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1-3.軽いノリで相談・報告する習慣をつくる

2023年春に発売予定の書籍『聞く習慣』の初稿をメンバーシップ限定公開しています。編集さんの手が入る前の原稿なので、書籍と見比べてみるとおもしろいかも…!?

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「まずは1対1で話す機会を作ろう」とは言いましたが、とはいえ「サシで会いましょう!」と相手を誘うことに抵抗を感じる人もいるはず。

そこで、わたしはサシで会うときには、「軽い相談」をセットで持っていくようにしています。

「相談」ってちょっと重ためなものだったり、深刻なものだったりするイメージがありますが、別にしょぼい内容でもいいんですよね。

わたしの場合は「今度◯◯に行くんだけど、オススメのごはんを教えて」とか、「最近髪の毛がパサパサなんだけど、ヘアケア何してる?」とか、一見「調べれば出てきそう」なことをあえて相手にぶつけるようにしています。

というのも、普段からわたしの使っている持ち物について聞いてくれたり、「どうでもいい話なんだけどさ!」と些細なことでも相談してくれたりする友人がいるのですが、彼女が自分の意見を参考にしてくれている様子を見ていて、「頼られるというのは嬉しいことなんだなぁ」と実感するようになったからです。

たしかに、自分の力で調べればわかることなのかもしれない。でも、あえてそれを相手に聞いてみることで、会話のネタもできるし、頼られた相手は嬉しく思ってくれるし、また次回の会話の種にもなる……という一石三鳥なことが起こるのです。

だから、自分のなかである程度リサーチはしておきつつも、悩んでいることや軽く相談したいことはメモにリストアップしておき、いつでも誰かに相談を持ちかけられるような状態にしておいています。

また、相談をしてアドバイスをもらったら、行動で感謝の気持ちを示すのもとても重要!

本をオススメされたらその場で買ってみたり、教えてくれた場所に訪れたら写真を撮って送ってみたり、アドバイスに沿って動いた結果を報告したり。

わたしの友人も、「ゆぴがオススメしていたコスメを買ったよ!」と見せてくれたり、本の感想を教えてくれたりするのですが、「オススメした結果」まで報告してもらえると、「教えてよかったなぁ」「また教えたいな」という気持ちになりますし、相手のこともどんどん好きになっていきます。

自分が「いい」と思ったことを素直に受け入れてくれて、「いい」と思ってくれる。これだけで好感度が上がるし、「行動した結果を伝えたい!」と次回会うための口実となり、定期的にその人と会話をする習慣ができていきます。

サシで話すきっかけを作るためにも、普段から相談や報告を軽いノリでしておくといいでしょう。どちらかが相談・報告したいことがあると、近況報告や相談を口実に飲みに行けるようになります。

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