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優等生の弊害

『優等生』

本人にとっては悪口に聞こえる言葉。
他人からしたら誉めているようでけなしているような言葉。

入社2年目、その言葉を痛感する

私は会社員としては良い人材だと思う。ただ扱いやすい、よく働く会社員。

言われたことは当たり前に遂行するし、会議でも積極的に意見するし、
何ごとも「頑張ります」と言って、細かいとことは後から筋つま合わせるタイプ。
クリエイティブな部署だけど、しっかり考えて時間をかけるからそこまで悪いものも出てこない。
まあ、多分期待以上でもない気もする。

昔から優等生な私。

子供の頃から、頑張ることが結構好き。
頑張りたくて強い部活も入ったし、テストもちゃんと勉強するから成績もそこそこ良い。体育祭でもめいいっぱい声出したいし、ルーキーズのような青春にも憧れるタイプ。
たいして努力しなくても絵も描ける、大抵のことはそれなりに器用にできる。

だからか自然に自分の能力に対するハードルも、目指す自分のハードルも高くなってたみたい。人よりうまくできるのが当たり前だったから。

それだからか、バカにされるのに慣れていない。
会社の社長から問われたことに、トンチンカンな回答をしてしまう自分、
「〇〇に弱い」とバカにされる自分。

悔しい。自己肯定感。

いつもバカ素直に返事だけして、疑うこともできないただの「ばか」じゃんって。自分のことが恥ずかしくなる。

先輩にOKもらうため、クライアントに間違い指摘されないため、
そうじゃないだろ。

「こうやりたかったんです!」ワクワク
「作ってみたんです。どうでしょう!」ワクワク

そんな気持ちで、もっと身軽に仕事に取り組もうや、自分。

「優等生」と言われてきたことで、自分への確信はある。
自分ならやってくれるはずだ、どうにかするはずだ、と。

ばかでも許される20代にたくさん失敗していこう。

追伸:「あなたは酒飲んで仕事するくらいがはちょうど良い」と言われた。よくわかってらっしゃるわ。


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