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トラビス・ヘイリー氏 スピードリロードの要点


CQBにおいて敵との交戦中に銃が弾切れになったとき、それは「人生最悪の瞬間」と表現される。銃のボルトが後退したところでロックされたなら、速やかに新しい弾倉に交換しなければならない。実戦においてスピードリロードを経験した兵士は少ないかもしれないが、スピードリロードはCQBにおいて重要な技術であることは言うまでもなく、兵士にとって必須の技術である。

タクティカル・インストラクターのトラビス・ヘイリー氏は、アメリカ海兵隊フォースリーコンやブラック・ウォーター社コントラクターとして実戦経験豊富なインストラクターだ。同氏はスピードリロードを行うにあたって「ワークスペース」「銃口の向き」「薬室の確認」「ボルトキャッチは必ず親指で押す」の4点をポイントに挙げている。

「ワークスペース」
弾切れの弾倉を銃から落とし、新しい弾倉を銃に装着するにはワークスペース(作業空間)が必要だ。銃を肩付けしたまま新しい弾倉をとり、下から弾倉を装着するという教科書的な方法もあるが、これは動きながら行うには難しい。従って銃を回転させて弾倉を入れやすくする必要がある。床尾を脇に挟んで固定してもいい。

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