
なんだかんだいって、働くことはそんなに嫌いじゃない。自分が頑張って取り組んだことで結果が出たり、認められたりすることはやっぱり嬉しいことだし、チームで一体となって何かを作り上げることも好きだ。
それでもフリーランスを選んだのは、圧倒的に自由度が高かったから。何も我慢せずにやりたいことがやれると思ったからだ。
でも、フリーランスをやったことで逆に、「フリーランスじゃなくても選ぼうと思えば仕事を選べる」ことも知ったし、コロナ禍を経て会社員にとっても時間と場所の制約はほぼないに等しいものになった。
だからこそ、わたしのなかのゆるキャリとバリキャリがせめぎ合うのだ。「これからどっちに進んでいくの?」と。
新しい仲間と新しいことに挑戦してみたい。今の自分にできることを試してみたい。その一方で、また不自由さを感じることがあったらどうしよう、自分の時間がなくなってしまったらどうしよう、となかなか一歩が踏み出せない。
意識が高まっているときは何でもやれるような気がして、あれこれ勉強してみたり、会社を調べてみたり、営業をかけてみようかなと思ったりすることもあるけど、ダウンしているときは何も手につかない日もあるので、そうなるのはちょっぴり怖い。
ゆるめるところはゆるめて、締めるところは締める。そんなふうにもうちょっと柔軟に考えられたら良いのだけど。
ゆるふわと好きなことだけをして生きてストレスのない人生。毎日が刺激的で成長を感じられる、バリバリ働く人生。
さて、どっちを選ぼうか。
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