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なんでもない日

本日2023年3月21日(火)は、一粒万倍日+天赦日+虎の日+春分の日という今年最強の超開運日ら…

okamura miiko
1年前
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レモネードにしてあげるよ

米津玄師の「Lemon」を聴いていると、吉本ばななの小説「ムーンライト・シャドウ」を思い出す…

okamura miiko
2年前
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月曜の憂鬱は日曜から始まる

早く起きて、今度こそ先延ばしにしていたことを全て片付けよう!と意気込んでいた日曜の朝。ま…

okamura miiko
2年前
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祝福

毎日、同じようなことばかり考えている。高すぎる理想と、そこには永遠に届きそうもない自分の…

okamura miiko
2年前
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チカちゃん

最近、noteでバズっているというエッセイを読んだ。男性が書いた、一見女性の気持ちに寄り添っ…

okamura miiko
3年前
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いつか、最後の恋を。-episodeII-

どうして、人は自分の運命の相手ではない人に恋をしたり、一時でも心を惑わされてしまうんだろ…

okamura miiko
3年前

いつか、最後の恋を。-episodeⅠ-

特に何があったというわけじゃないけれど、思い通りに生きれない、悪夢のような散々な日々だった。人生における数少ない美しい思い出は、若さによるまやかしか、あるいは独りよがりの妄想の中にしかなかった。 初恋の人はテレビの向こう側のスターで、いい年した大人になってもずっと彼のことが忘れられなかった。将来彼と結婚するんだ、なんて子供らしい夢は見なかったが、彼に恋する前の自分にはどうしても戻れなくて、それ以降、私はこの恋を抜きに本当の自分を語る術を失った。 それは、他の誰に恋をしても