雑節。~入梅~
北陸と東北で梅雨入りしたとみられると
気象庁は発表しました。
これで梅雨のない北海道を除くすべての地域で
梅雨入りしたことになります。
そんな今日は入梅。
入梅は雑節のひとつで
立春から135日目(6月11日頃)の
「暦の上で梅雨が始まるとされている日」
とされています。
雑節とは季節の目印のことで
二十四節気や五節供のように
中国から伝わったものではなく
日本人の生活文化から生まれた
日本独自のものです。
入梅
入梅という言葉は
文字通り、梅雨に入る時期という意味です。
実際に梅雨に入るとは限りませんが
この時期になると雨の日が増えて
梅雨入りとなることも少なくないので
暦どおりにきちんと季節が廻っていることへ
毎度、感心してしまいます。
入梅と呼ばれる由来は
梅の実が熟する頃に雨季に入ることから
入梅といわれるようになったという説や
この時期はカビが生えやすいということから
カビ(黴)の字は「バイ」とも読めるので
同じ音の「梅」の漢字をあてて
梅雨といわれるようになったとの説もあります。
梅干し
糖質の代謝を促進させる効果と
疲労回復成分のあるクエン酸が
梅干しに多く含まれています。
あと、個人的に意外なのは
植物性乳酸菌が含まれているということ。
植物性乳酸菌は
腸内環境を整えることによる便秘予防や
肥満予防や免疫力アップ
抗アレルギー効果などが期待できます。
そして、昔から梅は
三毒(食べ物の毒・血液の毒・水の毒)を断つ
といわれる健康食なので
苦手な方でなければ
気にかけて摂りたい食品のひとつです。
入梅いわし
入梅の頃に出回る旬のものに
入梅いわしが挙げられます。
入梅の頃に水揚げされる
産卵前のマイワシのことで
脂がしっかりとのっておいしいといわれます。
いわしには
血中コレステロールを低下させるといわれる
EPAが豊富に含まれていて
健康的な食生活を目指す方にオススメの魚です。
おわりに
農家の人達にとって、田植えをするにあたり
この時期の雨はとても大切なものです。
今では気象庁が梅雨に入っただの明けただのと
発表してくれますが
天気予報が無かった江戸時代には
入梅は田植えの日を決める目安でした。
日々の暮らしから雑節を設けるなどして
暦を定めてきたという歴史があり
先人の知恵が詰まっているなぁと
季節ごとに感心するばかりです。
この時期に気をつけたい食中毒対策として
食あたりを防ぐ役目のある
みょうが、しょうが、わさび、大葉などの
薬味を活用するなどもいいですね。
激しい気温差や
高い湿度からくる鬱々としたものなど
自分が少しでも快適にいられるよう
対策をして過ごしたいものです。
そして
洗濯物を生乾き臭にしない為の戦いが
続く日々ですが
なんとか乗りきっていきましょ〜!!*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。
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